今回はスプロケットを取り外して徹底的に掃除します。
使用した洗剤はAZ(エーゼット)の『自転車用チェーン ディグリーザー 高浸透タイプ』です。
ディグリーザーを使ったスプロケットの洗浄手順を画像つきで紹介しているのよかったら見ていってください。
AZ チェーン ディグリーザーとは
チェーンの奥深くまで液体が届く高浸透タイプ。
「防錆剤配合」ため、洗浄時のサビの発生を防ぎます。
環境に優しい植物系洗剤を使用した水溶性クリーナーだから、ゴム製品にも安心して使用できます。
使い方はとっても簡単。
- たっぷりつける
- 汚れに浸透するまで待つ
- ブラシでこする
- 水で流す
- 乾燥させる
水で薄めて使用してもOK。
容量500mlで詰替ボトルも販売しています。
スプロケット洗浄の手順
まず、取り外したスプロケットを「ステンレストレー」に並べます。
そしたらエーゼットのチェーンディグリーザー 高浸透タイプをたっぷりスプレーします。
ステンレストレーは100均ダイソーで購入したものです。
裏側も念入りにスプレーします。
画像の手袋は「ニトリル ブローブ」といって油汚れに強い薄い手袋です。
手が汚れなくなるので自転車のメンテナンスにうってつけ。
詳しくは『便利すぎる!自転車の整備で手が汚れなくなる極薄の使い捨て手袋』で紹介しています。
ディグリーザーを全体にスプレーしたら、液体が汚れに浸透するまで放置します。
5分以上は置いておきましょう。
ディグリーザーではこの「漬け置き」が重要です。
漬け置きしている間にブラシで水洗いするための容器を用意しましょう。
私は塗装で使う「バケット型ローラートレイ」を使用しています。
これは薄いプラ容器なので汚れても捨てるのが楽なんです。
バケツや洗面器を使うと自転車の黒い油でギトギトになって使い物にならなくなります。
まして洗面台やお風呂場で洗うと、あとの掃除が大変。
この容器はホームセンターの塗装コーナーに3枚入り300円くらいで置いてあります。
それでは、1枚ずつになっているギアから洗っていきます。
使用するブラシは、「お古の歯ブラシ」がおすすめ。
今流行りの幅広タイプが磨きやすいです。
注意点として、すぐに水ですすいではいけません。
水につける前にブラシで汚れをこするのが先。
そうしないと汚れの落ちが悪くなります。
あとは水ですすぎながらブラッシングします。
漬け置きしていたので汚れがサラサラ落ちていきます。
ウエスで乾拭きしたら完了。
お~綺麗になりましたね。
私のおすすめウエスは『自転車の整備におすすめ!3種類のウエスを紹介します』で詳しく紹介しています。
隙間の汚れを落とす
次に分離しない一体型のカセットを掃除していきます。
最初にブラシが届く範囲の汚れを落としていきましょう。
次にスプロケットの隙間にある汚れを落としていきます。
ここを掃除するには毛先の長いブラシが必要です。
使用するのは「パークツール ギアクリーンブラシ GSC-1」です。
スプロケット専用のブラシ。
柄のギザギザもブラシで、粘土状のしつこい汚れをかき出すときに使用します。
ブラシは少し固めなので慣れるまで磨きにくいと感じるかもしれません。
その分耐久性はあります。
100均の車用ブラシを使ったことがあるのですが、毛先が1回で傷んでダメになってしまいました。
やはり専用品を使うのがおすすめです。
あとはウエスで水分を拭き取ったら完了です。
ギアの隙間は商品パッケージ等の厚紙にウエスを当ててやると簡単に拭くことができます。
隙間に残った汚れも簡単に拭き取ることができます。
めちゃくちゃ綺麗になりました(笑)
もうピカピカです。
これ新品の商品画像じゃないですよ。
廃液の処理
さて、残った「廃液」はどうしよう?
エーゼットに電話で問い合わせてみました。
私:このディグリーザーでチェーンやスプロケットを洗った油まみれの廃液を自宅の排水口に流して大丈夫ですか?
担当:自宅の排水口にそのまま捨てて大丈夫です。油が混じっていても分解されます。不安な場合は10倍に薄めてから捨ててください。
間違いがないようにストレートに聞きました。
自宅の排水口に捨てて問題ないそうです。
商品説明にも環境に優しい植物系洗剤とありますね。
ちなみに、パーツクリーナーの廃液は新聞紙等に吸わせてから可燃ごみで捨てなければいけません。
まとめ
今回は洗剤にエーゼットの自転車用チェーンディグリーザー 高浸透タイプを使用しました。
- 液が奥まで届く高浸透タイプ
- 防錆剤配合で錆を防ぐ
- 環境に優しく、自宅の排水口に流せる
- ゴムや樹脂製品にも安心して使える
最初にちゃんとつけ置きすれば、ブラシで擦ったとき汚れがサラサラ落ちていきます。
スッキリ綺麗にしたいならパーツクリーナーを噴くより、ディグリーザーでブラッシングすることをおすすめします。
ただし、パーツクリーナーはスプレーするだけなので手間いらずというメリットがあります。
パーツクリーナーを使用した洗浄方法は『自転車チェーンとスプロケットを掃除する|自己流の洗浄方法を紹介』で詳しく紹介しています。