タイヤにめり込んだ小石を取り除くと、ポッカリと穴が空いてしまうときがあります。
わたしは見つけ次第その穴を「接着剤で塞ぐ」ようにしています。
放置すると、その穴にまた小石が挟まってパンクしてしまいそうで怖くなるからです。
おすすめの接着剤はこれ!
まずは自転車タイヤの穴埋めに適した“接着剤”を紹介します。
わたしのおすすめの接着剤は『セメダイン スーパーXブラック』です。
耐熱性にすぐれていて、水にも強いので、これで補修後したあとに剥がれたことは一度もありません。
ゴムのような弾力
この接着剤はゴムのような弾力を保ったまま乾くという特徴があります。
衝撃を吸収したり、逃がしたりすることができるので、自転車タイヤに使用しても接着面を頑丈に保つことができます。
完全硬化後は爪で押しても跡がつかず、再度小石がめり込むこともありません。
耐久性抜群!
これはもう随分前に補修したものです。
強力に接着されているから長距離を走行しても、まったく剥がれていません。
あえてデメリットを挙げるなら、完全に硬化するまで24時間かかるということくらいです。
黒ゴム接着剤はイマイチだった
こちらは『ロックタイト 黒ゴム接着剤』という商品↓
いかにもタイヤの穴埋めに適した商品のように見えますよね?
わたしもそれを期待して購入しましたが…
結論から言うと、硬化後のゴムが弱くてイマイチ使えませんでした。
自転車タイヤの補修には向いてない
完全硬化後の『黒ゴム接着剤』を爪で押したところ、柔らかくて変形してしまい、爪の跡が残ってしまいました。
一方の『セメダイン スーパーXブラック』は爪を弾き返して何ともありません。
硬化後もゴムのようによく伸びるのはメリットだと思います。
しかし、自転車タイヤの補修には柔らかすぎて向いていませんでした。
「長靴のひび割れ」や「ゴムパッキン」などの補修にはいいと思います。
穴埋め手順
タイヤに埋まった小石を取り除き、接着剤で埋めるまでの手順を紹介していきます!
小石を取り除く
タイヤに異物がめり込んでいるのを発見したら「キリ」か「千枚通し」を使用して取り除きます。
深く埋まった小石に要注意!
下の画像のように深いところまで小石が埋まっていたら無理に取り出してはいけません。
タイヤが高圧の状態で取り除こうとすると、誤って小石を押し込んでしまいパンクさせてしまう危険性があります。過去にわたしはパンクさせたことがあります(汗)
タイヤの空気を抜いてから取り除く
「深く埋まった小石」を取り除くときは、面倒でも必ずタイヤの空気を抜いてから取り出すようにしてください。
このときタイヤの両端を指で挟むと取り出しやすくなります。
水拭きする
接着力を増すために、接着面に付いている「汚れ」や「油分」を取り除きます。
「アルコール」や「パーツクリーナー」を使用すると、ゴムが劣化してしまうかもしれないので「水拭き」か「台所用の中性洗剤」を使って拭き取ります。
適正空気圧まで空気を入れる
接着剤を塗るときは、タイヤの空気を適正空気圧まで入れるようにしてください。
自分がいつも走るときに入れている空気圧でOKです。
なぜかというと、タイヤに空気を入れていない状態で接着剤を塗ると、高圧にしたとき、補修した穴のところが破れてしまうことがあるからです。
ヘラで穴を埋める
ヘラに少量の接着剤をつけたら、穴のところに押し付け、穴を塞ぐように塗っていきます。
接着剤を盛る
接着剤が乾いたとき「肉痩せ」することがあるので、少し厚めに盛るのがポイントです。
完全乾燥させる
あとは、しっかり乾燥させれば補修完了です。
補修したては目立ちますが、一度外で乗れば平らになってあまり目立たなくなります。
まとめ
- 『セメダイン スーパーXブラック』がおすすめ
- 小石を取り除くときパンクさせないように注意
- 接着剤は少し厚めに塗る
パンク予防のため、サイクリングから帰ってきたら、タイヤ表面に異物が刺さってないかチェックするようにしてください。
もしタイヤに異物があったら取り除き、空いた穴は接着剤でちゃちゃっと埋めてしまえば問題ありません。