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【初心者向け】フレンチ(仏式)バルブの空気の入れ方

フレンチ(仏式)バルブの空気の入れ方

ロードバイクやMTBなど、スポーツ車のほとんどには『仏式バルブ』が使われています。

バルブが異なれば空気の入れ方も異なります。快適にトラブルなく楽しむために、初歩中の初歩である「正しい空気の入れ方」を確認しておこう!

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ゲージ付きのフロアポンプを使おう

スポーツ車のタイヤには適正な空気圧があるので、ゲージの付いたフロアポンプが必要です。

TOPEAKのケージ付きフロアポンプ

フロアポンプを選ぶときは、ハイプレッシャーに対応していて、空気圧ゲージ付きの「仏式・英式・米式」3タイプのバルブに対応したものを選ぶと便利です。

ホームセンターなどに売っている安価なフロアポンプは、高圧になるとポンプヘッドから空気が漏れてしまったり、樹脂製のパーツが多いから耐久性がなく、やはり使いにくい。

満足のいくものを買いたいなら、最低4,000円以上は出したいところ。

タイヤの適正空気圧を確認する

タイヤには適正な空気圧というものがあり、推奨する範囲内で入れなくてはなりません。

自転車タイヤの適正空気圧がタイヤ側面に刻印されている

タイヤの側面に刻印してある「bar、psi、kPa」などの単位を探し、この範囲内で調整します(barやpsiなどが併記されていることが多い)。

例えば「7気圧」の場合は、「7bar = 700kPa = 100psi」となります。

psiは「0.07を掛けるとbarとほぼ同じ数値になる」と覚えておくとわかりやすくなります。

仏式バルブに空気を入れる

『仏式バルブ』の構造をよく知って、正しく空気を入れよう!

キャップを外す

仏式バルブのキャップを外す

まずは、バルブについている「プラキャップ」を外します。

仏式バルブ先端のネジ

キャップの下には、「バルブコア」と呼ばれる小さな突起があります。

バルブコアを緩める

仏式バルブ先端のネジを指で緩める

「バルブコア」を回転が止まるところまで緩めます。回しすぎても抜けることはないです。

仏式バルブのネジを緩めた状態

これが完全に緩んだ状態。空気が入っていると「バルブナット」が上に上がっていきます。

風紀を抜いた状態の仏式バルブのバルブコア

空気を完全に抜くと「バルブコア」は中に沈み込みます。

軽く空気を抜く

仏式バルブ先端のネジを指で押す

空気を入れる前に「バルブコア」を押し込んで、「プシュ」とわずかに空気を抜いておきます。

これをやることでパッキン部の固着が解け、空気が入りやすくなります。

ポンプヘッドを装着する

空気入れのアダプターを仏式バルブにさす

ポンプヘッドをまっすぐに差し込みます。

仏式バルブに空気入れのアダプターを押し込む

差し込みが浅いとヘッドから空気が漏れたりするので、しっかり奥までセットしてください。

レバーを起こしてロック

空気入れのレバーを起こしてロックする

ヘッドがバルブから外れないようにレバーを起こしてロックします。

ロック方法はポンプによって異なり、レバーを下げたり、ねじ込んでロックするタイプもあり。

空気を入れる

自転車のタイヤに空気を入れる

あとは希望の空気圧になるまでポンピングするのみ!

空気圧ゲージを見ながら自転車のタイヤに空気を入れる

ポンプのメーターを見ながらポンピングします。

指定の空気圧まで入れますが、自分の体重や乗り心地、路面状況によって空気圧を0.2気圧ずつ調整してみるのもよいでしょう。

ヘッドを外す

空気入れのアダプターを仏式バルブから外す

ヘッドをまっすぐ親指で押し出すようにすると簡単に外せます。

「バルブコア」を曲げないよう、バルブに対して垂直に引き抜くようにしてください。

バルブコアを締める

仏式バルブ先端のネジを締める

エア抜けを防止するため、「バルブコア」を締め込みます。

空気圧が高すぎた場合は、ここで先端を押して微調整してください。

バルブナットの緩みを確認する

仏式バルブのロックナットを締める

根本側にある「バルブナット」を指で締めておきます。

このナットは、リムにカチカチとバルブが当たるときの音鳴りを防止します。

キャップをすれば完成

仏式バルブのキャップを締める

最後にキャップを装着したら完了です。

このキャップは先端を保護するものですが、なくても問題ないものです。

おわりに

スポーツ車のタイヤは、少しずつですが常に漏れているので、2週間もすればタイヤが柔らかくなってしまいます。必ず走行前にチェックする習慣を身に着けるようにしてください。

また、自分の体重と乗り方に合った適正な空気圧を探して、いつもその空気圧であるように管理することが重要です。