今回は以下の2点を紹介します。
- チェーンが外れたときの直し方
- 手を汚さずに後輪を外す方法
これらの作業はリアディレイラーの扱い方が鍵になります。リアディレイラーをうまく使うことで作業が驚くほど簡単になるんです!
自転車を始めたばかりの初心者の方ならきっと役に立つので、是非読んでみてください。
チェーンが外れたときの直し方
初心者のうちはディレイラー調整がうまくできず、チェーンが外れてしまうことが多いですよね。
チェーンが外れたら無理に回さず、すぐに停止してください。でないと大切なフレームに傷がついてしまいますよ。
で、肝心の直し方なんですが非常に簡単。
リアディレイラーを押しながらチェーンを引っ掛けるだけ。押す場所はプーリーと呼ばれる歯車のプレート部分です。
このプレートを親指でグッと押してください。すると、画像のようにチェーンがたるみます。
チェーンが外れたときなぜ直しにくいかというと、リアディレイラーのアームにチェーンが引っ張られているからです。ここを押すことでチェーンがたるむから直しやすくなります。
全体図にするとこんな感じ。チェーンはインナーギアに引っ掛けてください。
ね、簡単でしょ?
これでもうチェーンが外れてテンパることはありません。手の汚れも最小限で済みます。
最後に後輪を浮かせてクランクを回しましょう。
動作に問題がないか確認してください。
手を汚さずに後輪を外す方法
「チェーンが外れたときの直し方」でリアディレイラーを押してチェーンをたるませる方法を学びましたね。
これを応用すれば、後輪の取り外しも簡単にできます。
まず、基本である後輪の外し方を解説します。
タイヤは手で押さえて、フレームだけ持ち上げます。初心者はフレームを浮かせてホイールも動かしてしまうからうまく外せないんです。
そして、いざ外そうとするとチェーンがスプロケットにまとわりついてホイールが外れないという現象がおきます。
この原因はプーリーという歯車がスプロケットに引っかかっているためです。
対処法を知らない場合、チェーンを手でつかんで外してしまいますよね。これでは手が真っ黒に汚れてしまいます。
こんなことをしなくても後輪は簡単に外せるんです。
まず、リアディレイラーのプレートを親指と人差指でつまみます。
外れたチェーンを直すときは押しましたね。
今度は「引き」ます。
後ろに引くとプーリーも引っ張られ、スプロケットに引っかかりにくくなります。
こうすれば手を汚すことなく後輪を簡単に外すことができます。
後輪がうまく外れないときはプーリーを引っ張りましょう。
まとめ
- 外れたチェーンを直すときはディレイラーを押す
- 後輪を外すときはディレイラーを引く
以上、豆知識として覚えておいてください。
これらは実践で必ず役に立ちますよ!