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初心者でもできる!シマノ製SPDペダルを分解・グリスアップする手順

シマノ製SPDべダル PD-M780の分解手順

シマノのSPDペダル(PD-M780)を分解してグリスアップする手順をご紹介します。

シマノ製のSPDペダルは、基本的な構造が共通しているため、他のSPDペダルをお使いの方にも参考になるかと思います。

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今回使った道具

シマノ製SPDべダルの分解に使った工具

これらはPD-M780の分解・グリスアップに使用した道具です。

他のSPDペダルの分解には、異なる工具が必要になる場合があるため、参考程度に留めておいてください。

SPDペダルの分解手順

以下の手順に従えば初心者でも簡単に分解することができます。

シャフトを抜く

シマノ製SPDべダルを分解する

まず、シャフトを固定しているナットを緩めます。

シマノ製SPDべダルのロックナットを外す

ペダル本体の平らな部分をモンキーレンチで挟み、17mmのスパナを使って時計回りにナットを緩めます。

ペダルに傷がつくのが心配な場合は、布などを挟むと良いでしょう。

シマノ製SPDべダルのシャフトを抜く

これでシャフトが抜けました。

シャフトを分解する

シマノ製SPDべダルのシャフトを分解する

先端のナットは、8mmの六角レンチと7mmのスパナを使って緩めます。

わたしは7mmのスパナが手元になかったので、ミニモンキーレンチで代用しました。

シマノ製SPDべダルの玉押しナットを緩める

「玉押しナット」は、手で緩めることができます。

シマノ製SPDべダルのベアリングをピンセットで取り除く

玉押しナットを外すと、内部にベアリングの鋼球が入っているので、「先曲がりピンセット」を使って慎重に取り出します。

シマノ製SPDべダルの玉受けを外す

筒型の「玉受け」をゆっくり外すと、反対側にもベアリングがあります。

このベアリングも同じくピンセットで取り出します。

シマノ製SPDべダルのベアリングを容器に移す

ベアリングはそれぞれ12個ずつありました。

取り出したベアリングは、小皿に分けておきましょう。

このベアリングは非常に小さく、転がりやすいので、紛失しないように十分に注意してください。

シマノ製SPDべダルのロックナットを外す

シャフトを固定していた銀色のパーツを取り外します。

シマノ製SPDべダルのゴムシールと樹脂パーツを外す

最後にゴムシールと樹脂パーツを取り外します。

シマノ製SPDべダルを分解

取り外したパーツは、パーツクリーナーや布を使ってきれいに掃除します。

また、取り外した順番に並べておくと、組み立ての際に迷わずに済みます。

SPDペダルの組み立て手順

分解した手順を逆にたどって、組み立てていきます。

各パーツを元に戻す

シマノ製SPDべダルのシャフトにグリスを塗る

シャフトに新しいグリスを塗ります。

シマノ製SPDべダルのシャフトにゴムシールを戻す

ゴムシールや樹脂パーツを元に戻します。向きに注意。

玉受けにベアリングを戻す

シマノ製SPDべダル 玉受けにベアリングをのせる

玉受けにベアリングを戻します。

グリスをたっぷり塗っておいてください。

シマノ製SPDべダルのベアリングにグリスを絡ませる

ベアリングにグリスを塗ってから戻すと、ピンセットで掴みやすくなります。

シマノ製SPDべダルのベアリングを戻す

反対側のベアリングは、画像のようにセットします。

ベアリングを落とさないように注意しながら、玉受けを慎重に戻します。

玉当たり調整をする

シマノ製SPDべダル 玉押しナットを戻す

玉押しナットの凸部をベアリング側にして取り付けます。

シマノ製SPDべダル 玉押しのガタつきを確認する

玉押しナットを締めたり緩めたりして「玉当たり調整」を行います。

ナットを締めすぎると回転が鈍くなり、緩めすぎるとガタがでます。

玉受けの筒を手で回し、ベアリングが遊ばず、滑らかに動くポイントを見つけてください。

シマノ製SPDべダル 玉押しナットを10mmのレンチで固定する

玉当たり調整が終わったら、玉押しナットに10mmのスパナをセットします。

このとき玉押しナットを動かさないように注意してください。動かすと、せっかく調整したものが台無しになります。

シマノ製SPDべダル 玉押しナットをロックする

玉押しナットを固定するナットを7mmのスパナでしっかりと締め込みます。

シマノ製SPDべダル 玉当たり具合を確認する

玉受けを回して、ガタつきやゴリゴリ音がないか確認します。

納得がいかなかった場合は、「玉当たり調整」をやり直してください。

シャフトを戻す

シマノ製SPDべダル シャフトに満遍なくグリスを塗る

シャフトにグリスをたっぷり塗ります。

シマノ製SPDべダル シャフトを戻す

シャフトをペダルに戻します。

シマノ製SPDべダル シャフトを固定する

ペダルをモンキーレンチで挟み、17mmのスパナで反時計回りに締め込みます。

シマノ製SPDべダルのガタつきをチェック

最後に回転具合を確認したら完了です。

おつかれさまでした。

おわりに

今回は、シマノ製SPDペダルの分解・グリスアップ手順を紹介しました。

分解するまでどのスパナが必要か分からないことや、必要な工具が多いことがネックですね。

しかし、適切な工具を用意できれば、分解自体はそれほど難しくありません。

工具が用意できそうであれば、ぜひチャレンジしてみてください。