タイヤを手作業で押し込んで苦戦していたところ『ビードワックス』の存在を知りました。
これを使うと今までの苦労がウソのように、タイヤがすんなりと入るようになります。
シュワルベの水溶性ビードワックス
今回は『SCHWALBE EASY FIT』という「水溶性のビードワックス」を購入しました。
ホイールにタイヤをはめ込む際、ビード部に塗布することでビードを傷つけずに保護して、スムーズにリムに入るように潤滑性を高めてくれます。
硬めのタイヤでもこれを塗ったら簡単に嵌ります。
「なんでもっと早く使わなかったのだろう…」というくらい簡単に嵌められて、ほんとうにビックリしました。
大きさは、小さい(容量50ml)かもしれませんが、無駄に大きすぎるよりは使いやすいサイズ感です。
価格は税込1,100円。使用頻度から考えると安くはないですが、その効果は素晴らしいものがあります。
力づくで嵌めて手の皮剥いて痛い思いするよりも、これ使って楽をしたほうが効率的です。
「石鹸水」いらず
タイヤのビード部に押し付けると、先端のスポンジの中から液体が出てきます。
「石鹸水」を作る手間に比べたら、はるかに楽。これなら必要なときにいつでも使用できて、手を汚すこともありません。
約10分後に自然乾燥する
『SCHWALBE EASY FIT』は、塗ってから約10分ほど経過すると、液体が跡形もなく乾いてしまいます。
EASY FITの使い方
新品のタイヤがホイールに嵌まらないときに試してみてください。
ビードがリムに嵌まらない！
新品のタイヤを嵌めようとしたら「最後のひと押しが入らない！」ということがよくあります。
ここで無理やり「タイヤレバー」で押し込むと、チューブに穴が空いてしまう恐れがあるので、使用をためらいます。
こんなときこそ『SCHWALBE EASY FIT』の出番です！
液体の出し方
スポンジの真ん中に「赤いピン」があります。
ボトルを下に向けながらこの「ピン」を押し付けると液体が出る仕組みとなっています。
ある程度液体を出してスポンジに染み込ませると「白い泡」が出てきます。
あとはスポンジを押し付けて、ビード側面に塗っていくだけ。手を汚すこともないのでとても便利です。
塗る範囲
塗る範囲は、リムに嵌っている部分から硬い部分にかけて塗っていけばOK。
タイヤ全周に塗らなくても入りにくいところだけ塗れば問題ありません。
塗り方
「白い泡」が出てきたら、スポンジを軽くポンポン当てながら塗っていきます。
タイヤを嵌める
あとはビード部を指で押し込んでいくだけ。
「え？ウソでしょ？」ってくらい簡単に嵌ります（笑）
ビードが「ぬるっ」と滑って、あっけなくリムに入ってしまいました。
水拭きする
液体は約10分で乾くので、作業後にタイヤの中で悪さをすることはありません。
しかし、乾燥したからといっても、そのままでは付着した成分がリムに残っています。
もしかしたらブレーキが効きづらくなって危険な場合があると思うので、わたしは一応、リムのブレーキ面を水拭きしてからフレームに装着するようにしています。
「タイヤペンチ」もおすすめ
タイヤを嵌める工具として「タイヤペンチ」というものがあります↓
これも簡単にビードを嵌めることができるのでおすすめです。
「タイヤペンチ」なら一度購入すれば長く使用することができます。
ただし、ビードを傷つけずに保護したいなら「ビードワックス」のほうが適していると思います。
まとめ
- ビードが簡単に嵌るようになる
- 必要なときにすぐに使える
- 手を汚さない
- 塗った液体は約10分で乾く
はじめは「たいして変わらないだろうな」と思って使ってみたのですが、なんと、そのまま手でビードを押し込むだけで滑るように全部嵌ってしまいました。
あんなに悩んでいたタイヤ交換から解放されたので、ほんとうにありがたいです。
