たるんできたチェーンを交換するため「BBBのチェーンカッター」を購入しました。
全体的によく作り込まれていて、ガタつかずにチェーンを固定できるところが気に入っています。
シマノを選ばなかった理由
チェーンカッターといえば、シマノ製が人気ですが、わたしはこれを選びませんでした。
なぜなら、Amazonレビューをよく読んでいくと「爪が折れた」という報告がチラホラあがっていたからです。
爪がウィークポイント
この爪とは、チェーンを抑えておくための出っ張り(ガイド)のことです。
この銀色の爪(ガイド)が折れやすいらしい。たしかに折れやすそうな見た目をしています。
しかし、この「ガイド」はあくまで支えるだけのパーツのはずです。
ここが折れたひとは「ガイド」に力がかかるような誤った使い方をした可能性も考えられます。
BBBのチェーンカッターが良さげ
いくら純正でも「これに3,500円も出すのは嫌だなぁ」と思って、わたしはBBBのチェーンカッターを選びました。
こちらは「ガイドにしっかりとした太さがある」から安心です。
値段は2,280円ですが、3,500円のシマノ製よりもよく作り込まれています。
BBB ノーチラスⅡの詳細
商品名は『BBB ノーチラスⅡ BTL-05』。
7/8/9/10/11速のチェーンに対応しています。
ピンの素材は硬いスチール製。
グリップのサイズ
グリップの長さは指3本分。実物は想像よりも小さいかったです。
グリップの太さは必要充分。素材は「ラバー」だから滑りにくくなっています。
予備のピンが付属
ピンの交換方法は、工具の中央にある穴にピンの先端を差し込み、ハンドルを回すことで脱着することができます。
チェーンフックが付属
「チェーンフック」がグリップのところに引っかかっています。
正直「小さい」です。
これは使いにくいと思うので、別途ちゃんとした「チェーンフッカー」を購入することをおすすめします。
関連記事:チェーンフッカーを使ってチェーンを外したときの広がりを抑えよう!
スライド式のハンドル
スライド式のハンドルについては、好き嫌いが分かれるかもしれません。
しかし、使ってみると意外と便利なものでした。
手に当たるのを回避できる
普通のハンドルだと、回すときに手に接触してしまうこともありますが、
このハンドルなら棒をスライドさせて回避することができます。
チェーンをセットする
- チェーンをガイドに乗せる
- ツマミを締めてガタをとる
- ピンを中央に当てる
- ハンドルを回してピンを押し抜く
それでは実際にチェーンをセットしてみます。
微妙なガタつきを解消できる
チェーンを「ガイド」に乗せたら、横の「ツマミ」を回して、ボルトの先端がチェーンの側面に軽く触れる位置に調整します。
ツマミを強く締めすぎると、チェーンが斜めになってしまうので注意してください。
これでガタツキがなくなりました。
この「チェーンカッター」なら失敗はないでしょうね。
あとはピンを中心に当てて、ハンドルを回してチェーンのピンを押し抜きます。
実際にチェーンを外してみる
「この工具を使えば楽勝で外せるだろ」と思っていましたが…
最後のひと押しが回せません(汗)
見た目よりもずっと力を要します。
4本指で握ればOK
試行錯誤して気づいたのですが、予備のピンを外すと4本指で握れるようになりました。
これでグリップをより深く握ることができるようになり、なんとか素手でカットすることができました。
うん、きれいに抜けています。
外し方のコツ
一番力を込められるハンドル位置
はじめは「テコの原理」でやれば、固くても回しやすくなるかと思いました。
しかし、実際に試してみると
画像のようにハンドルを中央にして、均等に力をかけたほうが外しやすかったです。
当然かもしれませんが、チェーンカッターは「持ち手が長くて」「ハンドルが大きい」ものほど外すのが楽かと思います。
「滑り止めグローブ」を使うと楽
ホームセンターで買った「滑り止めグローブ」を使ったら、ウソのようにすんなり回りました。
なければ布やタオルを巻いて代用しても問題ないでしょう。
まとめ
- 全体的によく作りこまれている
- ツマミでぴったり位置決めできる
- 付属のチェーンフックは小さい
- 持ち手がもう少し長いと良かった
「格安のチェーンカッターは不安だけど、シマノ純正は高すぎる」といったときに、ちょうど中間の価格である『BBBのノーチラスⅡ』が購入候補になるかと思います。