手頃なツールケースを探していたところ、『パールイズミの防水ツールケース』が目に止まったので買ってみました。
ツールケースの特徴
ツールケースは、観音開きで中身が見やすく、アイテムを取り出しやすい反面、ボトルケージが1つ潰れてしまうというデメリットがあります。
- 観音開きで中身が見やすい
- アイテムが取り出しやすい
- サドルバッグより重心が下がる
- ボトルケージが1つ潰れる
- サドルバッグより容量が少ない
「サドルバッグ」と「ツールケース」で迷われている方もいると思いますが、どちらも一長一短あるので、自身の自転車スタイルに合わせて最適なものを選ぶことが大切です。
パールイズミの防水ツールケース
パールイズミのツールケースは、「防水素材」を使っていながら、価格は2,000円を切るというコストパフォーマンスの高さが魅力の商品です。
防水素材+止水ファスナー
「止水ファスナー」を閉めるとテープ部分が密着し、隙間から水が入り込みにくい仕様になっています。
本体そのものも防水素材です。
ちょっと残念なポイントは、「止水ファスナー」のせいで、カーブのところが少し固く、開閉がしづらくなっていることです。
ケース内部
内装は派手なレッドですが、内容物がはっきり見やすい配色になっています。
サイズと重量
外寸は、実測で約180×70mmほど。
内寸は、約170×60mmです。
重量はたったの86g。気するほどの重さではないでしょう。
アイテムを収納してみた
参考までに、わたしのツールケースの中身を紹介します。
- 携帯ワンタッチポンプ
- タイヤレバー×2本
- 携帯マルチツール
- パンク修理用パッチ
- チェーンカッター
- KMCミッシングリンク
- 予備チューブ
- チェーンフック(クリップで自作)
※自転車のタイプや走りのスタイルなどで持っていくものは変わります。
小物はバラけないように100均で買ったミニポーチにまとめて収納。
これで、すべてのアイテムがぴったり収まります。
両側のネットに物を入れると、ケースの中で暴れるのを防ぐことができます。
ちなみに、重量は491gありました。
高さは170mmまで対応
個人的にパナレーサーの携帯ポンプが入ったのが嬉しいポイントです。
高圧でも軽い力で入れられるポンプなので、これが入るとパンク修理が楽になります。
内寸の高さは170mmまでなのでギリギリです。
購入前に自身がどう収納したいかをイメージし、内寸のサイズを確認しておきましょう。
関連記事:高圧でも軽いポンピング!パナレーサーの携帯ミニポンプがすごい
ボトルケージに設置
ロゴも含めてオールブラックなので、どんな自転車にも合わせやすいデザインです。
本体が滑りにくい素材のため、ボトルケージからの抜き差しがスムーズとはいきませんが、そのぶん脱落する危険性はなさそう。
わたしの折りたたみ自転車は、ボトルケージが1つしかないので、バイクガイの『どこでもケージホルダー』をシートポストに増設しています。
マジックテープ式ですが固定力は強力。シートポストやハンドルポスト、フレームなどに巻くことができます。
防水性能について
残念ながら、このツールケースは「完全防水」ではないため、過信は禁物です。
長時間の雨には耐えられない
防水性能を調べるため、雨の日に2時間ほど放置してみたところ…
中に入れていた新聞紙がビショビショに濡れていました。
どうやら長時間の雨には耐えられない仕様のようです。
縫い目から水が侵入する
ボディとファスナーは防水ですが、「縫い目」には防水加工が施されていないため、縫い目の溝に水がたまってしまうと、そこから水が侵入してきます。
もし完全に防水したいなら「防水タイプのサドルバッグ」にしたほうが無難でしょう。
少しの雨なら問題なし!
しかしながら、普通のファスナーよりも防水できることは確かです。
少々の雨ならケースの中身をしっかりま守ってくれるでしょう。
まとめ
- 最低限のアイテムを収納可能
- 防水ボディと止水ファスナー
- ファスナーのカーブが固い
- 完全防水ではない
- 内寸のサイズをよく確認する
- 価格が2,000円以下
防水機能を備えながら価格は2,000円以下!
デザインもオールブラックで無難ですし、必要最低限のアイテムを収納することができます。
機能性&コストパフォーマンス面で大変優れているため、是非おすすめしたいツールケースです。