DAHON K3を購入して、1ヶ月も経たないうちに初ゴケしました。しかも盛大に。
下で詳しく説明しますが、直線のサイクリングロードを走っていただけで転倒したんですよ。
なんと言いますか、14インチホイールの洗礼を受けたような気分です・・・
転倒した理由
雨が降った翌日、まだ湿っていた砂たまりにタイヤを取られて転倒しました。
「それは転んで当たり前」って思いますよね。でも、さすがに分厚い砂や土がたまっていたら避けますよ。
転倒現場
転倒した日は、ショックで転んだ場所の画像を撮るのを忘れていたので、後日、現場で撮ってきました↓
ほんとにこの辺りで転びました。隣で重機が作業していたのでよく覚えています。
道の左側に薄っすら砂が積もっているのがわかるかな?当時は砂が湿っていたとはいえ、こんなんで滑ります?
転倒するまでその存在にまったく気がつきませんでした。
私も不思議に思って転倒現場周辺をくまなく探してみましたが、やはり画像程度の砂たまりしか見つかりません。
こんな広い道で白線付近を走るはずないんですけど、不用意に近づいてしまったか?そうだとしても、私が今まで乗っていた20インチの小径車やクロスバイク、ロードバイクなら無視して通過できるような薄い砂たまりです。
しかも直線を走っていたら、いきなりタイヤを取られたからビックリ。カーブしてたり、急ブレーキを掛けたならまだわかるんですけど、こんな見えない程度に落ちている砂で転んでしまったんです。
しかし、今になって考えてみると、この考え方がいけなかった。14インチの自転車に乗る際は、いつも以上に路面状況に気を配る必要があったのです。
転んだときの状況
時速は15kmくらい。前輪を砂に取られて、ズサーッとスライディングしたように転倒。ノーブレーキだったため、倒れたあとも1メートルくらい地面を引きずられました。
タイヤを取られたとき、ハンドルでバランスをとって立て直そうとしますが、深い角度までハンドルを切っているともう手遅れ。
K3は、長いハンドルポストの下に小さなタイヤが付いている形状だから、ハンドルが暴れて持ち直すのは無理がありました。
そもそも、こんな薄い砂たまりを真っすぐ走っていても滑るんだから、タイヤのグリップ性能が低すぎます。
- ハンドリングがクイック
- 直進安定性が低い
- かんたんにバランスを崩す
- タイヤのグリップ性能が低い
水たまりの泥はね対策に、K3専用の泥除けを注文しているのですが、もう濡れた路面は怖くて乗れないかも・・・
タイヤが小さい=転倒しやすい
もう1台所持している20インチのDAHON Visc EVOなら悪路も余裕なんですよね。もう2年ほど乗っていますが、今まで転倒したことはありません。乗り方もクロスバイクと同じ感覚で乗れています。
たぶん、20インチと14インチの間には、安定性にかなりの差があると思われます。上の比較画像を見ても14インチは小さすぎますね。
想像してみると、14インチの小さいタイヤの上に、身長170cm、70kg近い体重が乗っています。これは、薄い砂で滑ってしまうのも当然なのかもしれない。
車体よりもだいぶ上に大きい重心があるのに、それを支えているタイヤはこんなに小さいんですから。
K3の被害状況
フレームは無傷でホッとしました。たいてい自転車で転ぶと、ペダルとグリップで支えるからフレームは大丈夫だったりします。
あとはリアディレイラーの一部が削れました。幸いディレイラーハンガーに曲がりはなく、変速も正常にできたので一安心。
サドルの傷は地味にショック。だって、まだ買ってから1ヶ月も経ってませんよ(笑)
サイコン用ブラケットの台座部分が折れました。サイコン本体も吹っ飛んで、上の方が削れてしまった。
転倒時にハンドルがぐるんと地面を向いてしまったせいでしょう。
右腕を強打
転倒した日、家に帰ってから体をよく確認すると、右腕に大きなたんこぶができていました。左腕と比較するとかなり腫れているのがわかります。
しばらく様子を見ていましたが、3日後、内出血でえらいことに(汗)
「あーこれ、やばいかも」と思って、やっぱり病院へ。
病院での診察
診察は、ひじの曲げ伸ばしと患部を触って、「これは痛いですかー?」という感じで行われました。それから、骨が折れてないかレントゲンで調べることに。
結果、骨折はしていませんでした。
「これ絶対ヒビくらい入ってるだろ」と予想していましたが、レントゲンに写った自分の骨はびっくりするくらい綺麗で、なんだか恥ずかしかった(笑)
内出血は2~3週間で消えるそう。とくに湿布や塗り薬は必要なくて、そのまま自然治癒でいいらしい。
治療費は、レントゲン2枚と診察で1,500円ちょっと。これで不安から開放されるなら、ちゃんと病院に行くべきですね。
サイクルウェアもダメージを受ける
今回、一番の痛手はこれ。お気に入りだったナリフリのウインドブレーカーがボロボロに。
これは、流石にもう着れない・・・はぁ、自転車のアウターって高いんだよなぁ。
転倒するとグローブのありがたみを身をもって感じます。手のひらは少しヒリヒリしてたけど無傷で済みました。
これグローブしてなかったら手のひらズタズタでしたよ。
この日はサイクリングロードから本屋に寄ろうと思っていたので、珍しくジャージーズ(ジャージ素材のジーンズ)を履いて出かけました。
さすがに丈夫みたいで、足をアスファルトから守ってくれました。体にスリ傷が少なかったのは、冬で厚着をしていたからですね。ほんと助かりました。
路面に細心の注意を!
まず、私が転倒した「湿った砂たまり」は薄くても必ず避けましょう。あとK3で「砂利道」を走るのは無理です。危うく転倒しそうになったことがあります。
マンホールや白線も滑りやすいので回避しましょう。あとゴミとか、デコボコとか、段差とか、単なる道路とは言え、避けないといけないトラップが沢山あります。
例えば、「枝」なんかは丸っこいので意外とタイヤを取られますし、スポークの間に挟まったりします。
また、道路を走っていると、避けて通れない砂たまりや砂利道があったりします。こんなときは、面倒でも一度自転車から降りて押して進むことが必要です。
まとめ
DAHON K3って14インチのわりに意外とよく進みます。それもあってかタイヤの大きい自転車と同じ運転をしてしまいがち。
しかし、本当はタイヤのグリップが弱くて、かんたんにバランスを崩す不安定な乗り物です。今回の転倒で身にしみてわかりました。
- 14インチは転倒しやすい乗り物
- 路面状況に気を配る
- 濡れた路面では細心の注意を払う
- 可能な限りフラットな道を進む
- 危険と感じたら自転車を降りて押す
14インチの自転車に乗る際は、大げさかもしれませんが、タイヤを取られたら即転倒くらいの気持ちで、路面状況に気を配りながら走行しなくてはなりません。危険と判断したら、自転車を降りて進むことも必要です。
今回は何もないサイクリングロードで転んで本当に良かった。痛い勉強代でしたが、良い経験にもなりました。
K3でヒルクライムも試してみたかったけど、これ下りで死ぬね・・・素直にやめておきます。