Amazonで自転車ボトルのレビューをみていたら『キャメルバック ポディウム アイス』の評価が高かった。
レビューによると夏場、2時間経っても冷たいままらしい。
同シリーズの“チル”というボトルを持っていますが、夏場は氷をマックスに入れても1時間前後で溶けてしまいます。
なのでアイスの評価は半信半疑でしたが比較のため購入。
今回は「アイス、チル、水筒」の3つのボトルを比較します。
方法は気温30℃の中、2時間放置してそれぞれの水温を測ってみました。
ポディウム アイスとは
「無印、チル、アイス」の3種類が存在します。
この中でも一番保冷力が高いのがアイスです。
アイスは宇宙船の断熱材にも使われる素材を用いた2重構造。
保冷力は標準的な自転車ボトルの4倍、チルは2倍になります。
水筒の代わりになるか?
比較に使用する水筒は「ピーコック 魔法瓶 AJC-550」。
飲み口が“直飲みタイプ”だからフタを開けてすぐ飲めます。
もし真夏でも2時間冷たさが持つなら水筒はお役御免。
アイスのほうが自転車用だけあって飲みやすく扱いやすいからね。
チルとアイスのキャップは同じ
キャップはチルもアイスも同じものでした。
透明なタグの外し方
はじめ「透明なタグ」の外し方がわかりませんでした。
強く引っ張るだけ
単純に強く引っ張ると3箇所ある切り込みのどれかが切れて外れる仕組みでした。
「アイス・チル・水筒」の保冷力を比較!
それでは本題。
キャメルバッグの「アイス」と「チル」、ピーコックの「真空断熱水筒」の保冷力を比較します。
アイス値段が高かったから頑張ってほしいな~(笑)
水と氷を入れる
冷蔵庫で冷やした水と小さめの氷を入れます。
氷は全部で21個あったので、それぞれに7個ずつ入れました。
水温計を用意
水温は水槽用の水温計で測ります。
放置前の水温
水と氷を入れたばかりの水温は、水筒が5.7℃、アイスが6.1℃でした。
室温30℃で2時間放置
室温は30.7℃。
それでは、このまま2時間放置します。
2時間経ちました。
室温は少し上がって31.6℃に。
2時間後の水温
飲み物が心地よいと感じる冷たさは“5~15℃”らしい。
これを基準に以下の結果を御覧ください。
チル(19.1℃):ぬるくなる前のギリギリの冷たさ
意外に健闘したけど、気温30℃が限界かも。真夏は厳しい。
アイス(15.3℃):快適な冷たさ
氷は残っていませんでしたが、2時間後もこの冷たさなら実用十分なレベル。氷をマックスに入れていたら、もっと冷えていたでしょう。
水筒(2.3℃):スッキリ爽快な冷たさ
圧倒的な保冷力!2時間後も氷が残ってた。しかも最初より冷えてる・・・。たぶん氷が中で溶けて更に水温が下がったのでしょう。
手で触れてもわかる断熱性
手で触れるとあきらかにチルは冷たい。
つまり、冷気が外に逃げてるってこと。
アイスは所々若干ひんやり、水筒は冷気を感じなく常温のまま。
断熱性からも「水筒>>>アイス>>>>>>チル」ということがわかります。
チルは水滴が発生
あとチルだけ結露して水滴ができてた。
氷を入れて外気温が高いと水滴ができるみたい。
アイスは底面だけ少し湿っていました。
まとめ
アイスは2時間までなら快適な水温が保てます。
噂通りの性能でした。
ただし、2時間後、アイス15.3℃に対して水筒は2.3℃なので水筒の代わりにはなり得ないです。
市販の固い氷やキンキンに冷やした水を使用したらもっと冷えていたでしょう。
チルは常温用として使うといいかも。
春秋冬の3シーズンなら快適に使えます。
水筒の保冷性能は別格だが、自転車に乗りながら補給したとき、すこし扱いづらいことが欠点か。
この夏は「水筒+アイス」で決まり!
この夏は「水筒+アイス」の組み合わせでいこうと思います。
サイクリング前半はアイスで補給。
後半疲れたところでキンキンに冷えた水筒で補給すれば、体がスッキリ生き返ること間違いなし!