『自転車の教科書』という本を読みました。
この本は自転車書籍の中ではベストセラー。
自転車のポジションに悩んでいる方や初心者の方にぜひ読んでもらいたい。
電子書籍なら550円と安いです。
自転車の教科書とは
著者はプロライダーの堂城賢さん。
あなたは自転車の「正しい乗り方」を知っていますか。
本書は、全ての自転車乗りのための、日本で最初の教科書です。
骨盤を立てて猫背で乗る←間違い
「骨盤を立てて猫背で乗る」ロードバイクの基本ですね。
猫背のようにみえる状態が骨盤が立っているフォームです。
骨盤が寝ているからお尻が痛い。
骨盤を立ててサドルに座れば負担は軽減される。
今までこのような情報がネットにあふれていました。
実際、私はその情報を鵜呑みにして実践していた一人です。
でも、猫背乗りはペダリングがきつくないですか?
それは、この乗り方だと荷重がカカトに掛かるから。
つま先の拇指球に荷重が掛かるようにすれば自然とペダルがくるくる回る。
で、その姿勢はというと・・・
おじぎ乗り
「背中を真っ直ぐにして乗る」これだけ。
おじぎの姿勢です。
サドルはお尻の位置の下にセットして、ハンドルは自然に前へ手を振った位置でいい。
「自転車の教科書」ではこの理由を詳しく説明しています。
目からうろこ
以前、ロードレースをテレビで見ていて気になっていたことがありました。
レース映像で、プロ選手のフォームはどうなんだろうと注目していると・・・
あれ?背中がまっすぐな人が多い!?新城幸也選手もだ!
なんで?猫背で乗るもんじゃないのか?と思っていました。
そして、この本を読んで疑問が解決しました。
まさに、目からウロコなのです。
所々に挿絵が入っていて、実際にその姿勢を試すと、「なるほど~」と感心してしまう。
おじぎ乗りがいかに理にかなっていて、正しい荷重移動ができているか納得なのです。
終わりに
この本は、いい意味でわたしの常識を覆してくれました。
今までポジションに悩んでいたのが嘘のようにスッキリしました。
本を読み終えたら、だれもが早く自転車で試してみたい!と思うことでしょう。
この著者のプロの視点と知識には、ただただ頷くだけ。
内容も理論的で分かりやすい。
今まで、なんとなく猫背乗りってツライなー、背中伸ばしたほうが乗りやすくないか?
とは思っていたものの、これが正しいフォームなんだ!と勝手な思い込みや先入観がありました。
この本に出会っていなかったら、ずっと自転車に「ちゃんと」乗ることはできなかったでしょう。
一読の価値あり!