アウターギア52Tと53Tでは、どれほどの違いがあるのでしょうか?
気になったので今回はそれを調べてみました。
サイズを比較
手前が52T、奥が53Tです。
重ねてみるも違いがわかりません。
気持ち53Tが大きいかな?という程度です。
スペックで比較
ギア | 52T | 53T |
---|---|---|
外径 | 217.6mm | 221.6mm |
ピッチ円直径 | 210.3mm | 214.4mm |
歯底円直径 | 202.6mm | 206.6mm |
サイズは約4mmの差しかありません。
速度を比較
スプロケット11Tで52T・53Tのときの速度を比較します。
以下は、20インチ(451)でケイデンス70の場合ですが、700Cでも同じくらいの差になります。
スプロケット | 52×11T | 53×11T |
---|---|---|
ギア比 | 4.82 | 4.73 |
速度 | 32.24km/h | 31.63km/h |
1キロのタイム | 1分51秒 | 1分53秒 |
結果、時速0.61kmの差がありました。
1キロを進む時間は2秒の違いが出ます。
データでみると誤差のレベルですね。
スプロケットのみ交換した場合
次にスプロケット1段の差をどのくらいあるか見ていきます。
アウターギアは53Tでスプロケットを11Tから12Tに交換した場合。
ギア | 53×11T | 53×12T |
---|---|---|
ギア比 | 4.82 | 4.42 |
速度 | 32.24km/h | 29.55km/h |
1キロのタイム | 1分51秒 | 2分1秒 |
時速は2.69kmの差があります。
1キロを進む時間は10秒の違いが出ます。
スプロケット1段の差は大きいですね~。
まとめ
53Tから52Tにしてサイクリングに出かけました。
しばらく走行してから「ああ、そいえば52Tにしたんだった」と思い出すレベル。
体感では何も感じませんでした。
上のデータで分かる通り、アウターギアを52Tから53Tにするよりも、スプロケット1段変えたほうが速度に影響があります。
それにスプロケット11T→12Tは体感でも違いがわかりますよね。
しかし、少しは速度に影響があることは事実。
より速く走りたい方は53Tにするべきでしょう。
サイクリング程度の使用では、どちらでもかまわないと思います。