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【初心者向け】ブレーキ用インナーケーブルを交換する手順

ブレーキ用インナーワイヤーの交換手順

DAHON Visc EVOのブレーキ用インナーケーブルを交換しました

私の自転車は2017年モデルなのでもう3年以上乗っていることになりますが、一度もインナーケーブルの交換をしていませんでした。

まぁ、室内保管だし、週末しか乗らないのでまだまだ使えそうなんですが、こういうものは切れてからでは遅いので定期的に交換しておくべきですよね。

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インナーケーブルの選び方

アウターケーブルを確認する

DAHONのアウターケーブルはジャグワイヤー製

まずは、アウターケーブルの表面を見てメーカーを確認します。

なぜアウターケーブルの確認が必要かというと、シマノとジャグワイヤーではインナーケーブルの太さが異なるからです。

インナーケーブルの太さ
  • シマノ:1.6mm
  • ジャグワイヤー:1.5mm

私のDAHONは、アウターケーブルが「ジャグワイヤー製」です。シマノ製は1.6mmと少し太いため、インナーもジャグワイヤーにしたほうが無難です。

アウターケーブルのメーカーがわからない場合もあると思います。その場合は、どのメーカーのインナーケーブルを買っても大丈夫です。分かるのが一番いいですが、厳密に合わせなくても使えます。

ケーブルの素材

  • スチール製
  • ステンレス製
  • ステンレス製&テフロン加工

ケーブルの素材は、大きく分けてこの3種類です。

スチール製は錆びるから、「ステンレス製」か「テフロン加工」のものがおすすめです。

テフロン加工は黒いケーブルが多いのですが、剥がれやすくて銀色の部分が目立ちますし、ステンレスとの違いもよくわからなかったので、私は安いステンレス製をおすすめします

タイコの形状

MTB用のタイコ形状

Vブレーキレバーの場合は「MTB用」を選んでください

STIレバーなら「ロード用」です。

ジャグワイヤーのインナーケーブル

Amazonの商品画像はシフト用のものなっているのでわかりにくいですが、リンク先の「シマノ/スラム MTB用の2000mm」を2本購入すれば問題ありません。

ジャグワイヤーのブレーキ用インナーワイヤーMTB用

1本300円と安かったので、私は予備も含めて4本購入しておきました。

MTB用ステンレス製のインナーワイヤー

店舗で購入する場合は、パッケージをよく確認してください。

使用する工具

ニパ子のワイヤーカッターと5mmのアーレンキー

通常は「ワイヤカッター」と「5mmのアーレンキー」を用意すれば問題ありません。

関連記事:切れ味バツグン!アウターケーブルが潰れないニパ子のワイヤーカッター

インナーケーブルを交換する手順

ブレーキ本体からワイヤーを外す

キャリパーブレーキのインナーワイヤーを交換する

DAHON Visc EVOはキャリパーブレーキを採用しています。

まずはエンドキャップを外しましょう。

スクリュー式のエンドキャップ

エンドキャップは便利なスクリュータイプに交換していたから簡単に取り外せました

スクリュータイプならカシメる必要がないから楽ちんです。

ブレーキワイヤーのエンドキャップをペンチで外す

通常のエンドキャップなら、潰れた部分をペンチで押し戻せば外せます。または、もう使わないから切断してしまっても大丈夫です。

キャリパーブレーキのワイヤーを外す

ブレーキアームを手で挟んで抑えながら、ワイヤーを固定しているネジをアーレンキーで緩めます。

キャリパーブレーキのワイヤーが外れた状態

キャリパー側はこれで完了。

Vブレーキの場合も同じ手順で問題ありません。

ブレーキレバーからタイコを外す

Vブレーキレバーからタイコを外す

ブレーキレバーを握った状態にすれば、隙間からタイコが抜けるはずなんですが・・・

ティアグラのVブレーキレバー

ティアグラのブレーキレバーはシムのようなものが邪魔でタイコが外せませんでした。

これは「キャリパーブレーキ」と「Vブレーキ」で引き量を調整するためのもの。画像では銀色のパーツがキャリパー用のところにあります。Vブレーキなら「V」のところにして使うわけです。

ティアグラ Vブレーキレバーのシム

このパーツは裏側にあるネジをプラスドライバーで緩めれば外せます。

ティアグラ Vブレーキレバーのシムを外してタイコを外す

これでタイコが外せました。

通常のブレーキレバーならレバーを開くだけで外せるはずです

アウターケーブルからインナーを抜く

インナーブレーキワイヤーが潰れて抜きにくい場合

ブレーキ本体のネジで固定していたところが潰れているため、アウターケーブルから抜くときに引っ掛かります。

このまま引き抜いてしまうと、アウターケーブルの内側がズタズタになってしまうので無理に抜かないでください。

インナーワイヤーをニパ子で切断

この場合は、潰れたワイヤーの手前をワイヤカッターで切断すれば大丈夫。

インナーワイヤーをアウターケーブルから抜く

あとはブレーキレバーのところからワイヤーを抜き取るだけ。

新しいインナーケーブルをカットする

ジャグワイヤーのブレーキ用インナーワイヤーMTB用

新しいケーブルを用意します。

ブレーキ用インナーワイヤーの長さを決める

新しいケーブルと古いケーブルを重ねます。古いケーブルの切断した部分はテープでくっつけてあります。

ブレーキ用インナーワイヤーを長めにカットする

ケーブルが長いと取り回しが悪くなるので、先に短くカットしておきます。

古いケーブルよりも少し長めにカットしておくと安心です。

インナーケーブルにグリスを塗る

ブレーキ用インナーワイヤーにグリスを塗る

ケーブル全体にグリスを薄く塗ってからアウターケーブルに挿入します。

ケーブルを戻す

ブレーキ用インナーワイヤーをVブレーキレバーから入れる

あとは逆の手順で、インナーケーブルをレバーから戻していきます。

ブレーキにケーブルを固定する

ブレーキ用インナーワイヤーの長さ

ブレーキ本体にケーブルを固定します。

ケーブルの長さをどうするか悩みますが、私は矢印から矢印まで3.5cmのところで切断しました。

ブレーキ用インナーワイヤーの交換が完了

あとはスクリュータイプのエンドキャップを取り付けたら完成です。ケーブルの長さも丁度いいですね。

インナーケーブルの交換は意外と簡単

上の手順を見ていただければおわかりの通り、インナーケーブルの交換は意外と簡単な作業なんです。

「ケーブルを外して抜く」→「新しいケーブルを切断して入れる」だけ。

インナーケーブルの交換を数年していなければ、安全のためにもトラブルになる前に交換してしまいましょう