今回ご紹介する『R250 ワンタッチポンプヘッド』は、バルブへの付け外しがワンタッチで行える便利なアイテムです。
空気入れにかかる手間と時間を大幅に短縮できるので、自転車の空気入れをもっと楽にしたい方におすすめです。
R250 ワンタッチポンプヘッドとは?
このポンプヘッドの特徴は、なんといっても脱着が簡単なところです。
バルブにヘッドを差し込むだけで装着でき、後ろのボタンを押すだけで簡単に取り外せます。
仏式バルブと米式バルブの両方に対応していて、仏式バルブは、ネジ式、ねじなし、樹脂バルブなど、種類を問わずに使用できます。
『R250 ワンタッチポンプヘッド』の価格は、税込2,420円です。
価格はやや高めですが、その分、使い勝手が大幅に向上するため、購入する価値は十分にあります。
購入は、Amazon、楽天市場、ワールドサイクルから可能です。
対応する空気入れ
商品説明によると、「トピーク、レザイン、サーファス」の空気入れに取り付け可能との情報があります。
なお、パナレーサーの空気入れには全て非対応とのことなので、ご注意ください。
他のメーカーの空気入れは、ホースの外径と内径を実測して判断する必要があります。
付属するキャップは、グレーとブラックの2種類で、対応するホースのサイズが異なります。
- グレー:外径10mm、内径4.0mm
- ブラック:外径8.5mm、内径3.5~4.0mm
ヘッドの交換方法
ヘッドの交換は、素手で行えるため、特別な工具は必要ありません。
トピークのホースは外径10mmだったので、グレーのキャップを使用します。
元々付いていたヘッドのキャップを緩めて、ホースから取り外します。
ホースにキャップを通してから、R250のヘッドを差し込みます。
キャップをしっかりと締め込みます。
これで準備完了です。
バルブへの脱着方法
ヘッドの後ろのボタンを押して、ロックを解除し、画像の左の状態にしてから、バルブに差し込みます。
仏式バルブにまっすぐ差し込み、「カチッ」という音が鳴るまで押し込みます。
外すときは、後ろの黒いボタンを押すだけで簡単に取り外せます。
ヘッドの付け外しは、このようにとてもスムーズです。
また、小さめの14インチホイールでも、スポークを気にせず取り付けることができます。
レバー式のヘッドだと、スポークが邪魔になって取り付けられないことがあるので、この点も使い勝手に優れています。
米式バルブにも使用できる
ヘッドの先端を外せば、米式バルブにも対応します。
米式バルブへの装着は、ねじ込み式のため、脱着に時間がかかり、少々面倒です。
たまに使う程度なら問題ありませんが、頻繁に使用する場合は、他のポンプヘッドを検討することをおすすめします。
R250は、おもに仏式バルブに特化したポンプヘッドとお考えください。
また、米式バルブの状態で、英式のトンボ口を付ければ、英式バルブにも対応できます。
エアリリースボタンがない
R250の唯一のデメリットは、「エアリリースボタン」が付いていないことです。
そのため、ポンプヘッド単体では、入れすぎた空気を減圧することができません。
ただし、空気入れ本体にエアリリースボタンがある場合は、減圧が可能です。
R250の使い勝手は良好なので、もし減圧が必要な場合は、エアリリース機能の付いた空気入れに買い替えてしまうのもありだと思います。
他のポンプヘッドと比較
パナレーサーのポンプヘッドはR250とほぼ同じ構造をしています。
実際に両方のヘッドを試しましたが、R250の方が圧倒的に軽い力で脱着できて楽でした。
ただし、パナレーサーは、仏式と米式を切り替えずに使用できるというメリットがあります。
次は、エアボーンの『クイックポンプヘッド ZT-A15』との比較です。
エアボーンは、バルブに差し込んでから少しねじ込む必要があるため、R250に比べて少し手間がかかります。
しかし、エアボーンは米式バルブへの切り替えと装着が簡単で、さらにエアリリースボタンも備えているため、完全な下位互換ではなく、あえてエアボーンを選ぶメリットもあります。
まとめ
- すべての仏式バルブに対応
- 米式バルブにも使用できる
- 最大200psi/14barまで対応
- 軽量でコンパクト(重量41g)
- エアリリースボタンがない
- トピーク、サーファス、レザインに対応
- パナレーサーは全て非対応
『R250 ワンタッチポンプヘッド』は、仏式バルブを使っているサイクリストにとって、空気入れのストレスを大幅に軽減してくれるアイテムです。
ヘッドの付け外しが簡単なので、空気入れの時間を大幅に短縮することができます。
仏式バルブをメインに使っているサイクリストであれば、購入を検討してみてはいかがでしょうか。