DAHON K3のブレーキシューを交換しました。
キャリパーブレーキ用のシューをVブレーキで使えるようにする“カートリッジ”があるので、今回はそれを購入して取り付けました。
K3のブレーキシューを交換する理由
K3のブレーキシューを外してみたら、なんと金属片が刺さってた!
手で触れてみるとガチガチに硬いシューだということがわかります。リムへの攻撃性が高いので交換することにしました。
ちなみに、このシューは形状的にTEKTRO 836.12っぽい。
本体はそのまま使う
「本体は交換しないの?」と思われるかもしれませんが、私はこのブレーキを結構気に入っています。
アームにDAHONのマークが入っているから一体感があるんですよね。K3によく似合っていると思います。
変に「shimano」とか入っているとブレーキだけ浮いた感じになっちゃうんですよ。
本体を交換するならミニVブレーキにする
- Vブレーキ:アーム長100-110cm
- ミニVブレーキ:アーム長80-90mm
K3のアーム長は92mmなのでミニVブレーキです。
もし、Vブレーキ本体を交換したいなら、ミニVブレーキというものを選んでください。アームが長すぎると見た目が悪くなってしまいます。
K3のシュー選びには注意が必要
まずは失敗例を紹介します(汗)
実はカートリッジタイプのBR-T610を購入したのですが⋯
K3のホイールに近づけてみると、なんかデカい!?
そう、14インチホイールにこのタイプのシューは大きすぎるのだ(汗)
ただし、使えないことはない。
リムに当ててみると、ちゃんとリムの幅におさまりました。でも、サイズ感が大きいです。
シューサイズの比較
こうやって並べてみると、やはりカートリッジ用のシューは長い。
真ん中の一体型タイプがK3付属のもの。これも縦の幅が広くてリムにギリギリなんです。
となると、キャリパーブレーキ用のシューが使えればいいということになります。
キャリパーブレーキ用のシューを使う
結論から言うと、これを使えばOK。
ロードバイク等で使われているキャリパーブレーキ用のシューをVブレーキで使えるようになります。
使っているシューはTEKTRO P422.11じゃないかと思います。
前後で2つ必要になるので注意してください。
似ている商品
今回私はテクトロを購入しましたが、他にも似た商品がいくつかありました。
キャリパーブレーキのカートリッジとは異なる
キャリパーブレーキのカートリッジとは形状が違うので、間違って購入しないように注意してください。
画像のように出っ張りがあって、ネジの種類も異なります。
シューはキャリパー用から選べる
カートリッジの形状は違いましたが、シューはキャリパーブレーキ用のものでOK。
2.5mmのアーレンキーでボルトを外してから、シューをスライドさせれば簡単に交換できます。
ためしに、DAHON Visc EVOで使っているBBBのブレーキシューを入れてみましたが、問題なく取り付けられました。
シマノのシューも使えるとレビューにあったので互換性は問題ないでしょう。
BBB BBS-28HPはひと箱4個入りだからコスパ良好。しかもシューは柔らかめでリムへの攻撃性が低いからおすすめです。
ブレーキシューを交換する
ブレーキシューの交換と調整方法はこちらのページを参考にしてください。
スペーサーの入れ方
シューの山が高くなるので、大小のスペーサーを入れ替えます。
画像のように「小」を内側、「大」を外側にしてください。
K3に取り付ける場合は、このようにして取り付けます。
シューのネジに要注意!
それからアームが開いた状態のとき、シューのネジがフォーク内側に接触します。
作業中に誤ってアームを離すと、バネの力でフォークに勢いよくネジが当たって、塗装に傷が付きます。
対策として、フォークに「厚紙」を巻き、テープで固定して保護しておく必要があります。
取り付け完了
本体と同じTEKTRO製だから似合いますね~。
シューのサイズもいい感じ、14インチホイールにピッタリです。
使ってみた感想
ブレーキの効きを確かめるため、フロントを今回交換したシュー、リアをK3標準のシューにして走ってきました。
今回交換したシューは同じテクトロ製でありますが、若干柔らかいのでレバーを強く握ると「グッ」とグリップする感覚があります。
一方、K3標準のシューは硬いので、ブレーキを掛けると「シューーーー」と滑って制動距離が長くなりました。
とりあえず、シューはこのままでいいかな。付属のシューが思ったよりもよく効くから、しばらくはこのまま様子をみてみたいと思います。