私の経験上、パンクしやすいタイヤというものがあります。
それは『小石がよく刺さるタイヤ』です。
ただ、タイヤに小石がめり込むこと自体は決して珍しいことではありません。走行後にタイヤをチェックして刺さった小石を取り除き、パンクを未然に防止することはメンテナンスの基本です。
しかし、それとは別に「とにかく小石が刺さりまくるタイヤ」というものがあるんです。
小石が刺さりやすいタイヤ
そのタイヤというのが「TIOGA ファストR-X」という20インチ451用タイヤです。2本で6千円もしましたが、ほんと買って後悔しています。
購入してから4ヶ月の間に5回も小石やガラスの粒が刺さってパンクしました。
商品説明には「街乗りからグラベルロードまでオールマイティに対応」とあります。グラベルロードなら砂利道に強いはずですが・・・小石が刺さりすぎてまともに使えません。
地方の国道や田舎の道路では、上の画像のように小石が散らばった道が多いです。避けて通るにも無数に散らばっているので無理があります。
そして、上のようなタイヤは、こういった小石が散らばった道にめっぽう弱い。長く走ると高確率でパンクします。
小石が刺さるとスローパンクしやすい
小石が刺さることで起こるパンクの特徴として、ゆっくり空気が抜けていく“スローパンク”があります。
通勤や通学時にスローパンクしていて、帰ろうとしたら空気が全部なくなっていたというパターンを経験した方も多いのでは?
走行中、だんだんペダルが重くなってきたり、家に帰ってからタイヤがぺたんこになるのは小石によることが多いのです。
こちらは2箇所に小石が刺さっています。
大した小石じゃないと思って取り出してみると・・・
こんなに大きい小石がめり込んでいました(汗)
これを放置しておくとパンクの原因になるので、走行後のタイヤチェックは欠かせません。
タイヤ表面がボコボコ穴だらけ
購入から4ヶ月でタイヤが穴だらけ。週末しかサイクリングしないのに、まるで通勤で酷使したタイヤのようになってしまいました(泣)
あと、タイヤ表面がぶつぶつに荒れているのは、アスファルトや小石で傷ついているからだと思います。とにかく弱すぎます。
普通のタイヤなら弾くであろう、こんなに小さな粒も刺さってしまう始末。
パンクしないタイヤなんてありませんが、適正空気圧なら軽量タイヤであっても、小石程度は弾くのが普通です・・・
小石が刺さりやすいタイヤの特徴
小石がめり込みやすいタイヤの特徴は以下の2点。
- 表面がベタついてる
- 柔らかくて弾力がある
まず、表面が微妙にベタついていて、指で触れると張り付く感じがします。これが小石を引き寄せているのだと思います。また、タイヤに爪を当てると柔らかい弾力があって、いかにも小石が刺さりそうな感じ。
こういうタイヤって“軽量タイヤ”に多いような気がします。はじめから舗装路を走るようにできてるんですかね?
対処法は他のタイヤに交換するしかない
昔ロードバイクに乗っていたとき、今回と似た性質のタイヤを使っていたことがあります。それも小石が刺さりやすくてパンクが頻発しました。もちろん適正空気圧で使っていましたし、高圧にしてもみても駄目。
もし、あなたがこんなタイヤに出くわしてしまったら、やることは1つ。
『ささっと他のタイヤに交換するしかありません。』
このような小石が刺さりやすいタイヤは、購入したばかりでもすぐにパンクしてしまうという特徴があります。もう何をしても無駄。その後も小石が刺さりまくってパンクしまくります。
せっかく、高いお金を出したから長く使いたいのはわかりますが、運が悪かったと諦めてください。早いうちにメルカリ等で売って、耐久性のある新しいタイヤを買うのが一番です。
で、私が新たに購入したタイヤは『シュワルベ デュラノ』です。
以前のタイヤと違って、ベタつかず、表面はかなり硬い。重量は少し増えましたが、外でパンク修理するハメになるよりだいぶマシ。
とりあえず、距離60km走ってきましたが、ひとつも小石が刺さってなくて笑ってしまった(笑)サイズは、20インチから700Cまで揃っています。
耐久性がある割に軽くて、よくまわるバランスの良いタイヤです。価格も安いのでコスパ抜群、人気があるのも頷けます。