DAHON K3の前後タイヤを入れ替えました。
自転車のタイヤは後輪のほうがすり減りが早いため、後輪タイヤがすり減ってきたタイミングで前後のタイヤを入れ替えてやります。
こうすることでタイヤを長持ちさせることができますし、パンクのリスクも減らすことができます。
ローテーションに賛否両論!?
「すり減った後輪タイヤを前輪に使うのは滑りやすくなっているから危険だ」という意見があります。
たしかに、ロードバイクのレース等で使うならローテーション
後輪だけが極端に減るので前後を入れ替えてやると、前後が同じように減っていくので「長持ち」させることができます。
後輪がすり減ったからといって1本だけ新品にするのは勿体ない。ただし、ローテーションしたからといって劇的に走行距離が伸びるわけでもありません。
ケチすぎるのも問題なので、お金に余裕があるのなら気分転換も兼ねて交換するのもありですね。
タイヤの状態を確認する
まずは自転車を逆さまに立てて、タイヤの状態を確認します。
タイヤが土で汚れている場合は、濡れた布でよく拭き取ります。
または、画像で使用しているワコーズの「フォーミングマルチクリーナー」があると便利。
タイヤはもちろん、フレームや金属、樹脂にも使用することができる万能クリーナーです。
前輪タイヤの減り具合
DAHON K3の走行距離は500kmほど。
前輪タイヤはまだまだ真ん中のスジが残っています。
後輪タイヤの減り具合
一方、後輪タイヤは真ん中のスジが無くなっていました。
やはり後輪のほうがタイヤの減りがだいぶ早いみたいですね。
↓ではタイヤ交換の方法を詳しく紹介していきます。
ホイールからタイヤを外す
タイヤを外すときは「バルブ」から外していきます。
ちなみに、使用しているタイヤレバーは100均ダイソーのもの。結構外しやすくて気に入っています。
まず、1本のタイヤレバーを差し込んでビードをめくったらスポークに引っ掛けます。
そしたら、もう1本でリムをなぞるようにビードを外側に外していけばOK。
これで片方のビードが外せました。
もう片方のビードはバルブの反対側から外していきます。
親指で押し込むだけでリムから外せます。
あとはタイヤとチューブを一緒に外します。
前後のタイヤを入れ替える
前後のタイヤを外したら、あとは入れ替えるだけ!
ただし、DAHON K3のタイヤには“回転方向”があるので装着時に注意してください。
タイヤの向きに注意!
タイヤの側面に回転方向を示す「矢印」があります。
誤った向きに入れてしまうと、やり直しになってしまうのでよく確認してからタイヤをはめてください。
前輪タイヤはハブのロゴや形状に矢印を合わせるといいでしょう。
後輪タイヤはスプロケット側の矢印を時計回りになるようにすればOK。
タイヤをはめてチューブを入れる
タイヤの回転方向に間違いがなければ、片方のビードをリムの内側に入れていきます。
このときタイヤのロゴとバルブの位置を合わせておくと、パンクしたときに、チューブのどこに傷があるのか見つけやすくなります。
次にビートが出ている方を手前に持ってきます。
バルブの穴が見えるくらいビードをめくったら
そこにチューブのバルブを押し込みます。
ただ押し込んだだけだと、バルブの根本にある出っ張りに引っかかって、タイヤの内側に入らないと思います。
こんなときは反対側のビードを親指で押し込んでやります。
すると、バルブのところのチューブがタイヤの内部に入り込みます。
あとは左右対称にチューブを入れていきます。
このときチューブがねじれないように注意してください。
残るビードをはめていく
入れるときもバルブの反対側からビードを入れていきます。
こちらも左右対称にビードを入れていきます。
バルブ付近になってくるとビードを入れるのが硬くなってきますが、DAHON K3のタイヤは素手だけで簡単にはめられました。
画像のように隅っこから親指で押していくと入れやすいです。
どうしても最後のひと押しが入らない場合は、タイヤレバーをビードに引っ掛けてテコの原理で押し込んでください。
チューブが噛んでいないかチェック
チューブがビートとリムの間に噛んでいたり、ねじれていないか確認します。
とくにバルブのところのチューブがビードに挟まっていることが多く、このまま空気を入れると破裂の原因になります。
それを防ぐためにもバルブを指で上に押し込んでください。
こうすると簡単にチューブをタイヤの内部におさめることができます。
あとは左右のタイヤをめくって、全周をチェックしてください。
面倒ですがこの最終確認が一番重要です。チューブを噛んだまま、空気を入れると破裂の原因になってチューブを無駄にしてしまいます。
タイヤをフレームに戻す
ホイールをフレームに戻すときも“回転方向”に注意してください。
後輪はスプロケットの位置が決まっているので、タイヤを嵌めたときに矢印の向きを間違えていなければ問題ありません。前輪は後輪の矢印と同じ方向に合わせてセットすれば大丈夫。
おわりに
後輪タイヤのすり減りが気になってきたので、今回、タイヤのローテーションを行いました。
後輪がすり減ってきたら、1本だけ新品タイヤを買うのもありです。しかし、私はちゃんとローテーションして前後とも新品に交換したほうが節約にもなるし気持ちがいいと思うな。