わたしは「コーティング剤」を買ってもしばらくすると塗るのをサボってしまいがちなタイプです(汗)
どこかに「長持ちするコーティング剤」はないかと探していたところ、ワコーズの『バリアスコート」』が目にとまりました。
なんでも謳い文句によると「最長6ヶ月間持つ」ということで試しに購入してみました。
バリアスコートとは
ワコーズの「バリアスコート」は、ガラス系コーティング剤で検索すると、一番にヒットするくらい有名な商品です。
値段が3,500円もするので迷いましたが、自転車以外にも車で使えばいいやと思い購入してみました。
クロスが2枚付属
約50cm×30cmの大きな「マイクロファイバークロス」が2枚も付属してきました。
樹脂パーツもOK
自動車、バイク、自転車、金属パーツ、樹脂パーツに使用することができます。
樹脂パーツに使うと紫外線による白化と防止できるそうです。
耐久性は?
自転車フレームに塗ってみたところツヤツヤのピカピカになりました↓
耐久性のレビューを見てみると、やはり6ヶ月は難しいようで、車の場合で3ヶ月程度みたい。
「最長6ヶ月間」というのは、ガレージとかで保管した場合かな。
しかし、簡易のガラスコーティング剤だと1ヶ月も持たない商品が多い中、3ヶ月も持てば上々です。
傷隠しには向いてない
「バリアスコート」を使い込んだ傷だらけのスマートフォンに塗って、傷が隠せるか実験してみました。
施工後、ひと晩放置して比べてみたところ…
うん、まったく同じだ(笑)
薄い傷も消えてない。自転車のフレーム傷で試してみても同じ。艶は出ましたが、残念ながら傷を隠す効果はないようです。
傷隠しなら『プレクサス』の方がマシかな。こちらも大きな傷こそ消せませんが、薄く小さな傷ならある程度目立たなくさせることができます。
自転車フレームへの塗り方
塗り方は自転車も車も同じ。
- 洗車する
- よく振ってスプレー
- 薄く塗り伸ばす
フレームに塵や埃が残っている状態でコーティング剤を塗ると、塗装面に傷が入ってしまうので、必ず「洗車」してから塗り始めます。
あとは薄くムラにならないように丁寧に塗っていけば問題ありません。
洗車する
面倒でも最初は必ず洗車して汚れを洗い流しましょう。
商品説明によると「濡れたボディにも使用OK」とあるので、完全に乾かさなくても拭き取りと同時に施工してしまって大丈夫です。
布に直接スプレーする
自転車は塗る範囲が狭いので、車体にスプレーしてしまうと必要のないところにも液体がかかってしまいます。
なので布に直接スプレーしてから塗り始めましょう。
スプレー缶をよく振って少量を布に染み込ませたら、複数回に分けて少しずつ塗っていきます。
クランクやチェーンは外しておく
クランクやチェーンの隙間は塗りにくいので、できれば外してから作業することをおすすめします。
もちろん無理に外さなくても大丈夫。
工具さえ揃えれば、意外と簡単に外せるのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
クランクを外すだけで、こんなに塗りやすくなります。
自転車を逆さまにする
次に前後のホイールを外して、フレームを逆さまに立てます。
これでかなり塗りやすくなりました。
もしかしたら裏側のほうが塗るところが多いかも。
チェーンステーの裏側も丁寧に塗っていきます。
フロントフォークは、ツルツルのピカピカになるのがわかりやすいから磨きがいがあります。
狭いところは「キムワイプ」を使う
「マイクロファイバークロス」では厚みがありすぎて、アウターケーブルの裏側などがうまく塗れません。
こんなときは「キムワイプ」というペーパーウエスに持ち替えて塗るといいです。
このとき「アウターケーブル」も塗ってしまって問題ありません。
キムワイプなら毛羽立たない
なぜ「キムワイプ」かというと、それは毛羽立たないからです。
使用するウエスによっては、画像のような「繊維くず」が付着してしまうことがあります。
しかし「キムワイプ」ならその心配がありません。「毛羽立たない」からスマホの画面やメガネを拭くのにもピッタリなウエスなんですよ。
ホームセンター等でひと箱200円くらいで買えるので持っていて損はありません。
フレーム以外も塗っていく
自転車にはフレーム以外にも「バリアスコート」を施工できるパーツが沢山あります。
意外と汚れやすいリム
こうしてリムにも塗っておくと汚れが付きにくくなり、埃もサッと拭くだけで取れるようになります。
ただし、ブレーキ面に塗らないように慎重に作業してください。
スポークやハブも
スポークは1本1本塗って、バブにも塗っておきます。
その他パーツも
ブレーキ本体、クランク、リアディレイラー等にも塗っていきます。
樹脂パーツに塗ると、紫外線による白化を防ぐことができるので、樹脂パーツの多い自転車には「バリアスコート」を強くお勧めします。
塗り終わった自転車
施工後、コーティング剤が定着するまで1~2日は雨に濡れないようにしてください。
写真ではうまくツヤ感が表現できませんでしたが、肉眼だとツヤツヤです。
わたしの車はディーラーでコーティング施工してもらったものですが、その車と同じツヤ感が再現されています。
それから自転車は塗装面が少ないせいか、雑に塗っても気になるムラはみられませんでした。
クロスで撫でるとツルツルに滑って、いかにも汚れをはじいてくれそうな感じがします。
まとめ
- 洗車後濡れたまま塗れる
- 耐久性が高い
- 常に濡れたような艶
- 樹脂パーツにも塗れる
- 傷隠しには向いてない
- 価格がちょっとお高め
ワコーズの「バリアスコート」なら自転車、車、バイクなど幅広く使うことができます。
値段は他のコーティング剤と比べたら高価ですが、お値段以上の仕上がりと耐久性があるので満足しております。