「高い静粛性」と「実走に近い乗り心地」で話題の『 Xplova NOZA S 』を購入しました!
これは仮想世界の中でトレーニングすることができる“スマートトレーナー”と言われるタイプのローラー台になります。
本体に「パワーメーター」や「自動負荷調整機能」を内蔵しているので、「ZWIFT」等のバーチャルサイクリングサービスとの連携が簡単に行えます。
Xplova NOZA Sとは
仕様
製品名 | Xplova NOZA S |
---|---|
寸法(設置時) | 593 × 514 × 465mm |
本体重量 | 17kg |
フライホイール重量 | 5.9kg |
音声レベル | 58dB(30km/h) |
最大パワー出力 | 2500W(58km/h) |
最大再現傾斜 | 18%(70KG) |
ブレーキタイプ | 6極電磁式 |
精度 | ±2.5% |
自転車との互換性 | ロード:700c、650c MTB:24インチ、26インチ |
ドライブトレイン | 8/9/10/11スピード shimno/SRAM スプロケットは別売り |
無線通信 | ANT+、ANT+FE-C、Bluetooth |
ファームウェア | アップグレード可能 |
スピンダウン補正 | 可能 |
電源 | 100-240V、1.5A、50Hz-60Hz |
到着した荷物
箱は「150サイズ」。キャンペーンで「トレーニング用マット」が付いてきました。
セッティング例
わたしは『 NOZA S 』に20インチ451サイズの折りたたみ自転車(DAHON Visc EVO)をセットして使っています。
結論から言うと、この組み合わせで問題なく漕ぐことができています。
この記事では「組み立てからセッティング」、「騒音測定」や「漕いでみた感想」について詳しくまとめています。
開封の儀
10万円もしたので緊張しつつ開封。
フライホイールの重量は5.9kg、サイズは20.5cm、本体はかなり重いです。
付属品
付属品はこれだけ。保証期間は1年、説明書に日本語版も入っています。
組み立てる
組み立てといっても、前後に脚を取り付けるだけなので簡単です。
前脚を差し込む
まずは「前脚」をパイプに差し込みます。
銀色のシャフトが脚の穴に「カチッ」とはまればOK。
後ろ脚を取り付ける
- ボルト×2
- ナット×2
- 樹脂製のナットキャップ×2
- 付属のレンチ
ボルトを取り付けるときは、ネジ山に「グリス」を塗るのを忘れずに。
本体を持ち上げて、ボルトを通したら、ナットをしっかりと締め込みます。
最後に「樹脂製のキャップ」をナットにかぶせたら完了です。
前脚に「回転ノブ」を取り付ける
前脚のクランプ部分に「回転ノブ」を取り付けます。
ボルトにグリスを塗って、スペーサーを両脇から挟んだら、ノブを締め込みます。
以上で本体の組み立ては完了です。
スプロケットを取り付ける
スプロケットは付属してこないので、別途専用のものを用意する必要があります。
アダプターを差し込む
次にクイックリリースの「アダプター」をフライホイール中央の穴に差し込みます。
逆側は出荷時から取り付けてあります。
スプロケットを取り外す
『 NOZA S 』用のスプロケットをまだ買っていなかったので、ホイールから拝借します。
スプロケット脱着工具は、これから少なからず使うことになるので、もし持っていなければ用意しておきましょう。
スペーサーについて
『 NOZA S 』のフリーボディは、Shimano/SRAMの「8/9/10/11速」に対応しています。
11速用スプロケットならスペーサーは必要なし、8~10速用は「1mmや1.85mmのスペーサー」が必要になってきます。
スペーサーの組み合わせについては『スプロケットの取り付けに必要なスペーサーまとめ』で詳しく紹介しています。
フリーボディにグリスを塗る
メンテナンス本によって「塗る」とか「塗る必要はない」とか様々なんですが、一応、金属同士が触れる部分なので、わたしは薄っすらとグリスを塗るようにしています。
工具を使って取り付ける
「スプロケット取り付け工具」を使用して、本体にしっかりと固定します。
自転車をセットする
わたしは無謀にも20インチの折りたたみ自転車を『 NOZA S 』に取り付けて使おうとしています。
といいますか、もともと小径車しか持っていません(笑)
前脚の位置を変更する
少しでも小さい自転車に適用させるため「650C/24インチ用」の穴に前脚をセットし直します。
銀色のシャフトは「スプリング式」になっているので、銀色の出っ張りを奥まで押し込みながら、前脚を動かすことで簡単に位置をずらすことができます。
フレームをセットする
フレームのリアエンドを軸に乗せるとき、リアディレイラーのケージ部分が「ガチャガチャ」と跳ね返ったりして、邪魔になっていると思います。
これにはちょっとしたコツがあって、リアディレイラーのケージ部分を親指で押しながら乗せると、スムーズにはめられます。
クイックリリースで固定する
『NOZA S』に「クイックリリース」は付属してきましたが、普段使い慣れている自転車付属のもので締めても問題はありません。
自転車のセッティングが完了!
これでセッティングは完了です。
ちなみに、この自転車は『DAHON Visc EVO(公式サイト)』という20インチ451サイズの折りたたみ自転車になります。
20インチだと車体が斜めになる
うーん、ホイールが小さいから車体が斜めになってしまいました(汗)
これでは「坂道を下っているような体勢」で漕ぐことになるので対策しなくてはなりません。
サドルが水平になるようにする
サドルは「水平」になるようにセッティングしてあるので、このサドルの上においた「水平器」が水平になるまで、前輪の位置を上げてやります。
前輪の高さを調整する
ELITEの高さ調整可能な『ライザーブロック』を使用して水平にしました↓
「木材」を使って高さを調整するよりも見た目がはるかに良いです。
乗り込み位置と目線は高くなったものの、姿勢はいつも通りになったので快適です。
関連記事:ELITEの高さ調整可能なライザーブロックを使って水平を出す!
漕いでみた率直な感想
いやスゴイわこれ。
「稼働時の静粛性」と「漕いでいるときの実走感」に感動しました。
聴こえてくるのは、チェーンが回るときの「チャラチャラ音」のみ。
振動もほぼ感じないですし、耳ざわりな高音や変なノイズが鳴ることもありません。
そして実際に自転車を漕いているかのような滑らかなペダリングがGood!
例えるなら、すこし重めのホイールを履いて漕いでる感覚に近い。まぁ実際、鉄の円盤を回してるんだからそりゃそうか(笑)
フライホイールについて
「フライホイール」が大きいほど、実際の走行感に近いそうです。
大型のフライホイール(9kg)が搭載されている『 SARIS H3 』と迷いましたが、わたしは最終的に「安い価格」と「小型なサイズ」を優先して『 NOZA S 』を選びました。
ロードバイクを本気で漕ぐなら、もっと高性能なモデルでもいいと思いますが、おもに折りたたみ自転車でサイクリングすることが趣味のわたしには『 NOZA S 』で充分な満足感が得られています。
騒音を測ってみた
スマートフォンの「騒音測定アプリ」を使ってdB(デシベル)を測ってみました。
測定結果
『 NOZA S 』の騒音は「約50dB前後」で推移しています。
これがどのくらい騒音か気になったなら「騒音測定アプリ」をインストールして試してみてください。
騒音測定器:Sound Meter
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ローラー式と大違い!
むかし、中古で「ローラー式」のサイクルトレーナーを買ったことがありました。
もちろん、ネットでちゃんと下調べをした「静音タイプ」のものです。
しかし、実際に乗ってみると「凄まじい轟音」と「振動」が響き渡り、1日で乗るのをやめて売ってしまった経験があります。
そのトラウマから『 NOZA S 』を購入するまで迷いに迷いましたが、実際に乗った今なら「音で後悔することはない」と断言できます。
さすがに、これ以上の静粛性は無理でしょう。だって、普通に漕いでいればチェーンが回るときの音しかしないんですから。
純正マットが大きすぎる!?
『純正マット』が大きすぎます(汗)
『 NOZA S 』と並べてみる
ちょっと、大きすぎやしませんかね?
- 前脚の幅:約60cm
- マットの幅:約90cm
しかも「全長は約198cm」あるそうだ。
これを8畳の部屋に敷くと、かなり狭くなりそうな予感がします。
マットに問題はない
手にとってみると、マット自体は硬くて弾力のある「良いマット」だと感じました。
部屋のスペースを気にしないのであればとくに問題はありません。
わたしは部屋が狭くなるので、『パズルマット』で代用しようかと考えています。
おわりに
- 実走に近い漕ぎ味
- 驚きの静粛性
- 騒音はたったの50dB
- 組立が簡単
- 20インチでも何とかなる
- 純正マットは大きめ
あえてデメリットをあげるなら「10万円」という価格でしょうか。わたしも購入するまで相当迷いました。
しかし、現在は新型コロナにより、家にいることが多くなりましたし、なにより冬は寒い(笑)という理由が購入の後押しになりました。
購入した今では「実走に近い漕ぎ味」と「チェーンの音しかしない静粛性」に大変満足しています。
これから「ZWIFTとの連動」などのレビューもしていこうと思うのでお楽しみに!