DAHON Visc EVOのシフトインナーケーブルがほつれてしまったので交換します。
今回はリア側を交換します。
リアディレイラーはTIAGRA RD-4700、シフターも同じくTIAGRAのSL-4700です。
ケーブルの種類
シマノのシフトインナーケーブルはざっと見たところ3種類あるようです。
TIAGRA 4700シリーズと互換性があるのはオプティスリックになります。
調べてみるとステンレスでもポリマーでもとくに問題はないようです。
サイズ:1.2mm x 2100mm。
オプティスリックは、耐久性に優れた薄い電気的なコーティングが施されたシフトインナーケーブルです。
シフトインナーケーブルを交換する
オプティスリックは左下の黄緑色のケーブルが目印です。
ケーブルの色はグレーっぽい黒。
ワイヤーサイズφ1.2mm×2100mmが“1本”入っています。
フロントディレイラーも交換するなら2パッケージ必要。
あとエンドキャップが1個付属します。
古いケーブルを抜き取る
まず、古いケーブルを抜き取ります。
リアディレイラー付近のケーブルをワイヤーカッターで切断します。
シフターはTIAGRA SL-4700。
側面にあるネジをドライバーで外します。
このネジ穴からケーブルを抜き取ることができます。
裏面のネジを外す必要はありません。
レバーを操作して一番小さいギアにしておきます。
他のギアに入っているとケーブルを押し出しても出てきません。
ケーブルを押し込むとネジ穴からケーブルが出てきます。
最後まで引っ張り出しましょう。
新しいケーブルを入れる
新しいケーブルにグリスを塗ります。
私の使用しているグリスはモチュール テックグリス300です。
指で伸ばしながらケーブル表面すべてに薄く塗り込みます。
グリスを塗ったらケーブルを入れていきます。
リアディレイラーまできたら緩みがないようによく引っ張ります。
ケーブルをしっかり張りながらネジを止めます。
余分なケーブルをワイヤーカッターで切断します。
ネジから5.5cmくらいのところで切ると丁度いい長さになると思います。
エンドキャップを取り付ける
最後に“エンドキャップ”を取り付けます。
この工具はおもに電気工事士が使用するリングスリーブ用圧着工具というもの。
必ずしも必要ではなくペンチで代用できます。
こんな感じで圧着します。
ペンチで潰しても圧着できますが見栄えがよくありません。
圧着工具を使用すれば、このように綺麗な圧着跡が付きます。
工具によって圧着跡の形状が異なります。
以上でシフトインナーケーブルの交換は完了です。
圧着の必要なし!ねじ込み式のエンドキャップはこちら↓
まとめ
TIAGRA 4700シリーズと互換性のあるシフトインナーケーブルはオプティスリックです。
SL-4700は側面のネジ1箇所を外すだけでケーブル交換が可能。
圧着工具があるとエンドキャップを綺麗に圧着することができます。