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9Tが踏めるようになるとDAHON K3に乗るのが100倍楽しくなる

DAHON K3のエンブレムとフレーム

今回はDAHON K3の核心的な部分“走り”についてのお話です。

「K3ってぶっちゃけどうなのよ?」と気になっている方も多いはず。

9-13-17Tそれぞれでどのくらいの速度が出るのか、良い部分・悪い部分を包み隠さず正直な感想をお話していきたいと思います。

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K3は走り込むと楽しくなる

DAHON K3の速度

K3を購入したものの、爽快感がないといって、数週間でフリマ行きになってしまう気持ちはわからなくもない。

その原因はたぶん自分の理想通りに走らなかったからだと思います。しかし、せっかく買ったK3を走り込まないで売ってしまうのは非常にもったいないことだと思います。

下で詳しく説明していますが、K3は9Tが踏めるようになってなってからが本番ということを知っておいてほしい。

自転車はスポーツ

自転車もやっぱりスポーツなので、いくらスポーツタイプの自転車を買ったからといって筋力がなければ速く走れませんし、速い巡航速度を維持することもできません。

「買う前の理想」と「買った後の現実」によるギャップにガッカリするかもしれませんが、理想通りに走らないのなら、まずは自分の筋力を疑いましょう

K3で爽快感がないという方はギアを9Tのままにして走り込んでみてください。走れるようになるまではつらいですが、一度、9Tが踏める筋力が付けば、K3がグングン進む自転車に早変わりします。そうなればもう爽快感がないとは思わないはず。

これはK3だけじゃなくすべての自転車で言えることです。なんの運動もしていなかった人が、ロードバイクを買ったからといって、いきなり30km巡航できるようにはなりません。やはりある程度走り込むことが必要なんです。

これが今回一番にお話したかったことだったので、先にまとめとして書いておきました。

K3の出せる速度について

DAHON K3が出せる速度一覧

無理なく普通に漕いだときのケイデンスが55~60rpmくらいなので、時速20kmで巡航することは十分可能です。

ただ、時速25kmくらいに壁があって、それ以上の速度になるとだんだんと速度の維持がきつくなってきます。時速30kmを出したり、維持するのは、だいぶしんどいものと考えてください。

それからK3はホイールの回転が良好なので、走行中に足を止めても惰性でしばらくは走っていられます。あくまで14インチのわりにですけどね。

スプロケットの交換について

DAHON K3 スプロケット交換完了

DAHON K3のスプロケットは9-13-17Tという組み合わせですが、私はこれを9-12-16Tに交換しています。

せっかくなので交換前と交換後の使用感についても書いておきました、参考にしていただければと思います。

スプロケットの交換方法については【DAHON K3】スプロケット交換の全手順を大公開!!で詳しく紹介しています。

9Tの使用感

DAHON K3 9Tギアの使用感

9Tが微妙に重い…

K3に乗りはじめた頃、9Tが微妙に重くて長い時間踏むのがつらい状態でした。

それで13Tに変えると今度はギアが軽すぎるというジレンマに陥ります。K3は3速しかないので9Tで漕ぎ続けられなければ話になりません。

このときばかりはK3を買ったことを少しだけ後悔しました。「ああ、これ輪行くらいしか使い道がないかも」とか「長距離サイクリングは無理だ」そんな考えが頭をよぎりました。

ただ、結論を言ってしまうと9Tが踏めないのは私が貧脚なだけだったのです(汗)

私と同じで9Tだと数分で足の筋肉が張ってキツイという方は、以下の方法を試してみてほしい。

9Tを踏めるようにする方法

これはめちゃ簡単、サイクリングのときにできるだけ9Tで漕ぎ続けるだけです。上でも説明しましたが自転車はスポーツです。筋力がないのなら鍛えるしかありません。

走行距離は30~40kmが良いと思います。初日はかなり疲れます。もう漕ぐのが嫌になるかもしれませんが、頑張って続けることが重要です。

すると、次回のサイクリングの漕ぎ始めに9Tが軽いと感じるはずです。そして、その日もできるだけ9Tで漕ぎ続けます。

大体、このトレーニングを開始して3回目のサイクリングから筋肉が付いてきて、9Tで走り続けるのが楽しく感じてくると思います。

「あれ、グングン進んで気持ちいいぞ!?」こうなったらあとは楽ちん、4~5回と続けていくことで9Tが普通に踏めるようになっているはず。

私は結構な貧脚ですが、少しの努力で9Tが踏めるようになったので皆さんならきっと大丈夫。というか、普通は踏めるのかな(笑)

9Tが踏めるようになるとK3は100倍楽しくなる

DAHON K3 ガンメタリック

9Tが踏めると何が楽しいかって?

それは時速20kmで走り続けることができるからです。

この時速20kmという速度には、グングン車体を進めてくれる爽快感のようなものがあります。

DAHON K3で時速20kmを出す

K3を9Tにしてケイデンス55~60rpmという無理のない回転数で漕ぐと速度が20kmになります。これが走っていてとにかく気持ちのいい速度なんです。

そして、9Tで疲れずに漕ぎ続けられるようになったことで、K3がまるで別の自転車になったかのようにグングン進むからめちゃくちゃ楽しくなる。

今まで長距離を走りたいときは20インチのVisc EVOを出していましたが、K3で9Tを踏めるようになってからはViscの出番がありません。

もうかれこれ6回連続でK3に乗っていますし、これからもしばらくK3に乗り続けたいと思っています。ちっこくて進む自転車はやっぱ面白いんだわ

13Tの使用感

DAHON K3のスプロケット13Tの使用感

続いて、真ん中の13Tですがこれは軽すぎて合わなかった

普通に漕いでいるだけで自然とギアが回り切ってしまいます。ギアが回り切ると足が空回りしてそれ以上漕ぐことができません(汗)

ケイデンスでいうと60で確実に足が空回りします、時速にすると15kmくらい。だから、ケイデンス55以下で漕ぐことになるんですが、これだと時速が13kmくらいしか出せません。

これはママチャリのおばちゃんと同じくらいの速度です、いや下手したら抜かされるかもしれない…

とにかく13Tだと街なかをゆっくり走るにも軽すぎる。空回りしたら足を止めて惰性で走るしかないのですが、それでいちいち足を止めるのがイライラします。

12Tに交換後どうなった?

結論から言うと12Tに交換して大正解

12Tに交換したら足が空回りする頻度が激減。ケイデンス55で時速15kmほど出るんですが、これは街なかをゆっくり漕いで散策するのに丁度いい速度です。

乗り始めは足がまだ元気だから12Tだと軽いんですけど、そこは9Tを使えばいいし、サイクリング中盤くらいになってくると、足が疲れてきていい感じでゆっくり漕げます。

通常は9Tで漕いで疲れたときは12T、または、ちょっとした傾斜や漕ぎはじめに12Tを使うのがベター。9Tが漕げるようになたことと、12Tの組み合わせで足が止まることがほぼ無くなりました。

ただ、この際、速度はどうでもよくて足が空回りしなくなったことのほうが重要です。

  • 13Tは軽すぎて足が空回りしやすい
  • 12Tに交換することで空回りが激減
  • 12Tは街の散策に丁度いい速度

17Tの使用感

街なかの坂道

17Tは3速の中でも一番大きいギア、おもに「坂道」で使用することが多いです。

国道の下に川や線路があって坂道になっているところがあるじゃないですか、あの程度の坂なら座りながら負荷なく楽に漕げます。

街なかとか国道の短い坂道で使うなら、ほんとに丁度いい絶妙なギアだと思う。

16Tに交換後どうなった?

私は17Tのままでも良かったのですが、せっかくなので16Tも試してみました。

坂道の中盤から終盤にかけて足の筋肉が張って疲れることが多くなったかな。もちろん1T違うだけなので登れないことはないですが、きつめの坂だと少々疲れやすい。逆にゆるめの坂ならスイスイいい感じのスピードで登れます。

いろいろな傾斜の坂道を16Tで走ってみた結論としては17Tのままでいいと思う。あえて16Tに交換する必要はないかな。

ただし、坂道をある程度のスピードでグングン進みたいという人は16Tや15Tにしてもいいと思います。

  • 17T→負担なく楽に漕げるが、速度は出ない
  • 16T→足は少し疲れるが、いいペースで登れる

K3に乗るなら路面に注意!

14インチのK3に乗るのなら路面の状態に気を配ってほしい。

自転車で転倒しやすい路面状況

私は雨の日や路面が濡れているときはK3に乗らないほうがいいと考えています。なぜなら、転んだから(笑)

詳しくは『【悲報】DAHON K3さん直線を走っていただけで転倒してしまう』に書いてあります。

雨の次の日でまだ湿っていた砂だまりにタイヤをとられて転倒しました。しかも直線を走っていたら急にタイヤをとられて転んだからほんとにびっくりした。

転倒してから随分日にちが経ちましたが、未だに路面が濡れている日は怖くて乗れていません。

だたし、路面が乾燥していれば大丈夫。今のところ乾いた路面でスリップしたり、転びそうになったことはありません。

時には押して歩くことも必要

14インチ自転車の場合、悪路は押して歩こう!

14インチのK3は、あなたが今まで乗っていたタイヤの大きい自転車とは安定性があきらかに異なります。タイヤが小さいので悪路を走行すれば当然、転倒の確率が高まります。

とくに砂利道なんかはすぐにタイヤをとられます。降りるのが面倒だったり、未舗装路にチャレンジしたくなる気持ちは抑えて、時には無理せず押して歩くことも大切です。

まとめ

  • 9Tが重いなら鍛えるしかない
  • 9Tが踏めるとK3は100倍楽しくなる
  • 13Tは軽すぎて空回りする
  • 12Tにすることで空回りが激減
  • 17Tは短い坂道で丁度いいギア

私がおすすめするスプロケットの組み合わせは9-12-17Tということになります。

とりあえず12T→13Tに変えるだけで足が余るイライラがだいぶ解消されました。

それからK3で爽快感がないという方は9Tで走り込んでみてください。一度、9Tが踏める筋力が付けば、K3がグングン進み「楽しくて仕方がない!」と思えるようになるはずです。

17Tは国道とかにある短い坂を登る程度なら丁度いいから交換する必要はないかな。

もちろん合う合わないがあると思います。これらは私個人の感想ですのでそこは参考程度にしてください。