自転車の「アウターケーブル」は思いのほか固いため、フレームと接触すると容易に擦り傷がついてしまいます。
この擦り傷を防止するためにも『保護シール』や『フレームプロテクター』を使って、フレームをケーブルから保護してあげる必要があります。
GIZAのフレームプロテクター
フレームへの擦り傷を防止するために『GIZA フレームプロテクター』を購入。
触感は「シリコンゴム」よりも少し硬め。TPR(熱可塑性ゴム)という素材で作られています。
全長は4cm。切り込みが入っているから付け外しは簡単です。
メーカーのロゴが入っていないシンプルなデザインがグッド。
2個入りで550円は少し高い気もしましたが、「スパイラルタイプ」よりもデザイン性が優れているので気に入っています。
ブレーキ用とシフト用がある
「ブレーキ用」と「シフト用」でサイズが分かれているので、必ず使用するアウターケーブルの太さを確認してから購入するようにしてください。
実測サイズ
実際にわたしが測定してみたところ、以下のような結果となりました。
- ブレーキアウターの外径:5mm
- シフトアウターの外径:4mm
『シマノ』と『ジャグワイヤー』は、どちらも同じサイズだったので、「ブレーキ用」か「シフト用」かで選べば問題ないかと思います。
アウターケーブルに装着する
プロテクターを装着する前に、アウターケーブルの「汚れ」や「油分」をきれいに拭き取っておいてください。
プロテクターの装着自体は、切り込みにはめ込むだけだから簡単です。
装着後は手で移動できないくらいケーブルによくフィットしています。
保護シールを貼る
続いて『保護シール』を貼っていきます。
保護シールは『BBB BP-51』を購入。
Amazonにもっと安いメーカーもありましたが、レビューが良くなかったので、信頼できるBBBを選択しました。
サイズ詳細
実測サイズは、上の画像の通りです。
保護シールを貼る手順
まずは、古いシールを剥がしてから、新しいシールを貼っていきます。
古いシールを剥がす
古いシールは、ドライヤーで温めると簡単に剥がすことができます。
残った糊をきれいにする
次にフレームに残ったシールの糊を拭き取ります。
糊をきれいに落とすには『シリコンオフ』か『無水エタノール』を使うのがおすすめです。
塗装面にも安心して使えますし、汚れや油分も一緒に取り除くことができます。
シールを貼る場所を決める
新しいシールを「アウターケーブル」と「フレーム」の接触部分に貼り付けます。
マスキングテープを使って剥がす
シールの粘着部に指が触れてしまうと、粘着力が弱まってしまうので『マスキングテープ』を貼り付けてからシールを剥がします。
『マスキングテープ』の両端は、持ちやすいように折り込んでおくと良いでしょう。
シールをフレームに貼る
とりあえず、フレームの真ん中に軽く貼り付けます。
マスキングテープをゆっくり剥がします。
圧着する
あとはドライヤーで温めながら圧着します。
貼り付け完了
見た目が野暮ったくなるので、ここに『フレームプロテクター』は取り付けません。
フォーク側と違って可動範囲が少ないので、『保護シール』だけで問題ないです。
フォーク側にも貼る
フロントフォークに楕円形のシールを貼りましたが、凹んでいるところが少しだけシワになってしまいました。
ここは曲線によく馴染む『コニシ ストームガードクリヤー』を使ったほうが良いかも。広い範囲に貼りたいときにもおすすめです。
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まとめ
基本的には、フレームに『保護シール』を貼るだけで、ほとんどのフレーム傷を防ぐことができます。
しかし、フロントフォークは、可動範囲が大きいので『保護シール』だけだと「アウターケーブル」が大きくずれたときに傷が付いてしまうことがあります。
なので、フレームのキズを特に気にする方は『フレームプロテクター』と併用したほうが安心です。