1ヶ月ぶりに「DAHON Visc EVO」に乗ってサイクリングしてきました。
最近は14インチのDAHON K3ばかりに乗っていたので、20インチのViscは馬鹿でかく感じます(笑)
今回は、Visc EVO目線でK3との比較をしていきたいと思います。
DAHON Visc EVOとは
DAHON Visc EVOは、20インチ451ホイールの折りたたみ自転車です。
街乗りからロングライドまでこなせるオールラウンドバイク。上半身も比較的起こした楽な状態で運転できるため、乗り心地を重要視したい人にもおすすめです。
K3からVisc EVOに乗って感じたこと
走行性能と安定性はさすが
14インチのK3はフラフラして落ち着かない印象でしたが、20インチのVisc EVOは何かに引っ張られるように真っすぐ進みます。
さすがにホイールが大きいぶん、直進安定性は良好。ひと漕ぎで進む距離も長いからグングン進んでいきます。
K3は乗っていて楽しい自転車
一方のK3は、ホイールが小さいから、ちょっとした道路のデコボコや段差に気を使わなくてはなりません。ハンドル操作をミスるとすぐにバランスを崩しそうな緊張感があります。
しかし、その不安定さや緊張感が逆に乗っていて楽しい。例えるならスケボーみたいな感じかな。小さな自転車を操って運転していてる感覚が楽しいんだと思います。
10速はやっぱり便利
Visc EVOは10速のスプロケットを備えています。使えるギアが多いとやっぱり便利。坂道やその時の体力に合わせて最適なギアを選択できます。
一方のK3は“3速のみ”。正直、乗っていると「もうちょっとスピードを出したい」とか「このギアだと重すぎる」という不満が出てきます。
軽快なスピードで走れる
K3はミドルギアで時速15~16kmほどしか出せません。トップギアにすれば時速20kmで漕ぐことも可能なんですが、トップギアは少し重いので疲れやすかったりします。
また、K3はホイールが小さいから高速域を維持することが苦手です。時速30kmとか出しても、すぐに減速してしまいます。私の場合は、時速30kmを1分維持するのもキツい状態でした。
一方、Visc EVOなら軽く漕いでも時速20~24kmほど出すことが可能です。しかもホイールが大きいから減速せず、楽にスピードを維持することができます。
個人的に、時速20km以上の速度が出ていると乗っていて軽快に感じます。
ロングライド向き
ホイールが大きいので当然ですが、ロングライドを楽しみたいならVisc EVOです。
K3だと距離にして40kmまでが無理なく走れる距離だと思います。まぁ、それ以上の距離でも間に休憩を入れれば問題ありませんけどね。
走行距離:62km
走行時間:2時間59分
平均時速:20.9km
K3
走行距離:59km
走行時間:3時間47分
平均時速:15.6km
上はVisc EVOとK3で、それぞれ約60km走ったときの走行記録です。
Visc EVOなら60kmを3時間で走れますが、K3だとさらに50分ほど遅くなります。
K3の平均時速は15.6kmなんですが、ゆっくりサイクリングを楽しみたいときは悪くない速度だと思います。ま、ほとんどの人は輪行先とか街乗りで乗ると思うので問題ないでしょう。
おすすめのサドル
Visc EVOには「タイオガ フォルティス」という内部に“シリコンゲルパッド”が埋め込まれているサドルを取り付けています。
K3の方は、ウレタンが詰まっているだけの普通のサドルになります。
しばらくK3に乗ってから、フォルティスのゲル入りサドルに座ると、坐骨が弾かれてお尻が浮いているような感覚になって驚きました。
ウレタンだけのサドルだと普通に沈み込むクッションみたいな座り心地なんで、長時間座っていると坐骨が痛くなりやすい。
今までそんなに気にしていなかったけど、ゲルって効果あるんですね~。
まとめ
DAHON Visc EVOは、ほんとに良くできた自転車だと思います。
だって、購入してから2年ほど経ちますが、まったく飽きてませんし、今後も乗り換える予定はありません。これが良い自転車だということを物語っています。
・軽快なスピードで走れる
・K3よりも直進安定性がある
・ロングライド向き
・減速しにくい
K3の良い点
・持ち運びがラク
・乗っていて楽しい
・輪行するならK3
最後にK3のフォローもしておくと、やはり車体が小さいから持ち運びが便利。部屋から出すのも楽で良い。Visc EVOだと壁にぶつけないように気を使ってしまいます。
それに輪行するならK3一択。Visc EVOで輪行したこともありますが、大きくて重いから電車の中で気を使います。
あとK3はロングライド向きじゃないように書きましたが、私はK3でゆっくりサイクリングロードを走るのは好きですよ。なんだか乗っていて楽しんですよね。小さい割にスピードが出て、爽快感があるからかな。速くて実用性のある自転車とは違った面白さがあります。