普通の自転車チェーンからミッシングリンクに交換する手順を紹介します!
ミッシングリンクを取り付けるとチェーンの脱着が楽になり、チェーン掃除もはかどります。
今回紹介する工具を用意すれば、簡単にミッシングリンクを取り付けることが可能です。
また、ミッシングリンクには「向き」があります。ネットを見ていると間違った向きで取り付けている方もチラホラ見受けられます。
ミッシングリンクの正しい向きについても紹介しているので、よかったら見ていってください。
KMC ミッシングリンクとは
10速用
11速用
簡単にチェーンを脱着することが可能になるチェーンリンク。7~11速用まで揃っているので、自分の自転車にあったものを選びましょう。
また、シルバーのチェーンに同じくシルバーのミッシングリンクでは、リンクの位置がわかりにくくなってしまいます。そこで、ミッシングリンクだけ「ゴールド」にすることをおすすめします。
詳しくは『KMC ミッシングリンクをゴールドにして繋ぎ目を見つけやすくする!』で紹介しています。
用意するもの
この4点だけ用意すれば、ミッシングリンクの交換が可能です。
- ミッシングリンク
- チェーンフィキサー
- チェーンカッター
- ミッシングリンク専用プライヤー
それぞれの工具の使い方は、以下で詳しく紹介していきます。
チェーンの切り方
まず、チェーンを「チェーンカッター」で切ります。
適当な場所のピンを選んで、コマの中心にある丸いピンにカッターの棒を当てます。あとは力強く締め込めばカチッとピンを外すことができます。
画像のチェーンカッターは『無駄がなくコンパクト!おすすめのチェーンカッター付き携帯ツール』で詳しく紹介しています。
また、チェーンに引っ掛けている針金の工具は「チェーンフィキサー」というツールです。
チェーンを外すとリアディレイラーのアームに引っ張られてチェーンが広がってしまいます。
そうなると非常に作業がしにくいですが、チェーンフィキサーを使うことでチェーンの広がりを防いでくれます。
詳しくは『チェーンフィキサーで自転車チェーンを外したときの広がりを抑えよう』で紹介しています。
チェーンの取り外しには必須な工具と言っていいでしょう。
チェーンカッターで1個目のピンを外しましたね?画像のような状態になったかと思います。
さて、次に外すピンはどちらでしょう?
画像のピンを外してください。
油断していると間違えやすいので気をつけましょう。
このようになれば正解です。
これでミッシングリンクを取り付ける準備が整いました。
ミッシングリンクの正しい向き
ミッシングリンクには「向き」があります。
取り付け前に正しい向きを確認しておきましょう!
ミッシングリンクがチェーンの上段にあるとき「10S」と正しく読める向きにします。
下段では向きが逆転するので「S01」となります。
今回は「下段」で作業しているので、リンクの向きを「S01」にして取り付けます。
こうすれば、チェーンを回転させたとき、上段では「10S」になるわけですね。
ミッシングリンクは基本素手でははまらないので、画像のように引っ掛けた状態にしておきましょう。
ミッシングリンクをはめる
専用プライヤーを使う
最後にミッシングリンクをカチッとはめます。
使用する工具は「ミッシングリンク専用プライヤー」です。この工具はリンクを外すだけではなく、はめることも可能。
今までミッシングリンクをいくつか交換してきました。私の経験上、すんなり素手ではまるものから、ガチガチに固いものまで様々。つまり、はめやすさには個体差があります。
ブレーキを掛けてはめる方法
ミッシングリンク専用プライヤーでも、うんともすんとも言わないくらい固いときはこうします。
リアブレーキをかけながら、ペダルを踏むと簡単にカチッとはまります。
これで取り付け完了です。
おつかれさまでした!
おわりに
これで簡単にチェーンを取り外せるようになりました。
取り外すときは「ミッシングリンク専用プライヤー」でコマを挟むだけ。チェーン掃除が楽になりますね。
私のおすすめチェーン洗浄方法は「ペットボトル洗浄」です。やり方は『自転車のチェーン洗浄はペットボトルを使うと楽ちん』で詳しく紹介しています。