ダホンのハンドルポスト周辺から「パキパキ・ギイギイ」と異音がする。
今までは坂道を登ると必ず異音がしていました。
最近は平地でハンドルに強い力を掛けても異音がするようになってしまった。
現在は「DAHON Visc EVO」に乗っています。
調べてみるとダホンではよくある現象のようです。
異音の原因はヘッドセットのネジ
ハンドルポストからの異音は・・・
「ヘッドセットネジ」というパーツの緩みが原因です。
ここのネジを強く締め込んだ状態だと異音がしなくなりました。
ヘッドセットの調整方法
これは購入時に付属してきた「整備に関する指示」という冊子。
ここにヘッドセットの調整方法が詳しく載っていました。
1.クランプネジを外す
まず、6mmのアーレンキーで側面のクランプネジを外します。
反時計回りに回すと緩みます。
2.ヘッドセットのネジを締める
次に10mmのアーレンキーでヘッドセットネジを時計回りに締め込みます。
トルクは6.8~11.3Nmが目安。
強く締めすぎるとベアリングがゴリゴリするので注意してください。
こんな時トルクレンチがあると便利ですね。
指定トルクになるとカチッと音が鳴り教えてくれます。
カーボンパーツの取り付けにも最適。
3.ハンドルバーを適正な位置に調整する
クランプネジを再度取り付ける前に、
“ハンドルバーがフロントホイールに対して垂直”であるかきちんと確認しましょう。
ここの調整はシビアです。
ちょっとの曲がりがハンドリングに影響するので、しっかり調整する事が大切です。
4.クランプネジにロックタイトを塗布する
ここまでの手順でヘッドセットネジをしっかりと締め、
ハンドルバーを適正な位置にセットできたと思います。
最後にクランプネジのネジ山にロックタイトを塗布してから取り付けます。
ロックタイトとは「ネジの緩み止め」のこと。
ダホンの取説ではロックタイトの222か242を使うように記載されています。
222は低強度タイプ、242は中強度タイプです。
242は生産終了しているので同じ中強度の243で大丈夫でしょう。
5.クランプネジを締める
ロックタイトをクランプネジに少量塗布したら、トルク11.3Nmで時計回りに締めます。
以上で、ヘッドセットの調整は完了です。
まとめ
ダホンのハンドルポストから異音がする場合は、ヘッドセットのネジを締め込んでみましょう。
さすがに坂道で高負荷をかけたら少し音が鳴ってしまいます。
しかし、調整前よりはだいぶましになりました。
以下の記事で、異音を完全に無くす方法を紹介しています。