緊急時用のメンテナンス道具として『TOPEAK Mini 9』を購入しました。
出先でのトラブルに備えて、サドルバッグに常備しておくのにぴったりなツールです。
TOPEAK Mini 9とは
必要最低限のツールが揃っており、サイズと重さも申し分ありません。価格は1,800円ほど。
コンパクトサイズですが、いざ使ってみると剛性感も十分で、きっちりボルトを締められます。
- 程よくコンパクト
- 質感・精度良し
- 必要な工具がほぼ揃ってる
- 小さい割にトルクをかけられる
- 収納ケース付き
備えているツール
- 六角レンチ:2mm、3mm、5mm、6mm/8mm
- 六角レンチ:2.5mm、4mm
- プラスドライバー(#2)
- トルクスレンチ T25
小さなボディの中に、最低限必要の工具がすべて揃っています。
サイズ
全長65mm、幅30mmほど。
厚みは20.5mm。
握りこぶしに収まるほどコンパクトなサイズです。
重量
重量は実測で91gありました。
自転車チューブ1本分と同じくらいの重さです。
緊急用として
家でちょっとしたメンテナンスをする時は『TONEの携帯マルチツール』を使用しています。
単純な使いやすさなら、工具の長い『TONE』の方が使いやすいです。
正直『Mini9』は落とさないように気を使いますが、そこは緊急用なので問題ありません。
強めにトルクをかけたいときは、片側を全開にすると握る部分が増えるので力を込めやすくなります。
関連記事:使い勝手を追求した「TONE」のマルチツール。まさにシンプル・イズ・ベスト!
収納ケースが付属
「収納ケース」が付属するのも嬉しいポイントの一つ。
とても柔らかな収納ケースなので、走行中の振動によるサドルバッグ内の衝突を和らげる働きがあり、小物同士がぶつかって傷がつくのを防ぐことができます。
また、クッション性もあるので、スマホなどと一緒にバッグの中に入れても傷をつける心配がありません。
Mini6と迷ったら
『Mini9』のひとつしたに『Mini6』という更にコンパクトな携帯マルチツールがあります。
仕様を比較
製品名 | MIni 6 | Mini 9 |
---|---|---|
仕様 | 六角レンチ 2mm 3mm 4mm 5mm 6mm プラスドライバー |
六角レンチ 2mm 2.5mm 3mm 4mm 5mm 6mm 8mm プラスドライバー トルクスレンチ T25 |
サイズ | L66×W28×H18mm | L66×W31×H20mm |
重量 | 73g | 92g |
Mini6とMini9のおもな違いは、「六角レンチ 2.5mm、8mm」と「トルクスレンチ 25T」の有無です。
これら3つのツールが必要になるかが、どちらを選ぶかのポイントとなります。
意外と使う2.5mm
ハンドルバーの「アクセサリー類」や「グリップの取り付け」によく「2.5mm」を使用します。
出先で角度調整をしたくなることがあるので「2.5mm」は意外と必要になってきます。
他にもシマノのSPD-SLペダルの固定力を調整するネジが「2.5mm」だったりするので、使っている方は「2.5mm」が必須となるでしょう。
8mmの使いどころ
「8mm」は、おもに「ペダル」や「センタースタンドの取り付け」に使用します。
使用頻度は少ないですが、「6mm」のところに「8mm」のソケットが付いているだけなので邪魔になりません。
トルクスレンチ T25
「トルクスレンチ T25」は、ディスクブレーキのローターを止めているボルトを固定するのに必須のツールです。
あとは「シマノ製のチェーンリングボルト」だったり、「特殊なアクセサリー類」でT25を使っていることがたまにあります。
出先で使うことは少ないですが、普段のメンテナンス時にあると心強いツールです。
2mmだけ極端に短い
2mmの六角レンチだけ極端に短いです。
これは8mmのソケットと干渉しないようにこの長さになっています。
ブレーキのクリアランス調整程度なら問題なく締められます。
しかし、使える場所が限定される場合もあるので、自分の自転車で2mmのネジを使っている場所をよく確認してから購入するようにしてください。
まとめ
- 収納時に場所を取らない
- ほぼ必要な工具が揃っている
- しっかりとした剛性がある
- あると便利な収納ケース付き
- 2mmだけ極端に短い
とてもコンパクトで持ち運びに便利な携帯マルチツールです。
いざという時にちゃんと役に立つだけのツールを備えているので、これを買っておけば安心です。