今回は『Litepro ハンドルポジションチェンジャー』というアイテムを紹介します!
DAHONにはロードバイクのようなステムがないのでハンドル位置が固定されています。
折りたたみ自転車でハンドルが近くてお困りの方は、このハンドルポジションチェンジャーを使ってハンドルを前に伸ばしちゃいましょう!
より自然な姿勢で折りたたみ自転車に乗ることができるようになりますよ。
ハンドルポジションチェンジャーとは
ハンドルの位置を上下・前後と自由にポジション変更することができます。DAHON、BD-1など折り畳み自転車のハンドルが近くて気になる方におすすめです!
私は海外通販のAliexpressで購入しましたが、現在はAmazonでも購入できるみたいです。
最大で5cmハンドルを前に伸ばすことができます。
また、上下に角度を調節することもできるから便利です。
実測重量は91g。
ポジションチェンジャーの中では最軽量の部類ではないでしょうか。
ハンドルポストの種類
DAHONのハンドルポストには「T字タイプ」と「クイックリリースタイプ」があります。上位モデルは、T字タイプでポジションチェンジャーがデフォルトで付いています。
私のはクイックタイプなのでポジションチェンジャーの取り付けに難があります。
クイックタイプの問題点
上の画像の通り、クイックレバーの出っ張りが邪魔でレバーを完全に倒すことができません。
金ノコで出っ張りを切れば倒せますが、このレバーは真ん中に穴が開いているし、幅も太いから加工が難しい。というわけで“別の方法”を考えました。
シートポスト用のクイックレバーに変更する
シンプルにボルトとナットで固定することも考えましたが、シートポスト用のクイックレバーを使用することにしました。
まず、シートポスト用のクランプを購入します。DAHONのボルト経(太さ)は約5.8mmなので、「M6ネジを使用しているシートクランプ」を選びます。
今回使用するのは右側のパーツです。
シートクランプのクイック部分だけを使用します。ダホンのクイックに付属していた「黒いナット」と「金色の金具」はそのまま流用します。
DAHON純正のクイックが58g、中古のシートクランプが31gなので27g軽量になりました。
クイックレバーを加工して取り付ける
やっぱり引っかかる・・・
で、早速取り付けてみると、このレバーもハンドルに引っ掛かってしまう(汗)
仕方ないのでレバーを万力で固定して、先端から数ミリを金ノコで切断します。このレバーは幅が狭いので簡単に切れます。
金ノコで切断した!
レバーを短く切ったことで、画像のようにレバーを倒すことができました。
レバーが短いので起こすときは、タイヤレバーなどで引っ掛けて起こす必要があります。
マットブラックで再塗装
仕上げにレバー全体をヤスリがけして、スプレーで再塗装しています。
マットブラックで塗装したことによって、落ち着いた感じになりました。きれいに仕上げられたと思います。まったく違和感がないですね。
バーエンドキャップは付属しませんが、穴があいていると危ないので家にあった余り物のグリップ用エンドキャップをはめときました。
このバーの内経は22mm。手持ちのキャップの経がドロップハンドルのグリップエンド用で19mmと合わないので、差込口にビニールテープを巻いて太くしてから穴に差し込みました。
キャップはシルバーだったのでこれもマットブラックに塗装しています。
以上で、ポジションチェンジャーの取り付けは完了です。このクイックレバーでもハンドルをガッチリ固定できています。なかなか良くできたのではないかと思います。
使用してみた感想
上は私が乗っている「DAHON Visc EVO」のサドル-ハンドル間は60cmです。私の身長は173cmほどですが、このハンドル位置だと腕が窮屈に感じます。
今回の「ポジションチェンジャー」でハンドルが前に5cm伸びて、サドル-ハンドル間は65cmになりました。これがすごいしっくりくる!自然な姿勢をとれるというか違和感がありません。
もう2年ほど乗りましたが、ハンドルは少しもズレることなくガッチリ固定できています。ハンドルを伸ばしたことにより、クイック気味だったハンドリングが穏やかになりました。