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クランクに取り付けるスタンドは買うだけ無駄!使えません

gearoop COOL STANDのレビュー

クランクに取り付けるタイプのスタンド『gearoop CoolStand(クールスタンド)』を購入したので、レビューしていきます。

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gearoop クールスタンドとは

gearoop COOL STANDを装着

クールスタンドは、「左クランク」と「ペダル」の間に取り付けて使用するスタンドです。

gearoop COOL STANDを左クランクに取り付けた状態

走行時はたたんでおけるので、ペダリングの邪魔になりません。

スタンドのないロードバイク等で活躍するアイデア商品となっています。

買わない方がいい

一見すると良さそうなスタンドですが、わたしはこのスタンドをおすすめしません

なぜなら走行中にペダルが外れて、クランクが使い物にならなくなったからです。

走行中にペダルが外れた

ネジ山②ダメージを受けたクランク

クールスタンドを取り付けて5kmほど走ったところで、突然ペダルが波打つように外れ、クランク側のネジ山が削り取られてしまいました…

原因はネジ山の不足

gearoop COOL STAND 取付部の厚み

スタンドの厚みは約2.5mm。

gearoop COOL STAND装着時のペダルのネジ山

画像のようにスタンドを取り付けた分だけ、ネジ山の長さが短くなります。

ネジ山の不足分だけ固定力が失われ、荷重や振動に耐えきれなくなって外れたのだと思われます。

潰れたネジ山

ネジ山が潰れた105クランク

ペダルが緩んで隙間ができたところに荷重を掛けてしまったので、ネジ山の一部が潰れて無くなってしまいました…

幸いにも少しだけネジ山が残っていたので、素手できつく固定してなんとか帰宅できましたが、このクランクはもう使い物になりません。正直、手痛い出費です…

取り付け跡が残る

gearoop COOL STANDでクランクに傷が付く

しかもスタンド側に凹凸があるので、どうしてもクランク側に取り付け跡が残ってしまいます。

Amazonに同じくネジ山が削れたレビューが載っていたので、よくあることなのだと思われます。

クールスタンドの詳細

個人的におすすめできる商品ではないですが、せっかく購入したので簡単にレビューだけしておきます。

gearoop COOL STANDのパッケージ

類似品もありますが、わたしが購入したのは台湾製の『Gearoop』のものです。

gearoop COOL STANDの付属品

付属品
  • スタンド本体
  • アーム×2本
  • ネジの緩み止め接着剤
  • ゴムバンド
  • 予備のネジ×1本

gearoop COOL STANDの実測重量

実測重量は69gと軽量です。

クールスタンドの取り付け方

gearoop COOL STANDをクランクに取り付ける

まず、スタンドとクランクのネジ穴を合わせます。

gearoop COOL STANDのすき間を調整する

このときスタンドが入らなければ、矢印の幅を調整します。

gearoop COOL STANDのスタンド位置をずらす

付け根にあるボルトを緩め、適切な位置でアームを固定します。

gearoop COOL STANDのスタンド取り付け部分

裏側には凹凸があり、ずれにくくなっています。

gearoop COOL STANDをペダルで固定する

幅を調整したら、ペダルで共締めします。

アームを取り付ける

アームを適切な長さに調整し、スタンドに固定します。

アームの長さを調整する

gearoop COOL STAND 脚の長さを調整する

真ん中にあるアダプターを外すと一段短くなります。

gearoop COOL STAND 脚の長さを調整する

また、「小さいナット」を緩めることで微調整することも可能です。

ネジの緩み止めを塗る

gearoop COOL STAND ネジの緩み止め

アームの位置が決まったら、ネジ山に「緩み止め」を塗ってガッチリ固定します。

gearoop COOL STANDの脚にネジの緩み止めを塗る

これを塗らないと走行中の振動でアームが緩んで紛失してしまいます。

gearoop COOL STANDの脚をスパナで締める

アームの固定に8mmのレンチ2本が必要です。画像のように「ミニモンキーレンチ」を使っても締められます。

「緩み止め」は24時間ほどで固まります。

gearoop COOL STAND スペアのネジ

このネジにも緩み止めを塗っておきましょう。スペアのネジが付いてきますが、おそらく緩んで失くしやすいからだと思われます。

ゴムバンドの使い道

gearoop COOL STANDを左クランクに取り付けた状態

こんな感じで装着できれば完成です。

gearoop COOL STAND 輪ゴムの使い方

付属の「ゴムバンド」は、おそらくアームを固定するために使うのではないかと思われます。

スタンドの立て方

gearoop COOL STAND 球体関節のような脚

アームの付け根は球体関節のようになっています。

gearoop COOL STAND 脚の動かし方

アームを引っ張ることでロックが外れ、移動させることができます。

gearoop COOL STANDを立てた状態

アームは多少しなりますが、自転車の重量くらいなら、まったく問題ありません。

しかし、体重をかけるとすぐに曲がってしまいそうなので、取り扱いに注意が必要です。

まとめ

  • 走行中にペダルが外れる恐れがある
  • ネジ山が短くなるから外れやすい
  • クランクのネジ山が潰れる
  • このスタンドは使わない方がいい

装着後しばらくペダルが外れなくても、使っていれば遅かれ早かれ緩んでくることが考えられます。

出先でペダルが外れたら、帰ってこれなくなる可能性もありますし、クランクへのダメージもあるので、このスタンド自体使用しないことをおすすめします。

どうしてもコンパクトなスタンドを取り付けたなら、荷物は増えますが、こちらにした方が無難でしょう↓