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英式バルブを米式バルブに変換して空気圧を測定できるようにしてみた

英式バルブと米式バルブそれぞれのメリット

シティサイクルによく使われている「英式バルブ」でも空気圧が測定できるように「米式バルブ」に変換するアダプターを買ってみました。

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英式バルブの長所と短所

英式バルブ

英式バルブの短所
  • 空気が漏れやすい
  • 空気圧の測定ができない
  • 空気圧の調整ができない
  • 虫ゴムの定期的な交換が必要
英式バルブの長所
  • 部品が手に入りやすい
  • どこでも空気を入れられる

英式バルブは、空気圧が測定できない

ママチャリなどに付いている「英式バルブ」は、空気圧が測定できない構造となっています。

英式と米式で比較する

英式バルブと米式バルブにフロアポンプの口金を取り付ける

空気圧ゲージ付きのフロアポンプで、「英式バルブ」と「米式バルブ」に変換したときの空気圧を測ってみました。

※画像の変換バルブについては、この記事の下で紹介しています。

結果

それぞれ「10プッシュ」しました。

英式バルブと米式バルブの空気圧を比較

空気圧が正確に測れる「米式バルブ」で入れた方は1.6気圧です。

一方の「英式バルブ」は3気圧とかなり高め。実際にタイヤを指で押してみましたが、3気圧の硬さはありませんでした。

構造上の問題

英式バルブの虫ゴム

「英式バルブ」に空気を入れるときは、「虫ゴム」の隙間を空気が押しのけて通ります。

空気が通る入り口は「虫ゴム」によって弁のように塞がれているため、一度入れた空気が戻ることはなく、空気圧の調整や測定をすることができないというわけです。

「英式バルブ」でも空気圧のメーターが動いていますが、これはポンプのホース内の空気圧であって、タイヤの圧力ではありません。

変換アダプター(英式→米式)

パナレーサーのエアチェックアダプター

パナレーサーの『エアチェックアダプター ACA-2』を使って英式バルブを米式バルブに変換します。

パナレーサーのエアチェックアダプターの中身

これを使えば「英式バルブ」でも空気圧を管理できるようになります。

英式バルブに取り付ける

パナレーサー エアチェックアダプター 各部の名前

取り付けはとても簡単!

英式バルブの袋ナットを外す

キャップを外し、「袋ナット」を取り外します。

英式バルブのブランジャーを外す

次に「虫ゴム」を外します。

空気圧が高いと「虫ゴム」が飛び出すことがあります。「袋ナット」と「虫ゴム」はゆっくり外すようにしてください。

英式バルブに米式のインナーアダプターを入れる

バルブに「金色の弁」を差し込みます。

英式バルブに米式のアウターアダプターを取り付ける

あとは「米式アダプター」を回して取り付ければOK。

英式バルブを米式バルブに変換完了

少しバルブの位置が高くなります。

フロアポンプを米式バルブにセットして空気を入れる

当然ですが「米式バルブ」に対応した空気入れが必要になります。

「米式バルブ」の場合、外出先で空気入れを借りるとき、空気入れの口金が対応していない可能性があるので注意。

空気入れのゲージ

空気が非常に軽く入れられるようになりました。

空気圧もバッチリ測定できます。

米式バルブのキャップを締める

最後にキャップを締めるのを忘れずに。

おわりに

この令和の時代に「虫ゴム」を交換したり、たまに自転車に乗るときに空気が抜けていたり、「英式バルブ」は今の時代に合っていない規格なのかもしれません。

今回紹介した変換アダプターに交換すれば、頻繁に虫ゴムを変える必要もなくなりますし、空気が抜けいて悲しい思いをすることもなくなります。