『DAHON K3』のハンドリングが安定しないと感じている方は、ハンドルバーをちょっとだけ短くすることで解決できるかもしれません。
K3のハンドリングが安定しない原因
K3に乗っていて「安定感がない」「ハンドルがクイックだ」と感じている場合は、ハンドル幅が広いことが原因かもしれません。
自転車によっては、肩幅の広い欧米人に合わせて、広いものが装備されていたり、ハンドルを切り詰めることを前提に長めのハンドルを装備していることがあります。
ハンドルを少しだけ短くする
わたしが『DAHON K3』を購入したとき、お店の方に「ハンドルバーの左右を1cm詰めるだけで安定感がぐんと増す」ということを教えてもらいました。
ハンドル幅を520mmに
K3のハンドル幅は「540mm」なので、両サイドを1cmずつカットして「520mm」に縮めます。
切断方法
「自分でカットする方法」と「お店でやってもう方法」の2種類があります。
1. パイプカッターを使う
わたしはダイソーの「パイプカッター」を使ってカットしました。
やり方は『パイプカッターの使い方』にて詳しく紹介しています。
2. お店でカットしてもらう
「サイクルベースあさひ」なら税込2,500円でカットしてもらえます。
他店やネットで購入した自転車でも、嫌な顔ひとつせず対応してくれるので助かります。
カット後のハンドル
こんなふうに両端を1cmずつカットしました。
上が540mm、下が520mmです。
並べてみるとそれほど違いは感じませんが、たった1cmでもポジションや自転車の性格に大きな影響を及ぼします。
ハンドル幅の違いによるポジションの変化
540mmのときの腕のラインをよく見ると、肩からハンドルに向かって広がっているのがわかります。
両端を1cmずつカットした520mmの状態では、腕の広がりが少なくなったおかげで、肩まわりが楽になり、リラックスしたポジションを取れるようになりました。
こうやって見比べてみると、やはり540mmでは少し広すぎたのかもしれませんね。
実際に走ってみた感想
実際に走ってみると、力強いペダリングに必要な「ハンドルの引きつけ」がしやすいポジションになっていました。
とくに直線では、安定してぐんぐん進んでいくような感覚があります。また、ハンドリングが向上したためか、小回りがきいて運転しやすくなりました。
Liteproのハンドルバー
今回使用したハンドルバーは『Litepro Monster Handlebar』というものです。Aliexpressで購入しました。
長さは純正と同じ540mm。形や角度もほぼ同じです。
Liteproは、クランプ部分に溝があって固定しやすくなっていました。純正ハンドルは、この部分がツルツルしています。
- K3純正:136g
- Litepro MONSTER:174g
意外にも純正ハンドルのほうが軽かった(笑)
ただ、Liteproは「6061アルミ合金」なので、剛性感が上がり、自転車全体がカッチリしたような感覚があります。
まとめ
- K3は両端を1cmずつカットすると安定感が増す
- ハンドルバーは切って使うもの
- カットするとポジションが大きく変化する
- パイプカッターで簡単に切れる
- お店でやってもうらうことも可能
ハンドルバーをカットすると、見た目に違いがでるほか、ポジションも大きく変わり、自転車の性格を変えることができます。
ハンドルバーは自分の肩幅に合わせることが重要です。「ハンドルバーは切って使うもの」ということを覚えておいてください。