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DAHON K3のクランクを165mmに交換!こんな人は170mmが合わないかも

DAHON K3のクランクを170mmから165mmに交換した

DAHON K3のクランクを170mmから165mmに交換しました。

はじめに言っておきますが、170mmで何の問題もない人は交換する必要はありません。

私の場合は、もう1台所持しているDAHON Visc EVOを165mmにしているせいか、170mmに乗ると、足がかなり大回りしている感覚になってしまいます・・・

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こんな人は170mmが合わないかも

自転車 ひざの痛み対策

私が170mmクランクを使うと「膝痛」や「疲れやすい」といった症状が顕著にあらわれます。

以下に、私が170mmクランクを使って感じたことをまとめました。

  • クランクの回転が大回りに感じる
  • 膝の伸縮幅が大きい
  • 膝が痛くなりやすい
  • やけに筋力を使う
  • 脚に疲労がたまりやすい
  • 踏み込むようなペダリングになる

自転車を漕いでいると、クランクが「大回り」で回転しているように感じてきます。これは、ペダリング時の膝を曲げて伸ばす動作が大きくなるためです。つまり、クランクが長いと膝を曲げる角度がキツくなるので、膝痛も起こりやすくなります。

また、クランクが長いと「ペダルを踏み込んで回している」ような感覚になってきます。やけに無駄な筋肉を使っているなという感じ。脚の疲労だけがものすごく溜まっていきます。

クランク長が合っていると、踏み込まずに自然とペダルがクルクル回りだします。省エネというか効率の良いペダリングに変わったのがわかるはず。長距離を走っても疲れにくくなります。

165mmクランクに交換!

今回、交換するクランクは、シングルスピードの定番『Sugino(スギノ) RD2』です。PCD(BCD) は130mmになります。

スギノ RD2 シングルクランクのOEM品

新品で買うと高いので、RD2のOEM品をフリマアプリで購入しました。たぶん、完成車から取り外したものだと思います。ロゴがないだけで、見た目と重量はまったく同じ。

スギノ RD2 シングルクランクの実測重量

  • DAHON K3純正:545g
  • Sugino RD2:497g

K3純正のクランクよりも48g軽量です。

チェーンリングを付け替える

スクエアテーパー型クランクの脱着方法は、『【初心者向け】スクエアテーパー型 クランクの脱着方法』で詳しく紹介しているので、こちらの記事を参考にしてください。

クランクのチェーンリングボルトを外す

チェーンリングは使い回します。5mmの六角レンチを使って5つのボルトを外していきます。

チェーンリングの突起をクランクの裏側に合わせる

チェーンリングの向きに注意!

チェーンリングの裏側に“突起”が1箇所だけ付いているので、ここをクランクの裏側に合わせて取り付けます。

チェーンリングをペグレンチを使って取り付ける

チェーンリングボルトの取り外しは、六角レンチのみで大丈夫でしたが、締め込むときは「ペグレンチ」が必要になります。

ペグレンチがないとボルトが空転してしまい、力強く締め込むことができません。

チェーンラインは大丈夫?

これはクランクを買ったあとに気がついたことなんですが、そういえば“チェーンライン”とかいうものがあったなと・・・

このチェーンラインが合わないと、スムーズな変速が行えなかったり、チェーンが外れやすくなったりします。

DAHON K3のチェーンライン

K3の場合、シートチューブ側面からギアの出っ張りまで約20mm。交換したSugino RD2も約20mmなので、「ほぼ同じチェーンライン」のようです。

ただ、やはり少しズレているようで変速機の調整だけ必要でした。あっても0.5mm以下くらいの誤差じゃないかな。あとはとくに問題は出ていません。

変速機とシンクロさせる

DAHON K3の変速調整

最後に変速の確認と調整をします。

K3の場合は、上の画像のようにサドルを地面にして自転車を立てると作業しやすい。

シフターで変速したら、クランクを回して正常なギアチェンジが行えるかの確認をします。また、逆回転もさせてチェーンがはずれないかの確認もしておきます。

変速機の調整はココでする

DAHON K3の変速機を調整するダイヤル

クランク交換後、微妙に変速がうまくいかなかったので、リアディレイラーのワイヤーテンションを調整しました。

K3の場合は、シフターの付け根にあるボルトで調整します。ここを弄くりながら、「変速→クランク回転→確認」と繰り返して、スムーズな変速ができるようにしていきます。

クランク交換後のK3

DAHON K3にSugino RD2を取り付けた状態

DAHON K3にSugino RD2クランクを取り付けた状態です。

ま、普通といいますか違和感もなくて良いのではないでしょうか。

165mmの使用感

DAHON K3のクランク長を165mmにした感想

交換した165mmクランクで40kmほどサイクリングしてきました。170mmとの比較は以下の通り。

  • 回しやすくなった
  • 膝が痛くならい
  • 余計な筋肉を使わない
  • 疲れにくい
  • ギアが少し重くなった

170mmで感じていたデメリットは、165mmにしたことでほぼ改善されました。といいますか、あきらかに165mmの方がラク。

ただし、ギアは少し重くなりました。テコの原理で、やはり長いクランクほうが少ない力で回転させることができます。しかし、これは乗り始めに感じただけで、しばらく乗っていたら慣れました。

それに、いくら長いクランクのほうが、重いギアを軽く踏めるといっても、クランク長が合っていなければ意味がありません。長距離でみるとただ疲れるだけ。私は短い165mmのクランクでくるくる回したほうが楽ちんなんです。

最初にも言いましたが、170mmで何ら問題のない人は、165mmに交換する必要はありません。

しかし、もしも上で述べた「こんな人は170mmが合わないかも」に心当たりがあるのなら、165mmクランクを試してみることをおすすめします。