一度潰れてしまったネジ穴は、使い物にならなくなってしまいますが、『ネジ穴補修キット』を使えば、そんなネジ穴も簡単に直すことができます。
たったの3ステップで補修できるので、「もう使えない」と諦める前に、今回紹介する補修キットを試してみてください。
ネジ穴補修キットとは
『与板利器 ネジ穴補修キット SR-50』を買いました。
Amazonで300円ほどで買えるので、ダメ元で使ってみる価値はあると思います。
木材、金属、プラスチック、セメント、アルミなどに使用可能。
素材はブリキで、おろし金のような板が16枚入っています。
樹脂素材に使ってみる
こちらの樹脂製のチェーンリングガードに使ってみます。
樹脂製のネジ穴は、ネジの付け外しを繰り返すことで、緩みやすくなるので困ったものです。
ステップ1. はさみで切る
まず、ブリキ板をハサミでカットします。
今回は小さなネジ穴に使うので、こんなもので十分でしょう。
ステップ2. ネジ穴に差し込む
ネジ穴の側面に沿うように軽く曲げてから差し込みます。
ステップ3. ネジを締める
ブリキ板とネジを噛み合わせるように締め込みます。
半信半疑で使ってみましたが、しっかりと締められて感動しました。
しかし、セットしたブリキ板がやや長すぎたためか、少しはみ出してしまっています。
ネジ穴の少し上あたりでカットするとちょうど良いかもしれません。
補修キットの再利用はできない
一度使用した補修キットは、凸凹が潰れているため、2度目は空回りして使えませんでした。
それから樹脂素材のネジ穴に使用すると、ダメージが残るため、何度も取り外すような用途には向いていません。
金属や木材にも使える
金属製のネジ穴ならこの補修キットの本領を発揮できます。
うまく嚙み合えば、ガッチリと固定できるでしょう。
木材にも使用可能ですが、柔らかすぎるものはNG。
ある程度、硬い木材ならしっかりと固定できます。
まとめ
- ブリキ板 16枚入り
- おろし金のような凸凹がある
- ハサミで好きな形に切れる
- 価格は300円ほど
- ダメ元で試す価値あり
- あくまで固定の補助、応急処置用
ブリキ板を適当な幅に切って、ネジ穴に差し込んで、ネジを締めるだけの簡単ステップ。
うまく嚙み合えば、十分なトルクが掛かります。
常に必要なものではないですが、工具箱に常備しておけばいざというときに役立ちます。
