日常的なメンテナンスやサイクリング中の調整で活躍する『携帯マルチツール』。
いざ購入しようとすると、種類や機能が豊富で迷ってしまいますよね。
そこで今回は、携帯マルチツールを選ぶ際に押さえておきたい4つのポイントを紹介します。
このポイントを参考に、自分にぴったりのマルチツールを見つけてください。
1. サビに強い材質であるか
携帯マルチツールの材質には、おもに左側の「つや消しタイプ」と右側の「クロームメッキタイプ」があります。
「クロームメッキタイプ」はサビに強く、メンテナンスが不要です。
一方、「つや消しタイプ」はサビやすいという特徴があります。
放置するとすぐにサビてしまうため、定期的に潤滑剤を薄く塗り、拭き取る必要があります。
2. リーチ(長さ)が適切であるか
六角レンチはリーチが長いほどボルトにはめやすく、少ない力で大きなトルクをかけることができます。
また、奥まった場所にあるボルトにもアクセスしやすくなるため、作業効率が向上します。
3. 握りやすい形状であるか
握りやすい形状は、左側のようなスタンダードな縦長タイプです。 この形状は手にフィットしやすく、力が込めやすいのが特徴です。
一方、ツールの種類が多くなると幅が広がり板状になりますが、これは持ちにくく、力が込めにくいというデメリットがあります。
また、コンパクトなタイプは収納しやすいですが、その小ささゆえに作業中は誤って落とさないように気を使います。
一方、右側のように適度な長さがあるものは、しっかりと握ることができて安心です。
4. 不要なツールが含まれていないか
携帯マルチツールを選ぶ際は、まず自分の自転車に使われているボルトのサイズを確認しましょう。そして、必要最小限のツールのみを選び、不要なものは省くことで使い勝手が向上します。
8mmの変換ソケットは、場合によっては邪魔になることがあります。
また、トルクスレンチや2.5mmの六角レンチが付いていないマルチツールも多いので、必要な場合は事前に確認することが重要です。
チェーンツールの必要性は使用環境によって異なります。
自宅での簡単な増し締め作業がおもな用途なら、チェーンツールがないマルチツールを選んだほうが使い勝手が良いです。
一方、ツールケースやサドルバッグに入れて持ち歩く場合は、万が一の事態に備えてチェーンツールが含まれているものを選ぶのが賢明です。
TONEのマルチツールが使いやすい!
わたしは、いくつかの携帯マルチツールを持っていますが、その中で最も使用頻度が高いのがこちらの「TONE(トネ)」です。
関連記事:使い勝手を追求した「TONE」のマルチツール。まさにシンプル・イズ・ベスト!
- クロームメッキ仕上げでサビに強い
- リーチが長く、力を込めやすい
- 長細タイプで握りやすい
- 最低限必要なツールが揃ってる
自宅でのちょっとした増し締めやアクセサリー類の取り付けに大活躍しています。
よく使用するサイズが片側に「2mm/2.5mm/3mm/4mm/5mm」と順番に並んでいるので、必要なツールをすぐに見つけ出すことができます。これにより、忙しい作業中でもストレスを感じることなくスムーズに作業を進めることが可能です。
また、工具メーカーのTONE製だけあって、自転車メーカーのツールと比較しても、その高いクオリティが際立っています。
まとめ
これから携帯マルチツールを購入する際は、以下の4つのポイントに注目してみてください。
- サビに強い材質であるか
- リーチ(長さ)が適切であるか
- 握りやすい形状であるか
- 不要なツールが含まれていないか
これらの点に注意を払うことで、より使いやすく、長持ちするマルチツールを選ぶことができます。