自転車のメンテナンス用に『Wareのステンレス製 六角レンチセット』を購入したのでレビューしていきます!
Weraの9本組 六角レンチセット
Wera(ヴェラ)は、70年以上の歴史があるドイツの老舗工具メーカーです。
9本組セット
今回購入した六角レンチは、Weraの『3950SPKL/9』という9本組セットです。
Amazonにて5,000円台で購入することができました。
サイズは「10/8/6/5/4/3/2.5/2/1.5mm」の9本。
色付きのラバーグリップにより、簡単にサイズを見分けられます。
所有感を満たしてくれる
はぁー、なんというかディテールがすごい。ひと目でわかる品質の良さ。男心をくすぐられます。
ちょっといい工具があると、眺めているうちに気分がアガってメンテナンスのやる気が出てきます!
便利な早回し機能
柄にある「ボールポイント」は、早回しに便利な機能です。
傾けて回すことも可能なのでボトルケージなど、狭い場所のネジ止めで活躍してくれます。
収納ケース
収納ケースの横にあるレバーを解除すると、ケースが開いて取り出しやすくなります。
重量
実測重量は577gありました。
正直ずっしり重たいですが、1本1本は扱いやすい妥当な重さだと感じます。
ステンレス製だからサビに強い!
こちらが以前使っていた「黒染めの六角レンチ」です。
部屋に放置していたら湿気で盛大にサビてしまいました…
そして、こちらが2年半使ったWERAの“ステンレス製”六角レンチです。
ほぼノーメンテナンスでしたが、一切サビが発生しておりません。
若干くすんでいるような感じですが、磨けばすぐにピカピカになります。
カッチリした使い心地
六角レンチには、ハンドルが「しなるタイプ」と「カッチリ硬いタイプ」があります。
Weraは「カッチリ硬いタイプ」なので、「しなるのが嫌い・きっちり締めたい」という人に合っています。
「しなるタイプ」は「これ以上締めたらネジが壊れそう!」というのが分かりやすく、トルクをかけるときの目安になるので、しなる方が使いやすいという人もいます。
しなる六角レンチなら「エイト」や「PBスイス」が有名です。
「ラバーグリップ」と「丸い持ち手」
Weraは、持ち手が「丸いパイプ状」になっているので、非常に握りやすいです。
これを使ってしまうと、もう角張った六角レンチには戻れません。
「ラバーグリップ」のおかげで滑りにくく、ひと回り太くなっているので、しっかり手に吸い付く感覚があります。
また、金属の冷たさが伝わってこないのも良い点です。
小さいサイズでもしっかり握れる
Weraの小さいサイズは、先端を細めに加工することで、持ち手の部分を太めに残しています。
同じ2mmサイズを比較すると、どちらが握りやすいかは一目瞭然。小さなネジの調整も心強いです。
面接触タイプ
Weraは”面接触”を可能にしたHex-Plusというものを採用しています。
食いつきが強い
普通の六角レンチは「線接触タイプ」と言って、角ばっているところの1点にトルクが集中するので、ネジをナメてしまうことがあります。
一方の「面接触タイプ」は、曲線を設けることでネジとの接地面積が広くなり、トルクが分散されるので、ネジをナメにくく、食いつきが良くなっています。
- ネジ穴にガッチリと喰い付く
- 力が分散するからナメにくい
- トルクの伝達率が高い
- ネジ穴の磨耗を軽減できる
ロングサイズだけど丁度いい長さ
このWeraの六角レンチは「ロングサイズ」となっています。普通は上のサイズくらい。
よく使う5mmサイズを比較してみると、持ち手が3cm弱も長くなっています。
普通サイズでは、柄が手のひらにおさまってしまってトルクが掛けにくい状態です。
画像の通り、Weraくらいの長さがあると、しっかりトルクを掛けられます。
欠点は「出し入れしにくい」こと
完璧にみえるWeraの六角レンチですが、「収納ケース」に欠点があります。
「滑りにくいラバーグリップ」のせいで、”抜き差しが非常にやりにくい”です(汗)
普通にスルッと抜けると思ったら大間違い。ゴムがケース内部で引っかかて、ズリズリゆっくり抜ける感覚です。
2年半使って最初よりもスムーズになりましたが、残念ながらまだまだ抜き差ししにくい状態なのは変わりません。
まとめ
- ステンレス製だからサビにくい
- ロングサイズで高トルク
- 面接触だからナメにくい
- しならずカッチリ締め込むタイプ
- 丸ハンドルだから握りやすい
- ラバーで色分け・滑りにくい
- 抜き差ししにくいのが欠点
よく工具の手入れを忘れてサビさせてしまう人は、このWeraの「ステンレス製」六角レンチセットがおすすめです。
剛性があって、しならず、がっちり食い込んできっちり締め込めます。