今回は『巻尺を購入するときに確認したい5つのポイント』を紹介します。
みんな同じに見える巻尺にも、ちょっとした違いがあるんです。
巻尺選びの5つのポイント
- フレームサイズを測る
- パーツのサイズを測る
- サドル高を測る
- ハンドルまでの距離や高さを測る
- ホイール周長を調べる
- ポジションの調整をする
- 新車を購入するときのサイズ確認など
自転車を趣味にしていると「巻尺」の出番が多くなります。
以下では、「巻尺」選びの5つのポイントを紹介!
1. 目盛りの精度
巻尺には「JIS1級」のマークが表記され、目盛りの精度で優れているものがあります。
このマークのある巻尺は、「JISが定める規格に合格してますよ」という意味です。
- 1mのテープでは±0.3mm
- 2mでは±0.4mm
- 3mでは±0.5mm
- 4mでは±0.6mm
- 5mでは±0.7mm
巻尺ならどんなものでも正確に測れると思いがちですが、やはり誤差が存在します。
より正確に測りたいなら、「JIS1級」を購入した方がよいでしょう。
しかし、自転車の計測で使うくらいならそれほど気にしなくても大丈夫。ホームセンターで売っているものなら、JIS規格でなくてもそれなりの精度があります。
2. 通常目盛と連続目盛
「通常目盛」は見慣れた目盛りですが、前後の数値を把握する必要があります。
「連続目盛(追い番)」なら、数値がぱっと見ですぐにわかるから便利です。
3. 片面目盛と両面目盛
表面だけじゃなく、裏面にも目盛りのある巻尺があります。
裏面も見れると計測の幅が広がるので、巻尺を買う時はテープの裏面も気にしてみてください。
4. ツメの鋲の数
ツメにある「鋲」の数に注目。
鋲の数が多ければ爪が飛びにくいです。
通常は2点鋲ですが、ものによっては3~4点鋲があります。
5. ロック方式の違い
ボタンをスライドさせてロックする通常方式のほかに、「オートストップ式」というものがあります。
この「オートストップ式」は、テープを少しずつ出しても自動でロックされるから便利。
ボタンを押せばワンタッチで巻き取ります。
しかも小刻みにボタンを押せば減速させることも可能です。
おすすめの巻尺
自転車で使う巻尺なら全長3.5m、テープ幅は16~19mmもあれば充分です。
タジマのコンベックス
タジマはメジャー業界大手のメーカーです。
この巻尺はタジマの中でも軽量で使いやすいタイプ。お手軽な価格でありながら、JIS1級、両面目盛など充分な性能を有しており、初心者からプロまで人気があります。
テープ幅は16mmもありますが片面目盛なので注意。19mmから両面目盛になります。
コメロンのセルフロック
コメロン(韓国)は、タジマと並ぶ有名メーカーです。
KMC-86は、「JIS1級、オートストップ式、両面目盛」と高性能ですが、Amazonで780円ほどで購入することができます。
わたしの使っている巻尺
わたしは『グレートツール コンパクトメジャー 3.5m×19mm』というオートストップ式の巻尺を使っています。
JIS1級でもないし、片面だけの目盛ですが、近くのホームセンターで見つけて、その使い勝手に感動しました。
オートストップ式の欠点
わたしは「オートストップ式」の巻尺を好んで使っていますが欠点もあります。
それは親指を置くところに「巻き戻しボタン」があるせいで、ボタンを誤って押してしまうことです。
ときどきテープが勢いよく戻ってビックリすることがあります(汗)
オートストップ式の弱点を克服
この『グレートツール』の巻尺は、「巻き戻しボタン」が本体の側面にあるから、誤って押してしまうことがありません。
今まで使っていた巻尺と比較すると、ボタンが邪魔になっていないことがわかるはず。
これなら親指を置いて、しっかり握ることができます。
テープの幅が19mm
3.5mの巻尺では珍しく、テープ幅が「19mm」あります。
幅の広い「19mm」テープだから、長くテープを出してもよれずにピンと張ることができます。
テープが曲がりにくいから「サドル-ハンドル間」の距離を測ったり、
「サドル高」を測るときに便利です。
ダイソーのミニ巻尺も便利!
ダイソーの工具売り場で見つけた『ミニクリップメジャー(税込110円)』。
直径4cmほどのコンパクトな巻尺だから、持ち運びの負担にならず、携帯するのにぴったり。
正直おもちゃっぽい使い心地ですが、自転車屋さんや家具屋さんで気に入ったアイテムがあったとき、ササッと出せて測れるから便利です。
まとめ
- 巻尺のJIS規格に注目
- 通常目盛と連続目盛がある
- 片面と両面目盛がある
- ツメの鋲の数を確認する
- オートロック式が便利
- 自転車用なら3.5mあれば充分
- 幅は19mmあると曲がりにくい
自転車を趣味にしていると「巻尺」を使用する機会が多くなります。
巻尺を購入する際は、今回紹介した5つのポイントを確認して、こだわってみてはいかがでしょうか。