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アルゴンプラズマ療法を体験した話 | 花粉症や鼻炎に悩む方必見!

花粉症対策でアルゴンプラズマ療法を受けてきた

鼻づまりに効果絶大!

アルゴンプラズマ療法を受けてきました。

花粉症やアレルギー性鼻炎による、ひどい鼻づまりに悩んでいる方におすすめの治療法です。

以下でアルゴンプラズマ療法の体験談を詳しく紹介していくので興味のある方は見ていってください。

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アルゴンプラズマ療法とは

上の動画を見てもらえれば理解が早いかと思います。

鼻の粘膜を焼いてアレルギーに対する反応を鈍くして症状を抑える治療法です。

なんでもレーザー治療より安くて手術時間も短いらしいです。

それに加えて組織が効果的に収縮するから有効性が高いそう。

つまり、レーザー治療よりコスパが良いのに同程度の効果が期待できるというわけ。

なぜ受けようと思ったか

花粉症用の薬、などネックスとアレロック

私の花粉症歴は20年と長い。

子供の頃からずっと患っています。

しかも通年性のアレルギー性鼻炎もあるから厄介。

ハウスダスト、ブタクサ、スギ、ヒノキなど1年中どちらか片方の鼻が詰まっています。

最近までは薬で抑えてきましたが、いい加減面倒になってきました。

いい年して鼻をすすってるのもみっともないので、今回思い切ってアルゴンプラズマ治療を受けることを決意しました。

治療が受けられる病院を探す

耳鼻咽喉科のドア

私は地元の耳鼻科で受けました。

「アルゴンプラズマ 〇〇市」と検索して家から近いところを適当に選択。

そこはいわゆる町医者なんですが、何回か通院して思ったことがあります。

それは大病院にしなくてよかったということです。

理由は以下の点が挙げられます。

  • 待たない
  • すぐ診てくれる
  • 治療がスムーズ
  • 予約日じゃなくても行ける

花粉症で病院が混まない時期なら30分以内に帰れることがほとんどです。

しかも普段の通院なら予約が要らないので、自分の都合のいい日に足を運べます。

ところが、大病院だとそうはいきません。

通院するたびに半日はつぶれてしまいますよね。

いざ耳鼻科へ

耳鼻科の中待合室

アルゴンプラズマ療法を受けるため、地元の耳鼻咽喉科を訪れました。

問診票に「花粉症」と「通年性の鼻炎」であることを書きます。

アレロックやナゾネックスを何年も服用していることも書き加えました。

そして、診察のとき先生に「アルゴンプラズマ治療を受けたいです」と伝えると・・・

「どこで知ったの?」と驚いた様子。

「ホームページで・・・」と答えましたが、あまり受ける人いないのかな?

ちょっと不安になりつつも、鼻を見てもらいます。

そしたら、「まずDVDを見て決めて」と言われました。

アルゴンプラズマ療法についてのDVD

個室で15分くらいアルゴンプラズマ療法についての紹介DVDを見せられました。

こんなのあるんですね~。

DVDを見終わったら、先生に受ける意志を伝えて2日後に予約を取りました。

左の鼻が狭いから、まず左側をアルゴンプラズマで焼いて様子を見るそうです。

でも、結局2ヶ月後くらいに右側も焼きました。

確かに右は左に比べて穴が広く詰まりにくかったです。

しかし、左はアルゴンをやって快適なのに右だけアレルギーに反応するのが不快でした。

準備と持ち物

ティッシュとマスク

この病院だけかもしれませんが、箱ティッシュを持参してきてくれとのこと。

たしかにあると便利です。

  • 箱ティッシュ
  • ハンカチ
  • マスク

以上の3点を持っていくとよいでしょう。

鼻をいじくるんで涙が出てくることがあります。

ハンカチかティッシュを手に握って手術を受けましょう。

あと右腕で通電用のアースをとるので、右腕の肘から手首までを剃る必要がありました。

食事は来院の1~2時間前に済ませておきます。

帰りは鼻に止血用の綿を詰めているのでマスクの用意も忘れずに。

アルゴンプラズマ療法の流れ

アルゴンプラズマ療法の手順

鼻の通りを調べる

午後の診察が始まる1時間前に来て手術を受けました。

まず、名前を呼ばれると「鼻の通りを調べる」と言われました。

使用するのは鼻腔通気度計というもの。

片鼻に栓をして鼻と口をマスクで塞ぎ、OKがでるまで呼吸します。

両鼻やって数値がでたらおしまいです。

鼻が詰まってると麻酔される

いよいよアルゴンプラズマ治療に入ります。

内心ドキドキですが、カーゼで麻酔もするし大丈夫だろうと気楽に構えていたら・・・

いきなり左鼻の奥に針みたいなものをグイグイ刺され、心が折れかける(笑)

このときは左鼻が詰まっていたため、腫れを引かせる麻酔をしたっぽい。

ただ右鼻のときは鼻が詰まっていなかったから、針っぽいものは刺されませんでした。

鼻が詰まっていると麻酔の染みたガーゼを奥まで入れられないので仕方がない。

鼻に麻酔の染みたガーゼを詰める

次に、麻酔を染み込ませたガーゼを鼻の穴にしこたま詰め込みます。

奥までギュウギュウに詰めたら、待合室に移動して10分間待ちます。

つらいのはこの1回目の麻酔まで。

麻酔液が喉に落ちたらティッシュに吐き出します。

私は我慢してたので喉がしびれました(笑)

2回目の麻酔

10分経ったらガーゼを取り出して2回目の麻酔をします。

今度は注射の麻酔です。

しかし、ガーゼの麻酔が効いているのでちっとも痛くありません。

上の歯と鼻周辺の感覚がなくなります。

さらに、麻酔のガーゼを詰め込んでまた10分待ちます。

アルゴンプラズマで焼く

いよいよアルゴンプラズマで鼻の粘膜を焼きます。

診察のときに座る椅子でやります。

頭を上向きにしてアルゴン中は目を開けてはいけません。

右腕に通電用のアースをペタッと貼り付けられます。

焼いてるときはピーという音が鳴り、粘膜の焦げたニオイがしてきます。

生肉をガスコンロで直に炙ったようなニオイです。

鼻の粘膜に微振動を感じますが、基本痛みはありません。

しかし、麻酔の甘いところがあるのか一瞬だけ痛いことが2~3回ありました。

右鼻のときは全く痛くなかったので麻酔があまかったのかも。

痛いときは申し出れば、追加で麻酔してくれると思います。

治療は片鼻5分ほどです。

終わったら鼻に綿を詰め込んで待合室で10分待ちます。

出血がないか確認する

最後に出血がないか確認して終わりになります。

病院への滞在時間は1時間半ほどです。

流れをまとめると以下のようになります。

  1. 鼻の通りを機械で調べる
  2. 穴が狭い場合は麻酔で広げる
  3. 麻酔のガーゼを詰め10分待つ
  4. 麻酔の注射を打つ
  5. 麻酔のガーゼを詰め10分待つ
  6. アルゴンプラズマで焼く
  7. 出血がないか確認して終わり

鼻血は左鼻のときは最初だけでましたが、右鼻は出なかったです。

治療後

アルゴンプラズマ療法を受けた鼻の穴

不思議なことに麻酔が切れても全く痛くありません。

いちおうロキソニンを処方してもらったのですが必要ありませんでした。

治療後しばらく経つとひどい鼻づまりになります。

一番つらいのは3日目あたりまでです。

アルゴンプラズマ療法をした日にやってはいけないことは以下の通り。

  • 鼻をかまない
  • 飲酒
  • お風呂
  • 激しい運動

翌日以降は大丈夫です。

丸い脱脂綿、鼻に入れて止血する

はじめの3日間は鼻水が自然と落ちてくるので、常に鼻に詰め物をしていなければいけません。

外に出るときはマスクをして隠します。

私のところでは脱脂綿の丸っこいやつをもらいました。

ティッシュを丸めて詰めてもいいと思います。

つらいのはかさぶたを取ってもらうまでの数日間なので、それまでがんばりましょう!

カサブタを取ってもらう

アルゴンプラズマ治療後の鼻の粘膜モザイク

アルゴンプラズマ療法後のカサブタです。

見栄えがよくないので見たい方だけ画像をタップしてください。

私はアルゴンプラズマ療法をした日から5日後にかさぶたを取ってもらいました。

つらければもっと前に行っても大丈夫です。

カサブタを取ってもらうと詰まっていた鼻がスースー通るようになります。

しかし、黄色く粘っこい鼻水ですぐに詰まります。

腫れもまだまだ完全にはひきませんので不定期に鼻が詰まります。

再度カサブタがついたりするので、可能なら週に数回通えば早く楽になります。

治療費はいくら?

アルゴンプラズマ療法の料金

健康保険が適用されます。

アルゴンプラズマ療法の点数は手術で900点。

3割負担で片側2,700円です。

アルゴンプラズマをしたこの日は再診療込みで2,920円。

安いですね~。

両鼻やっても初診料や再診料が込みで1万円ほどでしょう。

通院回数は?

通院回数は最短で3回です。

両鼻だと6回になりますね。

  1. 初診でアルゴンの予約をとる
  2. アルゴンを受ける
  3. カサブタを取ってもらう

両鼻を一気にやってもいいと思いますが、カサブタをとるまでの数日は口呼吸なのでかなりつらいはず。

やはり基本は片鼻、1ヶ月後にもう片方が理想です。

手術後の経過

術後はひどい鼻詰まりになります。

そして、最初の1週間は鼻水が出まくりです。

箱ティッシュ4~5箱は使ったと思います(笑)

アルゴンプラズマ治療から1週間経つと、だんだん鼻をかむ頻度が少なくなります。

手術から20日以上経つと快適に鼻が通るようになるかと思います。

本調子に戻るまで1ヶ月とみたほうがいいでしょう。

また、花粉の時期は粘膜が腫れているのでアルゴンプラズマはやめておきましょう。

お医者さんもおすすめしないと言っていました。

あと冬は乾燥するので口呼吸で喉を痛める危険があります。

遅くとも12月までに手術を受けるといいと思います。

アルゴンプラズマの効果は?

鼻づまりには効果絶大です。

鼻がまったく詰まりません!

鼻水やくしゃみの頻度も減りました。

どれだけ鼻詰まりに悩んでいるかが、アルゴンプラズマを受ける決め手になるかと思います。

ただし、アレルギーにまったく反応しないわけではありません。

少しは鼻の穴が腫れるようですが、常に7割くらいは穴が開いたままです。

効果は鼻だけなので、目は痒くなるし涙も出ます。

そして、朝起きても鼻が詰まっていないので、昼に眠くなることがありません。

いびきも改善され、頭がスッキリしています。

効果は1~3年とのことですが、この快適さが少しでも続くなら次も絶対にアルゴンプラズマを受けます!

アルゴンプラズマ療法を怖がる必要はないです。

最初の麻酔が終わればあとは楽、耐えられない痛みではありません。

虫歯の治療のほうが痛いかも(笑)

なにはともあれ、鼻づまりがこれからも続く人生よりはマシですよ。

鼻づまりでお困りの方は、是非アルゴンプラズマ療法を検討してみてください。