PR

4年乗った自転車の傷をチェックしてみた【DAHON Visc EVO】

DAHON Visc EVOの傷をチェック

2017年モデルの『DAHON Visc EVO』を買ってから4年が経過したので、傷のチェックをしてみました。

今回は、傷の傾向からどのようなことに気をつけたら良いのか、その対策と補修方法を紹介していきます。

コーティング剤の売れ筋ランキングはこちら

スポンサーリンク

メインフレームは無事

トップチューブは奇跡的にきれいな状態。

4年乗ったDAHON Visc EVOのフレーム

自転車のフレームに傷がついてしまう原因として最も多いのは、自転車を倒した拍子にどこかへぶつけてしまうことでしょう。

しかし、わたしの経験から言うと、転倒してもペダルとハンドルで支えるから、トップチューブは意外と無傷で済むことが多いです。

メンテナンス中に傷つくことが多い

フレームに傷がつくとしたら、工具やスプレー缶を落としたり、空気入れを倒してぶつけたりするなど、家の中で傷をつけてしまうことが経験上多い印象です。

DAHON Visc EVO 2017年モデルのフレーム

とくにメンテナンス中に工具を当てたり、パーツの取付中に傷をつけてしまうことが多いので気をつけてください。

フレームの裏側

フレームの裏側も目立つ傷は見当たりませんでした。

自転車フレームの裏側の傷をチェック

ロードバイクだと数千キロも走れば「飛び石」による傷が1つや2つあるんですけどね。

折りたたみ自転車の場合は、タイヤがフレームと離れているし、スピードも出さないから飛び石による影響が少ないのかも。

フロントフォーク

フロントフォークの傷をチェック

フロントフォークも無事。サイクリングロードで草をこすったりしていましたが意外ときれいでした。

チェーン周りの傷

自転車の後輪をはめたときの傷

チェーンステーは「ホイールの脱着」や「チェーン接触」による傷がつきやすいところです。

フレームエンドの傷

フレームエンドの傷

スプロケットなどが当たってできた傷が目立ちます。

フレームエンドの塗装傷

ここは使用していれば、どうしても傷がつくところなので気にしないようにするのが一番です。

チェーンによる傷

チェーンステー内側の「線傷」は、伸びたチェーンをいつまでも交換せずに使っていたためについたものだと思われます。

伸びたチェーンによる傷

チェーンが伸びてたるんでいると本来当たらないところに当たって、傷をつけてしまうので早めに交換することをおすすめします。

関連記事:摩耗で伸びたチェーンを新品に交換する方法【初心者向け】」

チェーンを外すときも要注意

チェーンを外したときのフレーム傷

これはチェーンを外したときの傷です。

なぜこのようなところにチェーン傷があるのかというと↓

チェーンを外して暴れたときの傷

チェーンを外したときにリアディレイラーがすごい勢いで戻るから、そのときにチェーンが跳ね上げられて当たってしまったのです。

チェーンを脱着するときは必ずチェーンフックを使うようにしましょう。

シルバーは傷が目立ちにくい

チェーンステーの傷を確認する

上の画像で見た傷は遠目からだとほとんど目立ちません。

傷がついてしまっても、最悪そこまで目立たないのが「シルバー」のメリットです。

クランク周りの傷

シューズによってクランクの塗装が剥げた

右クランク中央の塗装が薄くなっています。

シューズがクランクにあたって擦れる

これはシューズが擦れてできた傷です。中古のクランクでよく見かけますね。

わたしはよく走った証拠なので気にしませんが、防ぐなら最初に保護テープを貼っておくしかないでしょう。

センタースタンドの傷

センタースタンドとクランクによる傷

センタースタンドはどうしても左クランクが当たって傷が入ってしまいます。

これは「センタースタンドの宿命」なので仕方ありません。

チェーン脱落による傷

チェーン脱落による塗装傷

これはチェーン脱落時の傷でしょう。

チェーン脱落による塗装傷をタッチアップする

シリコンオフで脱脂してから「タッチアップ」してサビを防止しておきます。

タッチアップペンは自動車用の似た色を使えば問題ありません。

タッチアップした自転車の塗装傷

気にしてもしょうがないので、凹みは完全に埋めていません。

フレームエンドの傷も同じく「タッチアップ」で補修しておくとよいでしょう。

アウターケーブルによる傷

保護テープで傷を防ぐ

ヘッドチューブをアウターケーブルから守る

ヘッドチューブとアウターケーブルが触れるところは購入時から「保護テープ」を貼っていました。

ヘッドチューブとアウターケーブルの触れるところをテープで保護

テープを剥がしてみると、きれいな状態に保たれています。

保護テープはコニシの『ストームガードクリヤー』を貼っていました。

4年間貼りっぱなしでしたが、ちゃんと保護されていますね。耐久性は実証済みなのでおすすめです。

関連記事:アウターケーブルの接触からフレームを保護する!例のテープを再購入

隠れたところも要注意

シフトワイヤーのアウターケーブル

他の部分も調べてみると、気になる傷がありました。

シフトワイヤーのアウターケーブルによる塗装傷

ここは盲点ですね~。

やはり最初に「保護テープ」を貼っておかないと傷は防げません。自転車を購入したら早めに「保護テープ」を貼るようにしましょう。

シートポストの傷

シートポストのクランプ部分の傷

クランプ部分の跡は仕方ないですね。

シートポストの線キズ

この線傷はポストを上下させたときのもの。

クランプの内側にバリや砂利が入っていないかチェックすることで防止できたでしょう。

鉄粉によるサビ

塗装面に気になる茶色いシミがありました。

自転車フレームの鉄粉によるサビ

どうやらサビてるっぽい。たぶん、鉄粉によるものかな。

鉄粉で錆びる仕組み

「鉄粉」は気づかないうちにクリア層に付着して、あれよあれよと、サビが発生して洗車しても取れなくなってしまいます。

コンパウンドで磨く

鉄粉によるサビを液体コンパウンドで落とす

とりあえず液体コンパウンドで磨いてみました。

鉄粉のサビを液体コンパウンドで磨いた塗装面

ここはクリア層でサビの進行が止まっていたので、磨いたらきれいになりました。

車用の鉄粉除去剤を使ってもよかったかもしれません。

サビの侵食が深い場合

自転車フレームの鉄粉によるサビ

こちらにも「鉄粉」によるサビを発見!

鉄粉のサビが塗装面まで侵食

あ~、ここはクリア層の下の塗装面までサビが侵食していました。

鉄粉によるサビをタッチアップする

この場合は「タッチアップ」してサビの再発を防止すれば問題ないでしょう。

鉄粉を防ぐには

「鉄粉」の付着防止策として最も効果的な方法は、ガラス系コーティング剤によるボディ保護がおすすめです。

コーティング剤を塗ることで「鉄粉」が塗装面に付着することを防ぐことができます。

関連記事:自転車にバリアスコートを塗ってプロ施工したような艶を出す!

その他の傷

リアディレイラーの傷

このリアディレイラーの傷は、たしか道路の縁石によるものです。

気をつけていても長く乗っていると、気の緩みでこすってしまうことがあります(汗)

自転車グリップの劣化

グリップも結構ボロボロ。

手のひら部分がツルツルになってしまっていますが、まだ使えそうなので限界まで使おうと思います(笑)

室内保管は長持ちする

ハンドルポストの日焼け

自転車は「室内保管」なのでハンドルポストやハンドルバーは黒いままです。

外に置いておくと紫外線で日焼けして黒色が茶色に変色してしまうので、できるだけ室内に保管しておくことをおすすめします。

樹脂パーツの白化

また「樹脂パーツ」も紫外線によるダメージを大きく受ける部分です。

樹脂製パーツが時間とともに色が白くなっていくことを「白化はっか」といいます。白化すると見た目が悪いばかりか、もろく割れやすい状態になってしまいます。

シフターの樹脂の白化

シフターの樹脂パーツは室内保管のおかげか、また透明できれいな状態です。

室内保管により、紫外線を防ぐことで自転車の寿命を大きく伸ばすことができます。

まとめ

  • フレーム傷はメンテナンス時につきやすい
  • チェーンによる傷に注意
  • 鉄粉はすぐに除去する
  • コーティング剤でフレームを守る
  • 保護テープは最初に貼る
  • タッチアップでサビ防止
  • 室内保管だと長持ちする

室内保管していれば4年経ってもそこそこきれいな状態に保つことができることがわかりました。

傷がつくとすれば、メンテナンス時に工具やチェーンを当ててしまうことによるものが多いです。

長い間自転車に乗っていると、フレームの塗装に傷がついたり、剥げてしまうのは仕方がないことなので、あまり気にしないようにすることが一番です。