MKS(三ヶ島)の脱着可能なビンディングペダルを購入したのでレビューしていきます。
MKS(三ヶ島)US-Lペダル
購入したペダルは、MKSの『US-L EzySuperior』というモデル。
ビンディングペダル
シマノで言うところの「SPD-SLタイプ」のビンディングペダルになります。
樹脂ボディなので、少し安っぽく感じましたが、日本製ということもあって細部の質感などはとても良く作り込まれています。
ペダルの付け外しができる
アダプターからシャフトを引き抜くことでペダルの脱着が簡単に行なえます。
同じ『イージースーペリア』のペダルを付け替えることも可能。
現在使っているフラットペダルが『イージースーペリア』だったので、ビンディングペダルも同じシリーズで揃えました。
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付属品
ちゃんと「専用のクリート」が付属。「収納袋」は輪行のときに役立ちます。
重量
重量は片方174g。両方で348gです。
トリプルベアリング
シールドベアリングを3個つ搭載しているので回転は非常に滑らか。
距離が長くなるほど疲れにくさを実感することができます。
取り付け方法
ペダルの取り付け方を紹介します。
薄型のペダルレンチを使う
15mmのペダルレンチで取り付けますが、工具の厚みが3.2mm以下のものでないとナットを締められないので注意してください。
場合によってワッシャーを挟む
アダプターを取り付ける際、ペダル穴の周辺が凹んでいるクランクは「付属のワッシャー」を挟みます。
ペダルの向き
はじめて取り付ける場合は、ペダルの向きをよく確認してから取り付けてください。
付属クリートについて
付属するクリートは「MKSオリジナル」です。
フローティング角度
付属クリートのフローティング角度は「4.5°」なので、左右に4.5°ずつ動くように遊びが作られています。これはシマノの黄色クリート(SM-SH11)と同じくらいの角度です。
適度な遊びがあると膝への負担を和らげることができます。
クリートを取り付ける
クリートは左右共通です。長穴ワッシャーを間に挟み、3mmのアーレンキーで取り付けます。
固定力を調整する
スプリングの強さ調整することで、クリートの固定力を変えることができます。
スプリングの強さは「弱・中・強」の3段階で調整可能。
「▲マーク」はこの部分にあります。
ペダル側面のアジャスターを3mmのアーレンキーで回して切り替えます。
クリートの付け外し
初心者向けのペダルらしくクリートの脱着は簡単です。
慣れれば簡単にはまる
クリートを外すと、ペダルのトップが必ず上を向くようになっているので、足先でペダルを起こすようにすれば簡単にはめられます。
立ちゴケ防止になる
このペダルは固定が弱めなので、足を外側へ軽くひねるだけで簡単に外れます。
立ちゴケ防止にもなるので、ビンディング初心者におすすめです。
ちなみに、シューズはシマノの『IC100』を使っています↓
関連記事:メッシュでムレない!室内サイクリングに特化したサイクルシューズ【シマノ IC100】
US-Lペダルの使用感
MTB用のSPDペダルと違って、SPD-SLタイプはペダルとの接地面積が多いため、面でペダリングしているような感覚になり快適です。
欠点は「固定力の弱さ」と「遊びが大きい」こと。クリートの固定力を「強」にすればだいぶマシになりますが、それでもまだ弱いです。
固定部分の遊びが多いせいか、ペダリング中に足首が左右に動きます。ソールが左右に揺れて中央に戻される感じなので慣れるまでは気持ち悪いかも。
初心者向けといえますが、遊びの大きさからレースには向いてないです。ただし、引き足をした時にクリートが外れてしまうようなことはありません。
US-Lクリートの互換表
US-Lペダルは、一部LOOKのKEOクリートと互換性があります。
付属のクリートでは遊びがありすぎて動きが気になってしまう方は、KEOクリートのブラック(0°)を試してみるといいかもしれません。グリップタイプは対応していないので注意。
まとめ
- ペダルの脱着ができる
- 3つのベアリングで回転滑らか
- クリートの脱着が楽
- 初心者・膝が弱い人向き
- レース向きではない
- 固定部分の遊びが多い
- 一部KEOクリートと互換性あり
本音を言うと、シマノ製のほうが良かったのですが、ペダルの脱着が面倒だったのでMKSしか選択肢がありませんでした。
しばらく使ってみてもクリートの遊びが気になるようなら、LOOKのKEOクリート(0°)に変えてみようと思います。