車のタイヤの空気を「自転車用の空気入れ」で補充しているというと、ビックリされる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は普通に入れられます。
自宅で簡単に空気を補充できるようになるので、ロードバイクやクロスバイクを趣味にしていて「専用の空気入れ」を持っているなら活用しない手はありません。
エアコンプレッサーは手間がかかる
自宅で車のタイヤに空気を入れる際、「エアコンプレッサー」を使用する方も多いはず。
しかし、ちょっと空気を入れるだけなのに電源を繋いでコードを這わせて…などなど、準備と片付けの手間が煩わしいのも事実です。
加えて「ブブブブブ…」と大きな動作音が出るので、近所迷惑にならないか気になります。
自転車用の空気入れが使える!
- 一般的な乗用車:2~2.5気圧
- ロードバイク:7~8気圧
この通り、実は車の空気圧はロードバイクより全然低いので、ロードバイクに空気を入れるよりも軽い力で空気を入れることができます。
ただし車のタイヤは体積が自転車に比べ大きいので、ポンピングの回数は多くなります。
おすすめの空気入れ
- 最大11気圧(160PSI)以上
- 米式バルブ対応
- エアゲージ付き
- エアリリースボタン搭載
- 価格は5,000円前後
使用する空気入れは、ロードバイクに対応した高圧タイプで、「米式バルブ/エアゲージ/エアリリースボタン」の搭載は必須です。
また、ホームセンターに売っている安いものではなく、5,000円前後するものを選ぶとエア漏れしにくく、長持ちします。
わたしはTOPEAKの『ジョーブロースポーツ』を使用していますが、これで問題なく車のタイヤに空気を補充できています。
関連記事:フロアポンプはTOPEAK ジョーブロースポーツがおすすめな理由
空気の入れ方
車のタイヤに空気を入れる方法を紹介します。
指定空気圧を確認する
指定空気圧は、運転席側のドアを開けた所のセンターピラー部に貼られているラベルで確認できます。
例)240kPa = 2.4bar = 2.4気圧
kPaとbarの単位換算は容易にできるので覚えやすいです。
空気入れのヘッドを取り付ける
タイヤのバルブキャップは素手で簡単に外せます。
車のタイヤは「米式バルブ」になっているので、空気入れのヘッドを米式に切り替えてから差し込みます。
ヘッドをロックするときに少し空気が漏れるので、素早くねじ込む必要があります。
ちょっぴりコツが必要ですが、空気が漏れても焦らずに慎重にロックすれば問題ありません。
わたしはヘッドをエアボーンの『クイックポンプヘッド』に交換していますが、デフォルトのヘッドを使用しても問題なく装着できました。
エアゲージで空気圧を確認する
一度ポンピングするとエアゲージの針が反応し、タイヤの空気圧を確認することができます。
エアゲージが無いと別途「空気圧計」が必要になるので、必ず「エアゲージ付きの空気入れ」を選びましょう。
ポンピングする
20回のポンピングで0.1気圧ほど入れられました。
本体の持ち運びも楽ちんなので、5~10分もあれば4本のタイヤすべてに補充することが可能です。
エアリリースボタンで調整する
指定空気圧よりも少し多めに空気を入れてから、「エアリリースボタン」で空気を抜いて調整すると楽ちんです。
2.3気圧などメモリの中間で調整しづらいときは、一度2.4気圧まで入れてから「エアリリースボタン」で減圧してやれば簡単に合わせられます。
まとめ
「自転車用の空気入れ」を使えば、自宅でいつでも簡単に空気の補充ができます。
わざわざガソリンスタンドまで行ったり、煩わしいエアコンプレッサーを使う必要もありません。
高圧に対応した空気入れがあるなら、ぜひ車のタイヤの空気入れとして活用してみてください。