今までずっとシマノ純正のインナーケーブルを使ってきましたが、ネットで評判の高かった『日泉 SP31ケーブル』が気になったので、試しにシフトケーブルだけ交換してみました。
少々お高いですが、しなやかで確実に引きが軽くなります。このケーブルに変えたら、もうシマノ純正には戻れません。
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NISSEN SP31スペシャルステンインナーケーブル
大阪にある日泉ケーブル株式会社の『SP31スペシャルステンインナーケーブル』を購入。
1つのパッケージに1本入っているので、フロントとリアが欲しい場合は2本必要です。
タイコの形
シフト用インナーケーブルのタイコは、ロード用もMTB用も同じ形なので、共通して使うことができます。
ブレーキ用インナーケーブルは、ロード用とMTB用の形状が異なるので、それぞれに対応したものを選ぶ必要があります。
31本撚りのケーブル
SP31の何がすごいかと言うと、31本の細いワイヤーを撚り合わせて製造されていることです(普通は19本)。
31本の細いワイヤーを使うことで、とてもしなやかで滑らかな動きを実現すると同時に、高密度なワイヤーとなり、ワイヤー自体の伸び率が少なく、耐久性にも優れています。
また、ケーブルの断面が真円に近くなるように表面を削るスリック加工を施しています。
試しに指で挟んでスーッとなぞると、一般的なワイヤーよりもかなり滑らかで低摩擦なことがわかります。
しなやかな柔軟性
一般的なケーブルよりも、しなやかで柔軟性があるため、取り回しがきついハンドルまわりで効果を発揮。
しなやかさが特徴の日泉ケーブル。シマノ純正とは明らかに違います。
プラズマメッキコーティング仕上げ
SP31は、PTFE(テフロン)コーティングよりも低摩擦な『プラズマメッキコーティング』を採用。非常に低摩擦で引きが軽くなります。
また、ケーブルに強固に喰いついて剥がれにくい「電着コーティング」なので、コーティングの表面がぼろぼろに剥がれることもありません。
リアディレイラーのケーブルを交換してみた
SP31ケーブルをアウターケーブルに出し入れすると、その軽さに驚きます。
曲線にもケーブルがスムーズに入っていき、途中で引っかかることもありませんでした。
ちなみに、ケーブルを入れるときは、シマノの『ケーブルグリス』を全体に薄く塗ってから入れました。もちろん手持ちのグリスを使っても問題ありません。
ひさびさにRDのケーブルを交換。やっぱり新品のケーブルは気持ちがいい!
交換後は、もたつくことなくビシッと決まるようになり、シフトチェンジもわずかですが確実に軽くなっていました。
それからシフトレバーを押したときの感覚がケーブルのようにしなやかになって、フィーリングが良くなったように感じます。今思うとシマノ純正は、シフト操作が固すぎたように感じます。
まとめ
- しなやかさが特徴の日泉ケーブル
- 31本のワイヤーを撚って製造
- 真円に近いスリック加工
- 電着コーティングで低摩擦
- シフト操作が軽やかに
インナーケーブルは、実際に握ったり、指先で操作する部分なので、その性能差や効果を顕著に実感することができます。
今回は、シフトケーブルのみ交換しましたが、お金が許せばブレーキも全部『日泉ケーブル』に交換したいくらいです。
このケーブルに変えたら、もうシマノのケーブルには戻れません、少々お高いですが確実に引きが滑らかで軽くなります。