DAHON K3用のボトムブラケットとして、TANGE LN-7922を購入しました。
ちょっと前にAliexpressで買った中華製BBが使い物にならなかったので、今回は信頼のおける日本製にしました(笑)
タンゲ LN-7992とは
シェル幅68mmのJIS規格、ボディと左右のカップには7075-T6アルミを使用。軸はクロモリで中空加工されています。
箱にmade in Japanとあります。
やっぱり日本製というだけで安心感があるな~。
上の黒いBBはDAHON K3に付属していたもの。
軸長が107mmだったので、タンゲのBBも同じ107mmにしました。
ベアリングのシールにはTANGEと刻印がありました。オリジナルなのかな?
また、左カップの内部にはオレンジ色の樹脂っぽいフィルムがあります。右カップは固くて外れませんでした。
指で軸を回すと、少しグリスが重い感じがする。しかし、これは問題ない、慣らしが終わると気持ち良く回るようになります。
タンゲのBBは軸が中空加工されているので中が空洞になっています。DAHON K3のBBは塞がっているのでそのぶん重くなっているというわけ。
- DAHON K3 BB:314g
- TANGE LN-7922:229g
約85g軽量になりました。
タンゲのBBは中空シャフトとアルミボディのおかげで、まぁまぁ軽量ですね。
BBを取り付ける
クランクの取り外し方は【初心者向け】スクエアテーパー型 クランクの脱着方法で詳しく紹介しています。
BB受けを掃除する
チェーンは外さなくても、画像のようにBBのところに引っ掛けておけばOK。
そしたら、パーツクリーナー等でBB受けを掃除します。
使い古した歯ブラシを使うと、ネジの隙間の汚れも綺麗に落とせます。
BB受けを綺麗にしたらグリスを塗っておきましょう。
歯ブラシを使ってグリスを塗る!
左右のカップにグリスを塗りますが、ほとんどの人はこうやって指でグリスを塗っていると思います。
しかし、これだとネジ山の溝まで綺麗に塗ることができないですよね?また、たっぷりグリスを付けると隙間からはみ出してきてしまいます。
解決方法は簡単↓ここでも歯ブラシが役に立ちます。
歯ブラシを使ってグリスを塗ると、ネジ山の溝に薄く均一にグリスを塗ることができるのだ!
試してみると感動すると思う(笑)ネジ全般はこの方法で綺麗に塗ることができますよ。ちなみに、使用する歯ブラシは幅広タイプがおすすめです。
それから、ベアリングと左カップ内側にもグリスを塗ります。
水や砂が入り込まないように、ベアリングのシールの方までグリスを塗っておきます。
BBを締め込む
右からBBを入れて奥まで手で回せるところまで締め込みます。
左カップも同様に手で回せるところまで軽く締めたら、右カップから本締めしていきます。
私のイチオシ工具、BBBのBTL-20Lを使って本締めします。
こいつは、BBの軸と工具をボルトで固定するから、作業中に誤って外れることがないスグレモノなんです。
この工具については、固着したスクエアテーパーBBの外し方!確実に外したい方へで詳しく紹介しています。
これはBTL-20Lを買う前に使っていたBBツールなんですが、途中まで早回しできるから便利。外すときも素早く回せます。
意外な使い道だなぁ~。BTL-20Lがあるけど、これはこれで便利だから残しておこうと思う。
クランクを取り付ける
クロモリシャフトなので、一応ここにもグリスを塗っておきます。
あとはチェーンを引っ掛けてクランクを取り付けたら完了です。
うん、よく回るわ。
乗ってみた感想
DAHON K3に元々ついていたBBとの比較になりますが、K3のBBも意外とよく回るんだよな~。
重いのが難点だったけど、ぶっちゃけ、タンゲのBBにしても重さはよくわからん(笑)85gしか変わらないからね。
まぁ、初心者の人が工具をいちから揃えて交換するまではないと思う。
ただ、路面の状況がそのまま足元に伝わって、踏み込む力もしっかり伝わる。もちろん、異音もなく、剛性感もしっかりしたものだ。不満がなにもないのは良いBBという証拠だろう。
BBは慣らしが終わると更に気持ち良く回るので、これからにも期待したいところ。