自転車の回転部に使うグリスってどれがいいんだろう?
ネットで探していたら良さげなグリスを見つけたので試しに買ってみました。
それは『モチュール テックグリス300』というグリスです。
低フリクションで非常によく回ると評判。
これと手持ちのセラミックグリスを比較してみようと思います。
テックグリス300とは
モチュールがレースで培った独自の技術により開発されたリチウム系グリスです。
用途: ローラーベアリング、ベアリング、ハブ、ユニバーサルジョイント、ボールジョイント、ワイヤケーブル等
AZ セラミックグリス
これは、エーゼット『BGR-004』というセラミックグリス。
粘度が低めで非常に滑らか。
手触りはハンドクリームに近いかも。
いいグリスなんですが粘度が低めなので耐久性に不安があります。
そこで新しいグリスを探していたというわけ。
BGR-004とは
高性能のオレフィン系合成油をベースにセラミック粉末ボロンナイトライドを贅沢に配合した高性能グリース。
セラミックベアリングにも使用でき、防錆効果もあるため自転車のメンテナンス全般にご使用いただけます。
用途:自転車のBB、ハブ、ヘッド部分のベアリングや摺動部の潤滑
フリーボディで使用してみる
今回は「フリーボディのラチェット部」に使用します。
セラミックグリスを綺麗に拭き取ってテックグリスを塗っていきます。
テックグリスをチューブから出してみました。
色はモスグリーン。
低粘度でちょっとオイリーな感じ。
滑らかさはセラミックグリスの方がほんの少し上です。
匂いはよくあるリチウムグリスと同じでした。
動画で比較
テックグリスとセラミックグリスの比較動画です。
セラミックグリスも相当抵抗の少ないグリスなのに、それより5秒長く回っていますね。
回転性能はかなり高いのかもね。
それにテックグリスはラチェット音がセラミックよりかなり静か。
セラミックグリスについて
セラミックグリスも塗ったばかりで結構盛っていたんですけど・・・
グリスがデロデロに溶けかけてました。
少なくともフリーボディにセラミックグリスは向かないかも。
ゆる過ぎてフリーボディの爪にグリスが絡まない感じです。
ラチェット音がジィーとうるさく爪の当たりが強いので可動部に優しくなさそう。
テックグリースについて
テックグリースをフリーボディに使うとヌルヌル・ヌメヌメ回転する感じ。
フリーボディの爪によく馴染んでラチェット音も静か。
走行中に足を止めるとホイールがスーッと回転して気持ちいい。
購入前は半信半疑でしたが噂通りよく回るグリスで気に入りました。
フリーボディはもちろんBBやヘッド周りもこれでメンテしようと思います。