ゴリックスのチェーンルブを買ってみました。
「GORIX-Line」という商品名で他の注文ついでに買ってみたのですが、意外や意外これが結構いいオイル。
一言であらわすと「そうそう、こういうのでいいんだよ」と思わせてくれるチェーンルブなんです。
ゴリックスとは
ゴリックスは「ごっつプライス」という自転車部品を取り扱う大阪のECサイトが立ち上げた自転車部品ブランドです。
「GORIX-Line」は抜群の浸透力によりチェーン細部まで浸透し、すぐれた潤滑効果が持続する自転車用のチェーン用潤滑剤。
オイルがピンク色だから差しやすい
オイルの色は“ピンク”。
透明なオイルより見やすく、チェーン1コマ1コマに差しやすい。
日本製で容量はたっぷり120ml。
ちょうどいい粘度
「GORIX-Line」はドライタイプのチェーンルブ。
ドライタイプはサラサラなオイルであることが多いのですが、「GORIX-Line」は少しの粘り気と軽いウェット感があります。
ちょうどいい粘度でチェーンの細部まで浸透してくれます。
ノズルは1コマずつ差すには、少し量が多めに出やすいかも。
逆にチェーンをなぞるように一気に差す場合は扱いやすい。
オイルを節約したいなら、別途、“オイル差し”に詰め替えることをおすすめします。
ドライタイプの割に持ちがいい
オイルが切れてくると、チェーンから「チリチリチリ」や「シャリシャリ」という音が鳴りはじめます。
「GORIX-Line」は360kmほど走行した時点でも滑らかなまま。
まだまだ走れそうですが、300kmを目安にオイルを差し直すといい感じだと思います。
ドライタイプだから汚れにくい
一つ上の画像のように汚れても、チェーン側面をウエスで拭き取るだけで、きれいに汚れが落ちます。
メンテが楽なのはうれしいですね。
人気のチェーンルブと比較
上のチェーンルブ2つと比較してみます。
どちらも人気商品。
KURE チェーンルブドライ
チェーンの汚れにくさでいえば、これが一番汚れない。
オイルはドライタイプなのでサラサラ。
200km手前でチェーンがチリチリ鳴りはじめるのでメンテナンスの頻度は早い。
AZ ロードレースSP
AZ(エーゼット)のチェーンルブは、滑らかで気持ちよく回る印象があります。
しかし、粘度が緩いので液垂れしやすく、チェーンやスプロケットが真っ黒に汚れるのがマイナス。
こちらも200kmほどでメンテが必要。
スプロケットの汚れ具合を比較
KUREは砂埃などの汚れが一番つきにくいです。
しかし、汚れが乾燥して固着するので意外と汚れが落としにくい。
AZは墨のように真っ黒テカテカ。
3つの中では一番滑らかに回りますが、汚れが手につくと伸びやすく広範囲が汚れるからどうも苦手。
「GORIX-Line」はKUREと同じくらいの汚れ具合。
オイルはKUREより湿っていますが、その分、長持ちで汚れは落としやすい。
まとめ
「GORIX-Line」は欠点と言えるほど悪いところが見当たらない。
- ちょうどいい粘度
- 300km以上長持ちする
- ややウェットよりのドライ
- 掃除・メンテが楽
とくに、私が「GORIX-Line」で気に入っているのは、「ドライタイプの割に持ちがいい」という点。
200km走行したら、また1コマ1コマ、チェーンにオイルを差すのは面倒なものです。
300km以上持てば「そろそろ差すか」という気持ちになれます。
そして、たまにチェーン表面をウエスで拭き取って掃除すれば綺麗を維持できる手軽さも良い。
「GORIX-Line」はついでに買った商品なんですが、今ではメインとして使用しています。
思わぬ掘り出し物、久々にいいチェーンルブと出会えました。