今回はリム打ちパンクなどで、チューブに穴が2箇所あいてしまったときの修理方法を紹介します。
いつもの丸いパッチではなく『楕円形のパッチ』を使うのがポイントです!
チューブに穴が二つ!?
ステップルという電気配線を固定する杭を踏んづけてパンクしてしまいました。こんな漫画みたいなパンクあります?見たときはビックリしましたよ。
過去にはホッチキスの芯でパンクしたこともありますが・・・まぁ運が悪い(笑)
リム打ちパンクは、横向きに2つ穴があきますが、これは縦に2つあいています。
縦か横かの違いだけで、修理方法はリム打ちパンクの直し方と一緒。捨てるにはもったいないのでサクッと直していきたいと思います。
楕円形のパッチを使う
今回のパンクは、間隔をあけて2つの穴があいています。
円形パッチで対応できないことはないですが、円の外側に穴がくるので圧をかけたとき空気が漏れる可能性があります。
こんなときは”楕円形のパッチ“を使います。横に長いから2つの穴をしっかり塞げます。
いつものパンクは丸いパッチで済むことがほとんどですが、楕円形のパッチもストックしておくと、いざというとき役立ちます。
私はマルニの超薄型パッチを愛用しています。パッチの厚みはわずか0.8mmと極薄だから走行時の違和感を感じません。また、ゴム製で伸縮性も抜群です。
関連記事:5箇所パンク修理しても走行時の違和感なし!マルニのパッチは優秀だ
楕円パッチでパンク修理
まず、見つけたパンク箇所を油性の白ペンでマーキングします。
このあとヤスリで荒らすので、目印が消えないようにパンク穴から離して十字に印をつけます。
チューブを画像のように丸めて、残った空気を抜きます。
チューブがペラペラになったら、作業しやすいように指でチューブをずらしてパンク穴を中心に持ってきてください。
ヤスリでパンク穴周辺を荒らします。表面を軽くこする感じでOK。
楕円パッチより、やや広めに荒らしましょう。
削りカスを布でサッと払います。
次にゴムのりを指につけて、素早く薄く塗ります。
私は100均のゴムのりを使用していますが、とくに問題なく使用できています。気軽に安く買えるからおすすめ。
ゴムのりを塗ったら5分間放置します。
ゴムのりはたっぷり塗らず、薄く塗るのが失敗しないコツ。
5分経過したら、修理パッチを貼ります。
接着面に触れないよう丁寧に剥がします。
修理パッチを貼り付けたら素早く圧着します。ムラのないように端から端まで丁寧にこすってください。
私はタイヤレバーでグリグリする派ですが、ハンマーで叩いてもOK。
透明フィルムはすぐに剥がして大丈夫。
完成です。
このままタイヤにおさめると、残った糊のせいでタイヤに張り付くことがあります。そこで、タイヤパウダーを塗ってベタベタを取ってやります。
私はパナレーサーのタイヤパウダーを使用しています。
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タイヤにおさめる前に空気を入れて空気漏れがないか確かめると良いでしょう。
まとめ
「リム打ちパンクしたら楕円パッチを使う」と覚えておきましょう。
リム打ちパンクは初心者のときほどやってしまいがち。それでチューブを買い替えていたら、もったいない。楕円パッチで簡単に直せます。今回の修理手順を参考にチャレンジしてみてください。
ちなみに、修理パッチはマルニの超薄型が私のイチオシ。5枚くらいのセットを買ってもすぐに無くなってしまうので大量に入ったセット買いがおすすめ↓