皆さんは、コンビニ利用時のマナーやルールを守れていますか?
自分では「大丈夫!」と思ってやっていたことが、実はNGだったということがあります。
そこで、今回はコンビニで自転車乗りが避けるべき行動をご紹介します。
自転車乗りとして良いイメージを持たれるように、ぜひ参考にしてください。
ヘルメットを着用したまま入店しても大丈夫?
コンビニに入店する際、ヘルメットを脱ぐかどうか、迷われる方も多いかと思います。
自転車乗りからしたら、確かにヘルメットをいちいち脱ぐのは面倒ですし、髪型の乱れも気になります。
厳密に禁止されてない
コンビニの店頭に貼ってあるステッカーでは、「フルフェイスヘルメット」の着用が禁止されています。
自転車用の「半キャップヘルメット」については、顔が覆い隠されていないため、厳密には禁止されていません(コンビニに問い合わせて確認を取りました)。
また、顔を隠すようなサングラスやフェイスマスクなどは、入店する前に外しておく必要があります。
これは、店員や他のお客さんから顔が見えないと、不審者だと誤解される可能性があるためです。
最終的な判断はお店にゆだねられている
で、肝心の自転車用ヘルメットを着用したままの入店についてですが…
現状では最終的な判断は各店舗の責任者にゆだねられています。
つまり、そのお店の判断次第でOKだったり、NGだったりする曖昧な状況にあるわけです。
一般的には、顔がよく見えていれば、店員からヘルメットの着用を指摘されることはまれです。
しかし、ネット上では時折、注意されたという意見も見られることから、不快な思いをしたくない場合は、ヘルメットを外してから入店するのが無難といえます。
髪型の乱れを気にする場合は、別途帽子などを携帯しておくとよいでしょう。
自転車を壁に立てかけるのはマナー違反?
実はこれマナー違反です。
自転車を壁に立てかけない
ロードバイクにスタンドが付いていない場合は、コンビニの壁に立てかける人も多いかもしれません。
しかし、実はこれもお店によっては注意されることがあります。
なぜなら、コンビニの壁はお店の財産であり、自転車を立てかけると、壁に傷がつく可能性があるからです。
「今までそんなこと言われたことないよ」という人もいるかもしれませんが、それはあくまでお店の好意で見逃してもらっているということを理解しておいた方がいいです。
例えば、他人の自転車が自分の家の壁にもたれかかっていたらどう思うでしょうか?たとえ壁に傷がついていなくても、常識としてやってはいけないことがあるのです。
車止めやフェンスは大丈夫?
同じく、車止めやフェンスに自転車を立てかけることも、本来の使い方とは異なるため注意される可能性があります。
ガラスは絶対にダメ!
ガラスに自転車を立てかけるのは、もってのほか。絶対にやってはいけません。
よくSNSにコンビニのガラスにロードバイクを立てかけて休憩している画像をアップしている人を見かけますが、これは大変危険な行為です。
最悪ガラスが割れてしまう可能性がありますし、もし自分がそのお店の責任者だったとしたら、気持ちの良いものではないですよね。
じゃあ、どうやって駐輪すればいいの?
よく利用するコンビニでどうしても壁に立てかけたい場合は、そのお店の許可を取ることが大切です。そうすれば後々のトラブルを避けることができます。
もし許可を取るのが面倒な場合は、素直に『キックスタンド』を取り付けることをおすすめします。
ロードバイクにはスタンドが付いていないことが多いので、携帯用のスタンドを利用するのも一つの方法です。
「見た目が悪いからスタンドなんて付けたくない」という人は、それはもう自己責任です。
スタンドを使わないのは、駐輪できないという不便さを自分自身が理解した上で、そうしているわけです。
それなのに止める場所がないからといって、お店の壁に立てかけては自分勝手と言われても仕方がないですよね。
サイクリングシューズ(クリート付き)で入店してもいいの?
クリート付きのサイクリングシューズで店内に入るのは避けましょう。
クリートで床をカツカツと歩かれると、床が傷ついたり、樹脂の跡が残る可能性があるからです。
ただし、『クリートカバー』を装着してから入店するのはOK。
クリートカバーを使うことで、自分自身も滑って転ぶ危険が減り、より安全に行動できます。
ハンドルに袋をぶら下げるのは道交法違反!
あまり知られていませんが、自転車のハンドルに袋をぶら下げて走行することは、道路交通法違反になります。
知らずにやってしまっている方もいるかもしれませんね。
買った商品は、きちんとバッグなどに収めてから自転車に乗るようにしてください。安全な走行のためにも大切なことです。
まとめ
- ヘルメット入店はお店の判断次第
- 壁に自転車を立てかけない
- キックスタンドを使う
- 店内ではクリートカバーを使う
- 必要ならお店の許可を取る
- 袋をハンドルにぶら下げない
多くの自転車乗りは、自分の行動が他人にどう映るかを気にしない傾向があります。
しかし、自転車は公共の道路や施設を利用する乗り物です。
他人に迷惑や危険をかけないように、自分の行動に責任を持って行動することが大切です。
また、相手の気持ちを尊重して、不快に感じさせないように配慮することも大切です。
自転車乗りとして良いイメージを持たれるように、ひとりひとりがマナーを守りましょう。
そうすれば、自転車で移動することがもっと楽しくなるかもしれません。