今回は、まだ中身が入っているスプレー缶を簡単に処理することができるアイテム『スプレー缶ぽいぽい。』を紹介します。
スプレー缶を処分する際、周囲に塗料などの内容物を付着させず、安全に廃棄を行うことができるアイテムです。
中身のあるスプレー缶の処分に悩む
もう使うことのない古いスプレー缶を片付けたい!…しかし、中身がまだ残っているとその処分方法に悩むという方も多いでしょう。
しかもスプレー缶の内容物は、風の強さにもよりますが10mくらいは軽く飛ぶので、ご近所の洗濯物やクルマに塗料の粉末を付着させてしまったら大変です。
スプレー缶ぽいぽい。を使って処分する!
今回紹介する『スプレー缶ぽいぽい。』は、周囲に中身を飛散させずにガスだけを外に逃してくれる優れモノです。
- 本体容器(570ml)
- 2重のフタ
- ウレタンフォームのフィルター
- ロングノズル(3mm用、4mm用)
ポリプロピレン製の本体容器と、スプレー缶に取り付けるロングノズルが付属。
本体のフタは、フィルターを挟む2重の構造になっています。
スプレー缶ぽいぽい。の使い方
では、実際に使っていってみましょう。
本体容器に「ビニール袋」をかぶせたら、中身を吸収するための「ティッシュ」を適量詰め込みます。
使用するビニール袋のサイズは、「横20cm×縦30cm」前後のものがおすすめです。
つぎにスプレー缶の噴射口のボタンを外し、付属の「ロングノズル」を取り付けます。
ノズルのボタンは、径の違う2種類が付属しているので、どちらか適合するほうを取り付けてください。
フタの中心にノズルを差し込んで、フィルターを貫通させます。
ノズルの位置は、本体容器の真ん中より上くらいの浅めでOK。
噴射口にロングノズルを取り付けたら、2~3回プッシュして正常に中身を出すことができるか確認します。
あとは噴射口のボタンをガムテープで固定し、中身が空になるまで放置します。
作業は必ず「火気のない場所、風通しのよい屋外」で行ってください。
スプレーの中身はフィルターのおかげで飛散しませんが、可燃性のガスは排出されます。
中身を出し切った容器はフタを開け、しばらくそのまま置いておきます。
こうすることで、袋の中に溜まった可燃性のガスが抜けていきます。
すぐに袋を縛ってしまうと、可燃性のガスが中に残り危険です。
中身を乾燥させたら袋を縛り、燃えるごみの日にごみ出しをします。
空になったスプレー缶の処分方法は、各自治体の定めるルールに従ってください。
使用したロングノズルとフィルターは、目詰まりさえしなければ繰り返し使うことができます。
フィルター、ロングノズルはそれぞれ交換用のパーツが単品販売されているので経済的です。
【裏技】中身を取り出して利用する方法
本体容器に「紙コップ」や「ガラス瓶」をセットすれば、スプレー缶の中身を取り出すことができます。
別途「ガラス瓶」などに中身を保存したいとき便利です。
まとめ
- 中身を飛散させずに処分できる
- 2種類のノズルが付属
- ノズルとフィルターは再利用できる
- 作業は火気のない屋外で行う
『スプレー缶ぽいぽい。』を使えば、内容物があたりに飛散するのを防いでくれますし、ニオイもある程度は気にならなくなるので、ご近所にも配慮できるかと思います。
また、最近も室内でスプレー缶の処分を行なって、爆発事故を起こしたというニュースがあったばかりなので、スプレー缶の中身を抜く作業は必ず火気のない場所、風通しのよい屋外で行うようにしてください。