使っていなかった『ワイヤーロック』があったので、その強度を確かめるため、『専用工具』を使って切断してみました。
切断する鍵
今回はこちらの鍵を切断します↓
自転車売場でよく見かける「軽量・コンパクトなワイヤーロック」です。
ワイヤーの太さは「3mm」。
ワイヤーカッターで切る
切断に使用する工具は、こちらの『ワイヤーカッター』です。
本来は、ブレーキやシフターのワイヤーを切断するために使用します。
関連記事:切れ味バツグン!アウターケーブルが潰れないニパ子のワイヤーカッター
いざ、切断!
ワイヤーをしっかり挟んで、握り込んでみたところ…
一瞬で「パチン」と切断できてしまった。
何度やってみても簡単に「パチン、パチン」と切れてしまうから、本当にびっくりしました。
内部のワイヤーはもっと細い
ビニールの被膜が厚いだけで、内部の金属製ワイヤーは「1.5mm」の太さしかありませんでした。これは簡単に切れて当然ですね。
ニッパーでは切れなかった
ニッパーでも切れるか試してみましたが、これはさすがに硬くて切ることはできませんでした。
100均のケーブルロックも切ってみた
ついでに『100均のケーブルロック』も切断してみます。
厚みは「7.5mm」と、少し太めでしたが…
あっけなく切断できてしまいました。
こちらもビニールの被膜が厚いだけで、内部のワイヤーは「3mm」ほどしかありませんでした。
専用工具を使われたら終わり
『細いワイヤーロック』でも、停めている自転車をちょっと足代わりに拝借しようとする人たちには抑止力になると思います。
しかし「転売目的」など、悪意を持って工具を持参しているような窃盗犯にとっては「意味のない鍵」となってしまいます。ロードバイクをこの鍵で施錠していたら、窃盗犯の格好の餌食となってしまうでしょう。
- 足代わりに盗む人
- 自分で乗りたくて盗む人
- 転売目的で盗む人
一瞬で切断される
『ワイヤーカッター』があれば、ダイヤルを合わせたり、鍵を開ける動作よりも早く切断できてしまいます。
ポケットに入るサイズ
しかも『ワイヤーカッター』は、ポケットにサッと忍ばせられるサイズなので、たとえ人が集まる場所であっても、人の目を盗んで一瞬で持ち去られてしまいます。
わたしの使っている鍵
わたしはボルトクリッパーでも切れないと言われている『OTTOLOCK(オットロック)』を使っています。
1万円ほどする高価な鍵ですが、その堅牢性から短時間の駐輪なら安心できるようになりました。
ただ、この鍵でも「専用工具」と「時間」を掛けてしまえば、切断できてしまうと思うので油断は禁物です。
関連記事:おすすめの鍵!堅牢性と携帯性を兼ね備えたOTTOLOCK
まとめ
- ワイヤーロックは一瞬で切断できる
- 時間稼ぎにもならない
- 防犯性能=鉄の太さ
- 窃盗犯の格好の餌食
- ポケットに入る工具で切れる
「ワイヤーロックは簡単に切断できる」という噂は聞いていましたが、持ち主が解錠するよりも素早く切断できてしまって、本当にビックリしました。
盗まれるときは一瞬なので『細いワイヤーロック』は使わずに、それなりの鍵で補強されることをおすすめします。