固着したスクエアテーパーBBの取り外しに苦戦している方必見!
BBBの脱着ツールを使えば、簡単かつ確実に取り外すことができます。
まさに最終兵器!一度コイツを使ってしまったら、もうモンキーレンチには戻れません。
購入した工具
わたしが購入したのは、BBBのBTL-20Lというツール。ハンドルは頑丈で長さも十分あるため、BBを回すのに必要な力を楽に加えられます。
似たような工具にPWTがあります。こちらはBBBよりも価格が安く、機能も同じなのでおすすめです。
BBB BTL-20Lの詳細
自転車屋さんがこの工具を使っていたので、思い切って購入してみました。プロが使っているものなら安心ですからね。
ハンドルとBBツールが一体化しているため、とても使いやすいです。
このボルトを使ってBBとツールを固定し、工具のグラつきを無くす仕組みになっています。詳しい使い方は、この記事の後半で紹介しています。
今まで使っていた250mmのモンキーレンチとBBツールとの比較です。
BBBの全長は約35cm。やはり、固着したものを外すにはハンドルの長い工具の方が有利です。
グリップは滑りにくい素材を使用し、十分な厚みがあります。さらに、中央部分がへこんでいるため握りやすくなっています。
付属のボルトでガッチリ固定!
付属のボルトはBBのシャフトにねじ込んで使用します。
透過すると、内部はこのような仕組みになっています。
ボルトでしっかりと固定されるため、作業中に外れることはありません。
モンキーレンチとBBツールを使うと、作業中にグラついてしまい、うまく力を入れることができませんでした。これではネジ山を傷めてしまいそうで怖いですよね。
BBの取り外し方
それでは、このBBBのツールを使って、固着してしまったBBを取り外してみたいと思います。
潤滑剤を浸透させる
最初に、ネジ部分に潤滑剤を吹きかけ、10分くらい置いてから作業を始めましょう。
工具の取り付け方
ボルトを締めるとシャフトも回ってしまうため、反対側のシャフトを手で押さえながら取り付けます。
まず、左側のBBから緩める
左側のBBは正ネジなので反時計回りで緩みます。
右側のBBを緩める
右側は逆ネジなので時計回りで緩みます。
難しく考えず、画像のように自転車をおいて矢印の向きに力を加えればOKです。
固着して外れない場合
いざハンドルを回してみると、固すぎて貧弱な腕ではビクともしません(汗)
でも、大丈夫!
こんなときは足で踏みます!
靴を履いて、ゆっくりと体重をかければ⋯
カコンという音とともに、簡単に取り外すことができました!
BBとツールをボルトでしっかり固定できるからこそ、可能な技です。
BBに傷はなく、とても綺麗。
固着して全く動かなかったBBが、あっけなく外れました。やっぱり工具選びって重要ですね~。
関連記事:【初心者向け】スクエアテーパー型 クランクの脱着方法
欠点は早回しできないこと
この完璧な工具にも、実は一つだけデメリットがあります。それは、長すぎるハンドルのせいで取り回しが悪く、せっかく緩めたBBを素早く外せないことです。
ハンドルが床に当たってしまい、回転できなくなります。そのため、半回転ほどしたら工具を付け替えて、少しずつ回す必要があるんです。
解決策としては、上の画像のように単体のBBツールを使って手で素早く回すと、簡単に外すことができます。
まとめ
- ロングハンドルで力を入れて回せる
- ボルトでBBとツールをしっかりと固定
- 手で回せない時は足で踏んで回せる
- 早回しすることはできない
従来のモンキーレンチなどでは、滑ってしまいやすく、力加減が難しかったBBの脱着作業が、このツールを使えば安全かつ確実に行えます。
特に、長年放置されていた自転車や、一度も分解されたことのない自転車のBB外しには効果的です。力任せに回してネジ山を傷つける心配もありません。おすすめです。