Vipro’s(ヴィプロス)のGherkin α(グゥーキン アルファ)って知ってますか?
チェーン掃除用の「ディグリーザー」を探していたら見つけました。
ネットでの評価が異常に高かくて気になったので購入してみたらマジで凄かった!
グゥーキンαとは
仕様
品名 | グゥーキンα |
---|---|
容量 | 1リットル |
価格 | 1,600円(税別) |
乾燥性 | 超遅乾 |
油汚れ洗浄性 | 大変優れる ◎ |
カーボン・水あかなど 固着汚れの洗浄 |
優れる ○ |
金属(アルミ)への 攻撃性・安全性 |
大変優れる ◎ |
樹脂・ゴムへの 攻撃性・安全性 |
優れる ○ |
チェーン・ベアリング・ギアーなど、金属パーツに固着したグリスやオイルなどの脱脂洗浄に使用します。
グゥーキンαは遅乾油性洗剤に特殊乳化剤を配合したことで、油性+水性洗剤のWダブル作用があり、洗浄効果を大幅にアップさせることに成功しました。通常は遅乾油性溶剤で洗浄した場合、金属表面に残った余分な油分を除去するため速乾性のパーツクリーナーを使用しますが、グゥーキンαは水洗いのみでスッキリ脱脂洗浄できます。
容量は1リットル
液体は1リットルでスチール缶に入っています。
安心の日本製
株式会社ヴィプロスは東京にある日本の会社です。
乳化して水に流せる
液体は無色透明、石油系なので灯油の匂いがします。低臭タイプだけあって匂いは薄め。
水を入れてみた↓
これが乳化した状態のようです。
水と反応することで余計な油分が分解されてスッキリと脱脂洗浄ができるそう。仕組みはよくわかりません(笑)
ちなみに、混ぜてみたらドロドロの液体になりました。
グゥーキンαの使い方
トレーに汚れたチェーンを置く
汚れたチェーンをステンレストレーに置いてグゥーキンαを注ぎます。
落としがいのある真っ黒な汚れ。
グゥーキンαでどうなるのか楽しみ。
グゥーキンαを注ぐ
とりあえず、液体を入れて3分くらい放置していたら液体が茶色になってきました。
チェーンにサビは見当たらなかったんですけど、見えないところのが浮いてきたんですかね?いずれにせ浸しているだけで汚れがみるみる浮きできます。うーん、これはすごい!
ブラシでこする
ブラシで軽くこすりながら汚れを落とします。
チェーンの場合は、使い古しの歯ブラシでこすると磨きやすかったです。
廃液の捨て方
乳化して水で流せるといいますが、一応、石油系なのでトレーに残った廃液は紙や布に染み込ませて可燃ごみとして廃棄します。
※自治体によって捨て方は異なるかもしれません。
残ったドロドロの液体もウエス等で拭き取ってから捨てます。
仕上げは水洗い
仕上げは水で洗い流し、余計な油分を洗い流します。
布で水分を飛ばす
ウエスなどを使って水分を飛ばして終了です。
洗浄完了!
こんなに綺麗になりました!
※パーツを保管する場合は防錆剤を塗布してから保管してください。
「つけ置きだけ」で綺麗になるのか?
ブラシでこすれば水溶性のディグリーザーでも綺麗になります。
グゥーキンαの洗浄力を確かめるため、「つけ置きだけ」でどれくらい綺麗になるのか試してみました。
ジップロックに入れる
チャック付きのビニール袋にチェーンとグゥーキンαを入れます。
使用するビニール袋はジップロックがおすすめです。厚みがあって耐久性があるから破けにくい。画像のやつはフリーザーバックのMサイズになります。
つけ置きしたり、振ったりする
グゥーキンα入れたらすぐに真っ黒になってしまいました。
5~10分つけ置きして、たまに小刻みに振ってみます。
水ですすいだら完了!
あとは廃液を捨てて、水ですすぐだけ。
おぉー、つけ置きして振っただけでもここまで綺麗になりました!
ただし、コマの関節部分に少し汚れが見受けられました。
気になる方はブラシで擦ったほうがいいかもしれませんが、どうせ汚れるからこのくらいなら気にしなくていいと思う(笑)
ジップロックを使うとグゥーキンαの使用量が最低限で済むからコスパも良好。私はこのジップロックを使う方法が一番楽でした。おすすめです。
「ハケで塗るだけ」でどれくらい綺麗になる?
次にハケで塗るだけでどれくらい綺麗になるのか試してみました。
チェーンやスプロケットを外すのが面倒なときもありますし、初心者の方はそもそも外せないと思いますから参考になるかも。
まず、小さな容器にグゥーキンαを入れてハケで塗っていきいきます。
ハケを使ってスプロケットに塗る
チェーンはもう綺麗にしてしまったのでスプロケットで試します。
ハケを使って歯の表面にチョンチョンチョンと塗っていきます。
画像では豚毛のハケを使っていますが、歯の隙間に入りづらくて塗りにくい・・・
ナイロン製のハケが使いやすい
そこで、ダイソーで「ナイロン製のハケ」を買って来ました。
ナイロン製だと毛がバラけやすいから塗りやすい。とくに右側の「ペイントハケ」は毛先が長いからスプロケットの隙間の奥まで毛が届きます。
ハケで塗る場合、乾燥しやすい
全体に塗ったら2~3分くらいで洗い流したほうがいいかも。なぜなら、10分以上放置していたら乾いてきてしまって汚れが落ちにくくなってしまったからです。
高圧で洗い流す
散水ノズルを使って高圧で汚れを吹き飛ばします。
豚毛のハケが柔らかすぎたか、塗り方が悪かったのかところどころ薄く汚れが残ってしまった(汗)
しかし、ハケで塗っただけでこれだけ汚れが落ちれば十分ではないでしょうか。
ブラシで軽くこする
もちろん、ブラシを使えば綺麗サッパリ汚れを落とすことができます。
画像ではパークツールのギアクリーンブラシを使用しています。チェーンに使用する場合は「三面ブラシ」が便利です↓
再び水で流す
やはり水溶性のディグリーザーよりも汚れの落ち方が早い。
ブラシで軽くこするだけで汚れが簡単に落ちてしまいます。
残った水分を拭き取る
水分が残っていると錆の原因になります。
ウエスを使っていないポイントカード等で挟んで、スプロケットの隙間に入れて水分を拭き取っていきます。
ビフォー・アフター
チェーンの洗浄
チェーンは「ジップロック」に入れて、つけ置きして振るのが個人的におすすめ。
容量は50mlも使っていないと思います。グゥーキンαは1リットルあるから単純計算で20回もチェーン掃除が出来てしまうことに。使う容量が最小限で済むからコスパは最高です!
スプロケットの洗浄
スプロケットの場合は、ナイロンブラシでこすりながら塗るといいと思います。
↓
2. ブラシでゴシゴシ
↓
3. 水でばしゃー
ずぼら洗車に最適です。
最後に水分を拭き取るのを忘れずに。
まとめ
- 石油系だけど水で流せる
- 超遅乾だからゆっくり汚れを落とすのに向いている
- チェーンやスプロケットの汚れ落としに最適
- つけ置きだけで綺麗になる
- ハケで塗るだけで綺麗になる
- お手軽価格で大容量
- ずぼら洗車に最適
- ディグリーザーの最高傑作!
グゥーキンαを何かに例えるなら「水で流せて廃棄が簡単な灯油」といったところでしょうか。
灯油を使うとチェーン汚れが驚くほど綺麗に落ちますが、廃棄方法がよくわからんし、なんか使うこと自体怖いですよね。
グゥーキンαなら廃液は新聞紙等に染み込ませて可燃ごみで捨てられるし、水で流すだけだから楽ちんです。
今回ははじめて使ってみたので、つけ置きする時間はまだまだ研究の余地がありそうかな。なにはともあれ、ネットの評判に偽りはありませんでした。現段階では「最強のディグリーザー」と言っても過言ではないでしょう。