ParkToolのチェーン洗浄器『サイクロン CM-3.5』を購入したのでレビューしていきます。
セット購入がお得!
チェーン洗浄器のみ単品で購入することもできますが、わたしは「洗浄液」と「ギアブラシ」がセットになった『チェーンギャング CG-2.4』の方を購入しました。
- サイクロン CM-5.3
- CB-4 バイオチェーンブライト
- GSC-1 ギアクリーンブラシ
値段が1,000円くらいしか違わないので、『サイクロン CM-3.5』を単品購入するよりもお買い得です。
サイクロン CM-5.3の詳細
本体のプラスチックは厚みがあり、フタも金具でばっちり固定されています。
ハンドルも握りやすく、全体的にしっかり作り込まれているので長く使えそうです。
回転ブラシは3つあり、一度にチェーンの上下、左右を掃除することができます。
チェーンの出口にあるスポンジは、洗浄液の「飛び跳ね」を防ぎます。
回転ブラシは、本体にカチッとはまっているので、逆さまにしても外れません。
チェーンに取り付ける
『サイクロン CM-5.3』をチェーンにセットします。
ギアをインナーに入れる
フロントギアが「アウター」に入っていると、洗浄時にチェーンが外れてしまうことがあるので「インナー」に入れておきます。
フタの金具を外す
フタを留めている金具はバネのようになっているので、指でパチンと簡単に付け外すことが可能です。
取り付ける向き
上のフタを外したら、ステッカー(スポンジ)のある方をクランク側に向けてセットします。
正しくセットできたら、チェーンを通して再びフタをします。
洗浄液を入れる
上の穴から「ディグリーザー」と呼ばれる油を除去する溶剤を注ぎます。
洗浄中に液体が少なくなってきたら、ここから補充することも可能です。
“FILL”のところまで「洗浄液」を入れます。
一度の洗浄で使用する量は約60mlです。
このセットに付属してくる『バイオチェーンブライト CB-4』は、お試し用なので263ml(約4回分)しかありません。
説明書によると、台所用の中性洗剤を薄めて代用することもできるそうです。
チェーンの洗浄をする
『サイクロン CM-5.3』を使ってチェーンを洗浄していきます。
ペダルを回転させる
ペダルを逆回転に「30回」まわしていきます。
飛び散り注意!
洗浄していると、どうしても「洗浄液」が垂れてきます。
部屋の中でやる場合は、床に「トレー」を置いたり、「新聞紙」を重ねて敷くなどの対策が必要です。
みるみる真っ黒に!
1回の洗浄でこれだけ真っ黒に。
「洗浄液」が減りましたが、ブラシが液体に浸っていれば問題ありません。
ブラシが隙間に入り込み、しっかり汚れをかき出します。
プレート側面の汚れも、ブラシで挟み込んで強力に除去できました。
洗浄後のチェーン
手作業では取り切れないチェーン内側の汚れまできれいに取れています。
汚れの残りやすい内プレートもピカピカです。
洗浄が終わったら、チェーンに残った液体をウエスで拭き取って注油したらおしまいです。
洗浄後のお手入れ
クリーナーを分解して掃除します。
廃液を吸わせる
「廃液」は、紙などに吸わせて「燃えるゴミ」として処分します。
底にある磁石
容器の底に「磁石」が付いています。
チェーンを洗浄した際、流れ落ちた「鉄粉」が再び付着しないように容器の底に集まるようになっています。
タール状の汚れを取ってみると、銀色に光っている鉄粉がたくさん取れました。
分解して掃除する
使い終わったら「台所用の中性洗剤」などで洗えばきれいになります。
「ブラシ・スポンジ・磁石・取っ手」はすべて外せるので掃除も楽ちんです。
ブラシとスポンジを交換できる
「ブラシ」と「スポンジ」は別途購入することができるので、劣化してきて洗浄力が落ちてきても安心です。
ギアブラシの使い方
付属のブラシは、スプロケットの掃除に使用します。
容器に「洗浄液」を入れて、ブラシを浸してからギアをブラッシングしてください。
まとめ
- 手を汚さずに洗浄できる
- チェーン内部までピカピカに
- しっかりとした丈夫な作り
- 中性洗剤でも代用できる
- 洗浄後の注油を忘れずに
- 交換パーツが用意されている
- 高かったけどいい買い物
安い「エーゼット」のものと悩みましたが、細部までよく作り込まれていたので、ケチらなくて本当に良かったです。
チェーンの汚れが気持ちいいほど、みるみる落ちてくれました。
すこし値段が高いですが、それだけの価値はあります。